12月22日、神奈川・ラジアントホールにて、ひさびさの復活となったTAKAタイチ興行が開催。『タカタイチハウス in 横浜』として、402人(超満員)の観客を集めた。
この日の第5試合は、スペシャルタッグマッチとして、TAKAみちのく&タイチvs本間朋晃&吉田綾斗という組み合わせが実現。
この試合は、新日本プロレスの11.23川崎大会の試合後、タイチがタカタイチハウスのチラシ(裏面に招待状)を持って本間を挑発。怒った本間はチラシを丸め自身の口に含むという行動で逆挑発。
全日本プロレス時代からおたがいをよく知る両雄。タイチが「おまえとはもう15年、16年の付き合いなんだよ、決着つけようぜ」と語れば、本間は「おまえが恐れるような、怖い先輩、本間朋晃、見せてやる」とコメント。
試合は、20分を超える激戦を展開。ともに意識しあう本間とタイチの激しい攻防はもとより、『WORLD TAG LEAGUE 2018』で海野翔太とのタッグで存在感を示した吉田も、TAKAとタイチに真っ向勝負を挑んでいく。
試合終盤、TAKAとタイチがスーパーKとジャンピングハイキックの合体技で吉田に怒涛の猛攻。しかし、吉田もヒザ蹴りからのPKでTAKAに逆襲!
ここへさらに本間がTAKAにこけしロケットを発射。これをカウント2で跳ね返したTAKAはみちのくドライバーで反撃を試みるも、この動きを見ていた本間がホンマクラッチで切り返して、逆転勝利をゲット。
しかし試合後、タイチはまだコンディションが本調子でない本間に対して「なんだ、このザマ。これでマトモに試合できたと言えるのか?」「あんとき首をケガして、やめとくべきだった」と罵詈雑言を浴びせる。
その一方で本間に対し、「テメーがその気だったら、覚悟あって、俺の前に立ってシングルやるんだったら、時間はいつでもいいよ」とシングル戦の可能性も示唆。
これを受けた本間は「今日はおまえの言う通りだよ」と自分の不甲斐ない点を認めつつも「でもよ、レスラーは諦めたら終わりなんだよ」「おまえにシングルで勝つ、覚悟しておけ!」とタイチとの決着戦を逆要求した。
なお、メインイベントとなった16人参加のバトルロイヤルでは、最終局面でタイチ、金丸義信、安納サオリ(女子レスラー)が生き残る。
金丸が狙ったウィスキー噴射を一度はタイチが阻止。しかし、安納が金丸の腹にパンチを見舞うと、金丸はタイチにウィスキー噴射。この混乱に乗じて、タイチをオーバー・ザ・トップロープで破った安納が優勝をはたした。
試合後、TAKAがマイクを握って「来年、『タカタイチマニアII』やります!」と宣言。しかし、日程や会場はまだ未定の模様。
最後は、TAKAとタイチがサンタクロース姿のあべみほと一緒に、「タカタイチ~?」「2番!」のやり取りで大会を締めくくった。
また、この日は第4試合で、金丸義信vs葛西純という異色のシングルマッチも実現。試合は、一度は両者リングアウトによる引き分け裁定となったものの、これを不服とする葛西がすぐさま“再戦”を要求!
このリクエストが認められた再戦は、序盤から葛西が額から流血。ハードコアな場外戦、打撃戦を交えたワイルドな展開となる。最後は葛西がレフェリーをイスで暴行する大暴走で、ノーコンテストになってしまった。
■12月22日(土)『タカタイチハウス in 横浜』
神奈川・ラジアントホール
観衆:402人(超満員札止め)
第4試合[タカタイチハウス スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負]
△金丸義信[5分37秒 両者リングアウト]葛西純△
再試合
金丸義信[6分30秒 レフェリーへの暴行により無効試合]葛西純
第5試合[タカタイチハウス スペシャルタッグマッチ 60分1本勝負]
〇本間朋晃&吉田綾斗[22分05秒 ホンマクラッチ]タイチ&TAKAみちのく×
第6試合[大阪居酒屋ひさ presents賞金争奪バトルロイヤル]
※16人参加
◯安納サオリ(7分54秒 オーバー・ザ・トップロープ)タイチ×