• 2015.8.17
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【G125】「誰が考えたか知らないが最高のシステム」『G1』覇者・棚橋が1.4東京ドームのIWGP挑戦権利証を獲得!【『G1』優勝会見】

 『G1 CLIMAX 25』優勝決定戦から一夜明けた8月17日(月)、8年ぶり2度目の優勝を遂げた棚橋弘至選手が会見を開いた。
 
 冒頭、新日本プロレスの菅林直樹会長が、2016年1月4日東京ドームIWGPヘビー級王座挑戦権利証を棚橋選手へ授与。
 
 自分が王者だったときは「この権利証はズルいな」と思っていたという棚橋選手だが、いざ自分が手にすると一気に心境が変化した様子。「ありがとうございます(笑)。これは誰が考えたかわからないけど、最高のシステムですね」と語り、「是が非でもこの権利証を守って、東京ドームのメインイベントに来年も出場できるようにやって行きます」と意気込んだ。
 
 25周年の節目として最大規模で行われた今年の『G1』を完走し、宿命のライバルである中邑真輔選手を倒しての優勝。新日本プロレスのエースとして、最高の形で“極みの夏”を締めくくった。
 
 「下半期、『G1』覇者として、新日本の中心に戻って来た者として、軸になる闘いを(する)。エース復活しましたんで。これからの闘いに大いに期待して下さい」と、決意を新たにしていた。

【写真:山本正二】

■棚橋弘至選手のコメント
棚橋「2015年『G1 CLIMAX』優勝しました、棚橋です。皆さん、応援ありがとうございました。これ(2016年東京ドーム大会メインイベントIWGPヘビー級王座挑戦権利書)をいただきました。自分がね、いろんなチャンピオン、IWGPのチャンピオンの時とかに、この権利書はズルイなと、ずっと思ってました。チャンピオンを差し置いて、東京ドームのメインイベントの出場権が得られるっていうのは、非常に納得いかなかったんですけど。まぁこの権利書を巡る闘いももちろんあるし、IWGPを巡る闘いもあると。最終的に持ってたら、ドームに出れるってことなんで。薄々は納得してたんですけど、こうして実際権利書を手にしてみると、ありがとうございます。これはね、誰が考えたかわかんないけど、最高のシステムですね、これは。是が非でもこの権利書を守ってですね、東京ドームのメインイベントに来年も出場できるようにやっていきます。改めて、昨日のメインイベントを振り返ると、反対側のBブロックから上がってきたのが中邑真輔っていうことで、ずっとライバルという風に見られてて、方向性とかね、レスリングのスタイルは全然違ったんですけども、違う形で新日本を思ってね、盛り上げてきた者同士、メインで闘えたことは良かったです。ただそのメインの試合勝った後に、中邑が差し出してきた手、最終的には握手しましたけども、あの握手の意味はまだボクはわからないので。今後どういう展開になっていくのか、ちょっと不思議な試合でしたね。とても長い『G1』のシリーズだったので、途中いろいろなアクシデントだったりとか、ケガ人が出てくるたびに、『明日は俺なんじゃないか』っていう、選手はそんな不安もいろいろ抱えながら走ってきましたけども、最終的には全員完走できたなと。そういう長く充実した闘いで、キツかった分、今年の『G1』は達成感があります。なので、なんの遠慮もせずに、これをいただきます。納得の権利書ということで。この権利書があることで、東京ドームまでの漠然としたイメージっていうのは、ファンの方も抱けると思うし。ここを巡る闘いであったりとか、その下半期、『G1』覇者として、新日本の中心に戻ってきた者として、軸になる闘いを、エース復活しましたと。これからの闘いに大いに期待してください。盛り上げていきます」
 
■質疑応答
——棚橋選手は今まで様々なベルトを奪取されて、いろいろな一夜明け会見を経験されてますが、この『G1』の一夜明け会見は違うものでしょうか?

棚橋「『G1』一度優勝してます。思い返せば、2007年の『G1』会見のあとに、実は結婚発表もしましてですね、結婚してから時差があったので、『実は結婚してました。すいません』って。なんか優勝会見なのに謝罪会見みたいになってしまったんですけども、今回は純粋に『G1優勝しましたよ』と、喜びの会見ができてよかったです。あとシチュエーションもね、ほんとにメインが始まった時の両者のコールが混ざって、もうなに言ってるかわかんないぐらいの耳をすんざくコールがあって。最終的にね、ボクがなんとか振り切って勝ったんですけども、中邑応援してるファンの方もいて、勝った瞬間に半分ぐらい帰ったらどうしようかなと思ったんですけど、皆さん残っていただいて。本音を言えばね、ずっとね、あの空間にいたかったっていう思いですね」

——『G1』の称号を手にしたことは、ベルトを手にしたことは違うと思いますが、メディアの反響など感じる部分はありますか?

