アメリカ現地時間・2月10日(日本時間・2月11日)に行われたAEW(All Elite Wrestling)のTVマッチ『AEW DYNAMITE』に、BULLET CLUBのKENTAが出場した。
※このAEWでのタッグマッチは、2月12日(金)18時頃~新日本プロレスワールドで配信予定
メインイベントで行われたKENTA&ケニー・オメガ vs ジョン・モクスリー&ランス・アーチャーに出場。試合ルールはリング以外の場所でのフォールも有効となる、フォールズカウント・エニウェアマッチで行われた。
KENTAはIWGP USヘビー級王座の挑戦権利証が入ったブリーフケースを携えて、新日本プロレスと同様の入場テーマで登場。リングインすると、コーナーに上りそのケースを高々と掲げる。続いてケニーがドン・キャリスを伴い、AEW世界王座のベルトを腰に花道を進む。
対する相手チームは、アーチャーがマネージャーのジェイク・ロバーツを帯同して登場。続いてモクスリーがUSヘビーのベルトを手に、KENTAをにらみつけてからリングイン。そして、USヘビーのベルトを誇らしげに突き上げる。
ゴングが鳴らされる瞬間、KENTAはモクスリーにブリーフケースで殴りかかると、ストンピングを乱打。KENTAはブリーフケースでアーチャーにも背後から殴打。
アーチャーはゆっくりと振り向き、KENTAに詰め寄る。すかさず、ケニーが背後からアーチャーの膝裏に打撃を見舞い、KENTAもブリーフケースを投げつける。そして、ケニーがアーチャーにコタロークラッシャーを炸裂。不安要素もあったKENTA&ケニーだったが、序盤から息のあった連携を見せる。
だが、ここでモクスリーがKENTAに反撃開始。ストンピングの嵐を見舞うも、これはケニーが救出。ケニーはモクスリーにストンピングを浴びせるが、KENTAは「俺の獲物だ」とばかりにカットに入る。そして、自身がストンピングを繰り出すが、ケニーがストップをかけ、二人は口論を始める場面も。
モクスリーに対し、ケニーが逆水平チョップ、KENTAがキックで反撃し、さらにトレイン攻撃を敢行。しかし、突進してきたKENTAを、アーチャーが死角からの豪快なショルダータックルで吹っ飛ばす。モクスリーもKENTAにラリアットを炸裂。
モクスリー&アーチャーは、KENTA&ケニーに対し、交互に串刺し攻撃をお見舞い。ケニーとアーチャーが争う中、KENTAとモクスリーが激しいエルボー合戦に突入! さらにフロントキックの応酬から、KENTAはgo 2 sleepの体勢に。しかし、モクスリーは切り抜けてデスライダーを狙う。すると、ケニーがスチールバケツでモクスリーに殴りかかってカット。そしてコーナーにバケツをかける。
ケニーはモクスリーにカミカゼを見舞うと、セカンドロープに飛び乗りバケツをキャッチし、そのままムーンサルトプレスを敢行。さらにケニーがモクスリーの上にバケツを設置すると、KENTAがそこ目掛けて低空ドロップキックをヒット。
試合中盤は、4選手による場外戦が展開。なんと、KENTAとモクスリーは会場内のキッチンでも乱打戦を展開。モクスリーはKENTAを冷蔵庫に叩きつけ、さらに配膳台の上でパイルドライバーを狙うも、切り抜けたKENTAはDDTをお見舞い。そして、配膳台のうえでGAME OVERを決めるが、アーチャーが大量のジャガイモが入った段ボールで殴りつけてカット。
ケニーとモクスリーがアリーナに戻って激しい攻防を展開する中、アーチャーとKENTAもアリーナに戻り、入場ステージ付近でラフファイトを繰り広げる。
アーチャーは放送席にパワーボムで叩きつけようとするが、KENTAは脱出。そして、アーチャーのラリアットをかわすと、そのままダッシュし、段差のあるステージからテーブル上でグロッキー状態のモクスリーにダイビングフットスタンプを炸裂。この衝撃で両者は大の字になってしまう。
試合終盤、リングではアーチャーとケニーが対峙。ケニーは竹刀で殴りかかるが、アーチャーは受け止めるとヒザを使って真っ二つに。アーチャーは、ケニーの手をつかんでロープウォーク。そして、その状態からムーンサルトアタックを敢行。さらに、アーチャーはブラックアウトを狙うと、ここで“グッド・ブラザーズ”ことカール・アンダーソン&ドク・ギャローズが乱入。
混戦模様のリング上、ケニーはジェイク・ロバーツに手で作った銃口を向けると、Vトリガーを狙う。しかし、突進するケニーをモクスリーが有刺鉄線バットで迎撃。さらにアンダーソン&ギャローズも有刺鉄線バットの餌食に。
ここでKENTAがリングに戻り、中央でモクスリーを一気に担ぎ上げるとgo 2 sleepを爆発! しかし、アーチャーがショルダータックルでKENTAを吹っ飛ばす。アーチャーはKENTAとケニーをまとめてチョークスラムで叩きつけようとするが、二人は急所蹴りで脱出。
すかさずアンダーソン&ギャローズがアーチャーにマジックキラー。続いてケニーはアーチャーにVトリガーを見舞うと、片翼の天使を狙う。
しかし、アーチャーの巨体が持ち上がらず、アンダーソン&ギャローズがアシスト。最後はケニーが片翼の天使でアーチャーを豪快に叩きつけ、3カウントを奪取した。
試合後もKENTAは場外でモクスリーに馬乗りになってパンチを乱打。USヘビー級王座戦に向け、両者はさらに遺恨を深めた。
IWGP USヘビー級王者のジョン・モクスリーとKENTAのタイトルマッチは、2月27日(土)昼12時~新日本プロレスワールドの『NJPW STRONG』にて配信が決定している。
※このAEWでのタッグマッチは、2月12日(金)18時頃~新日本プロレスワールドで配信予定