NJPW 40th anniversary レスリングどんたく 2012

日時: 2012年5月3日(木) 14:00開場　15:00開始
会場: 福岡・福岡国際センター
観衆: 6,500人（超満員札止め）

第7試合 30分1本勝負
スペシャルシングルマッチ

“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン
中邑真輔

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　かつてロス道場で共にトレーニングに励み、同い年でもあるアンダーソンと中邑が、3度目の一騎打ち。現在、両者の対戦成績は1勝1敗のイーブン。
　
　中邑が、アンダーソンをコーナー最上段に固定し、ガラ空きのボディへランニングニーアタックを食らわせる。そして、エプロンからもランニングニーアタックを食らわせ、アンダーソンの動きを止める。
　ニードロップで追撃した中邑は、アンダーソンを場外に追い出し、ミドルキック連射、鉄柱攻撃をお見舞い。しかし、リングに戻ったアンダーソンは、中邑の蹴り脚をキャッチしてトップロープへ固定し、背後からジャンピングフロントハイキック。そして、低空ドロップキックで中邑を場外へ蹴落とした。
　アンダーソンの攻勢は続き、ボディスラム、「ゴメンナサーイ！」と叫んでのセントーン、ジャンピングフロントハイキック。しかし、中邑がハンマースルーを切り返し、膝蹴り、後ろ回し蹴りで逆襲。
　そして中邑は、ボマイェを発射するが、アンダーソンがかわしてコーナーに激突させ、ジャンピングフロントハイキックで反撃。さらに、ランニングパワーボムで追撃すると、コーナー最上段からダイビングリバースガンスタンを敢行する。
　しかし、中邑がかわしてアンダーソンを自爆させ、飛び膝蹴り、リバースパワースラムで逆転。そして、脚を激しく震わせると、立ち上がれないアンダーソンに襲い掛かってグラウンドで膝蹴りを連射。
　さらに中邑は、フロントネックロックでアンダーソンを絞め上げ、リバースパワースラムを狙う。これをアンダーソンが回避すると、中邑はキックで動きを止め、ボマイェを発射。しかし、アンダーソンがかわしてスクールボーイで丸め込む。
　これを返した中邑が、アンダーソンの顔面にパンチを打ち込み、コーナー最上段からジャンピングボマイェを放つ。しかし、アンダーソンがゼロ戦キックで迎撃し、今度こそダイビングリバースガンスタンをさく裂させ、スピニングガンスタンで追い討ち。
　そしてアンダーソンは、両手でマットを激しく叩き、ガンスタンでフィニッシュを狙う。ところが、中邑が寸前で脱出し、バッククラッカーで逆転。そして、後頭部へボマイェを叩き込むと、正面からもボマイェを食らわせ、アンダーソンを轟沈した。

COMMENT

中邑「まるで、お互いの命を削り合うような試合。削る合うだけじゃない。お互いが研磨されていく。今回は俺が、俺の方が、切れ味がよかったんじゃねぇの？ヘイ、マシンガン！新日本に来て、何年目だ？まだまだ遠慮してんじゃねぇか？人生は一度。早くしねぇと、一生後悔することになるぞ」

アンダーソン「シンニホンプロレスリングファン、ゴメンナサイ！（日本語で）。でも、オレはキープ・ゴーイング……闘い続けるよ。今日の結果には納得がいっていないし、だからいつだってどこだっていい。シンスケ・ナカムラvsマシンガン、モウイッカイ！（日本語で）。次に闘うときは、必ずリベンジする。彼はオレにとって特別な存在であり、シンスケにフォーカスしているんだ。必ず再戦する！アリガトウ」