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序盤からカバナが攻勢に試合を進め、リング中央でシカゴクラブ(リバースボ ストンクラブ)を決めたところで、序盤にエプロンに立ったカバナの足をつかんだとしてバックステージへの退場を命じられていた女性マネジャー(ティラー・ ヘンドリック)がリングサイドへやって来た。ここにヤングバックも彼女を追いかける形でリングサイドに。そしてスーパーキックを放ったところ、ヘンドリッ クにかわされて背後に立っていたトッド・シンクレアレフェリーに命中。そのままダウンしたことで、リングは無法地帯と化した。
ヘンドリックもスーパーキックでKOしたヤングバックスは、BULLET CLUB Tシャツを手にリング上へ。そして闘っていたリーサルとカバナにそれを渡した。
今大会で新メンバーを予告していたBULLET CLUB。
しかし、自身が出場したセミファイナルではその気配はまったくなかったこともあって、この行為からメインに登場したどちらかが新メンバーなのでは……と思われた。
まさしくTシャツに腕を通そうとしたところで突然、会場が暗転。しばらくして点灯されると、リング中央にはBULLET CLUB Tシャツを身に着けたアダム・コールが立っていた。
「俺が新メンバーだ!」と叫んで合図を出したところで、ヤングバックスがスーパーキックを放って、リーサルとカバナをKO。さらに攻撃を加えているとセキュリティーがリングに飛び込んできた。彼らを次々とスーパーキックでKOするヤングバックス。さらにゲリラ・オブ・デスティニーの2人も加勢して、完全にBULLET CLUBがリング上を占拠した。
ヤングバックスの2人は、実況中のケビン・ケリーと解説のミスター・レスリングまでもスーパーキックでKO。タマ・トンガがリーサルの腕をトップロープ に、カバナの腕を場外フェンスにプラスチック製の紐で結び付けて動けなくして、そこにヤングバックスが何発もスーパーキックを叩き込む。BULLET CLUBの面々は最後、フェンスを乗り越えて観客席を突き破って姿を消した。
結果的に繰り出されたスーパーキックは「俺だけで50発以上」(ニック・ジャクソン)。正式な試合結果がアナウンスされぬまま、スーパーキックパーティーならぬ「スーパーキックバーゲン」で「GLOBAL WARS」は幕を閉じた。
日本のファンにとっては、新メンバーとして加入したアダム・コールの来日と、この日は姿を現さなかった現リーダー、ケニー・オメガとの関係が気になるところだ。