NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2011
- 日時
- 2011年1月23日(日) 11:00開場 12:00開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 2,005人(超満員札止め)
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第6試合 60分1本勝負
ダブル・メインイベントII IWGP Jr.タッグ選手権試合- (第27代王者組)
- (挑戦者組)
※挑戦者組が第28代王者組となるレフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
オメガがとデヴィットの先発で試合開始。両者は互角の勝負を展開し、同時にタッチ。これでリング上は飯伏対田口となる。飯伏がヘッドロックからのショルダータックルを繰り出すと、田口はリープフロッグからのドロップキックで反撃した。
その後、Apollo 55が連携攻撃を駆使し、飯伏とオメガを場外に追いやる。そして、2人同時にダッシュするものの、飯伏たちが素早くリングに飛び込み、2人同時のフランケンシュタイナー。さらに、2人同時のドロップキックで逆転に成功する。
ここからゴールデン☆ラヴァーズがデヴィットを捕獲し、一方的な試合展開となる。しかし、デヴィットはドロップキックで飯伏とオメガを同時に吹き飛ばして脱出。スイッチした田口は、飯伏にミサイルキックを発射。そして、飯伏とオメガを同時に捕まえ、リバースDDT、DDTを同時に決める。
飯伏対デヴィットの場面。デヴィットが串刺し攻撃をかわし、延髄斬りで反撃。さらにデヴィットは、オメガをドロップキックで排除すると、前方回転エビ固め。これを飯伏がすり抜けてローキックを放つものの、デヴィットがかわす。そしてデヴィットは、続いて放たれたその場飛びムーンサルトプレスも両膝でブロック。さらに、スワンダイブ式トペコンヒーロで追撃する。
劣勢の飯伏は、オーバーヘッドキックでデヴィットと田口を同時にダウンさせる。続いて、オメガもコタローフェースクラッシャーで2人を同時に叩きつける。そして、飯伏とオメガは、クロススラッシュで追撃。
ゴールデン☆ラヴァーズの攻撃は続き、飯伏、オメガの順で、その場飛びシューティングスタープレスを田口に見舞う。続いてオメガがコーナー最上段に上ると、デヴィットがジャンピングハイキックを食らわせ、コーナー最上段を占拠。だが、飯伏がバク宙キックで攻撃を妨害。するとオメガがデヴィットに波動拳を放ち、飯伏がジャーマンスープレックスを敢行。さらに、田口にはハイジャックファルコンアローを食らわせ、ゴールデンシャワーで追撃。しかし、その直後にデヴィットがフットスタンプを飯伏たちにヒットさせる。
オメガはゼロ戦キックでデヴィットを蹴散らし、田口にクロイツ・ラスを仕掛ける。これを田口がすり抜けてタイガースープレックスの体勢に入ると、オメガが切り返して高速タイガースープレックス。
しかし田口は、波動拳をトラースキックでブロックし、どどんからフォールするものの、飯伏がカット。するとデヴィットが、リバースブラディサンデーで飯伏を蹴散らす。そして、オメガにドリームキャストを食らわせると、合体技ブラックホールバケーションで追撃。そして最後は、新技ブラックサンデー(デヴィットのブラディサンデー&田口のどどん)を炸裂させ、田口がオメガから3カウントを奪った。
COMMENT
田口「非常に……。内容を求められた上での勝利が、義務づけられてたんでね。お客さんの声援も凄く聞こえてきたし、気持ちを高く保ちながら試合できたんで、いい結果に結びついたと思います。ベルトを取り返せたことがなによりもうれしい。フィニッシュ? ちょっと忘れちゃいましたけど、どどんとブラディサンデーの合体技ですね。その前のブラックホール(バケーション)が返されるとは思わなかったんでね。しっかり、どどんから行くバージョンだったんで、決まったかな、と思ったんですけど返されたんで。用意してあった、奥の手を使うしかないと。最後、決まってよかったです。(「TAKA選手、論外選手の挑戦について?」)そうですね。去年、負けたのはたしかにありますから、そこで逃げたらレスラー失格、男じゃないと思うし。そういう小さいところを突いてくるうまさ? そこはTAKA選手のリング上にも通じる部分はあるんで。細かい技術に翻弄されないように。世界を渡り歩いてきた二人なんで。気をつけたいし、次のシリーズでもいい。いつでも挑戦を受けます!」
——最後の技の名前は?
デヴィット「フィニッシュ? イッツ、ブラック・サンデー。ブラックホールバケーションのブラディサンデーバージョンだから。」
飯伏「……。ベルト獲られたのは……あんま考えられないですけど、いまは。最後、助けにいけなかったですね。でも、出し切りましたよ。自分のいま出せるものは。いや〜……わからないっす。なんで獲られたのか」
——いま、2勝1敗。ファンはまた再戦を望んでいると思いますが?
ケニー「いや〜、こうやって防衛失敗しちゃったのは、全然うれしくないね。ただ、自分の一部では、ちょっとヘンだけど、なぜかハッピーな気持ちもあるんだ。自分たちがベスト、そう信じていたけど、ひょっとしたら、まだベストではないのかもしれない。それを知って、少しハッピーに思う自分がいるのかな? またハードワークな練習をしなきゃいけないよね。ソーリー、イブシ……」
飯伏「ノーノー。おたがい限界までやったと思うんで。ホント完敗ですね。いい感じできてたんすけどね? でも、ホント、何回でもやりたいんで。ベルトとか関係なく何回でもやりたいんで。また、試合を組んでいただければ、いつでも、やらさせていただきます!」
ケニー「今日はさ、イブシのケガがあったからフェアじゃないよね?(笑いながら、飯伏の太もものひっかき傷を指して)」
飯伏「ハハハ。今日、入場したあと、ベルトを上げたらひっかいちゃって、それで流血しちゃいました(笑)」
ケニー「俺たちが負けたのは、この傷のせいだ!(笑)」
飯伏「ケニー、ごめん」
ケニー「ノーノー。もし、リマッチがあったら、今度は勝つから、そのときはコーラおごれよ?」