棚橋「うーん、あのぅ、『G1』期間っていうものの大きな流れ、ダイナリズムというか、今回Aブロック、Bブロック分かれたんじゃないですか。なんかAブロックの選手が興行を盛り上げたら、次の日のBブロックの選手は、それに対してジェラシー『もっと上いってやるぞ』という気持ちがあって。でまたBブロックがとんでもない試合したら、『オイオイ、Aブロックも負けねぇぞ』って、なんかこうA、Bの対抗戦でもあったような気もしますし。そういった意味で言えば、決勝戦で、一日早くAJとの闘いを終えてたボクの方が、体のダメージとしては中邑より有利だったし、そういう運があったなと思いましたね」

——昨日の壮絶な中邑戦を振り返っていかがですか?

棚橋「ボクも首が悪かったんですけども、中邑の方が全然万全じゃなかったかなと。でもそういったものを試合で見せなかったのは、彼のプロとしての意地を見たし。でまぁ序盤から中盤、終盤にかけて、こっちがペースを握ってたっていう感じもなかったですね。ほんとに均衡した試合だったと思います」

——非常に激しく厳しい試合だったと思いますが?

棚橋「そうですね。その1試合だけをフューチャーすると、そういうことになるんですけども、やっぱり28日間闘ってきた集大成なので、その出場選手の思いだったりとか、日本全国で応援してくれた皆さんのパワーだったりを集めた、“エネルギーの結晶体”のような試合だったと思います。でまぁよく言れるんですけどね、ほんと一対というか、棚橋と中邑は。ボク、どっちかがいない新日本プロレスをイメージしてみたんですよね。棚橋がいない、で中邑がいる新日本プロレス。棚橋がいて、中邑がいない新日本プロレス。ちょっとイメージできなかったので。やっぱり中邑という存在があって、ボクというレスラーがきっと生まれたんだろうし、逆もまた然りということで。最近田口が、中邑を模倣して“ギタる”ってやってるじゃないですか、滾るに対抗して。アレはね、ボク田口がやり始めて思ったんですけど、“ギターる”だったとしたら、これは俺も入ってていいのかなと、ちょっと思いましたね(笑)」

——それが感想でよろしいですか?

棚橋「はい。それが締めでいいです。散々いいこと言っといて、“ギターる”で終わります」

——試合後、「中邑選手とライバル以上の関係を望む」というようなコメントを出されましたが、やはり中邑選手は特別な存在ですか?

棚橋「そうですね。もうほんとにファンの方の見方だったりとか、皆さんの見方が『棚橋と中邑はライバル』なので、棚橋と柴田とも違う、棚橋とオカダとも違う、内藤とも違うということでは、見られてるんですけども、逆に言うと、ライバル関係以外の物語がないんですよ。感情の揺さぶりだったりとか、その辺が。なので、その次のステップに行く段階にきてるんじゃないかなというような気はします」

——まだご自身の中で整理ができていないと言われていた握手ですが、そのあとさらに中邑選手は棚橋選手の手を上げ、その時の中邑選手の後姿を見つめる棚橋選手の姿が印象的でしたが?

棚橋「その辺はね、わかんなくていいのかもしれないですね。ただそのA、Bブロック交互にやってた公式戦の中で、前日に棚橋、AJがあったじゃないですか。まぁなんとかAJに勝って、Aブロック代表になったっていう試合も、ひょっとしたら見てて、Bブロックに影響を与えたかもしれないと。でそこに所属するユニットは抜きにして闘い抜いてく中で、自然とレスラー間のリスペクトっていうものが生まれていったのかもしれないですね。全部ボクの憶測ですけど」

——2007年に優勝した時、「自分たちの時代で必ずプロレスを爆発させます」とおっしゃってましたが、今回超満員のお客さんが集まって、込み上がてくるもあったと思いますが?

棚橋「そうっすね。やっぱりいろいろ言っとくもっすね。いや、本心ですよ。自分の実力不足もあったし、満員にならなかった『G1 CLIMAX』の決勝っていう悔しい思いもあったんで出た言葉なんですけど、超満員になって盛り上がって、ありがとうございます。爆発しました」

——権利書を手にして、これを守り抜けば6年連続のメインイベントになりますが、ご自身の中で下半期、思い描いてるテーマはありますか?

棚橋「そうですね。『G1』中に負けてる試合もありますし。ボク、ファレに去年も負けて、0勝2敗の相手なので、ファレ。そして、広島でグリーンアリーナ進出したのに、最後締めれなかった悔しい思いがあるんで、内藤。この2人はドームの前に闘いたいなっていう気持ちはありますね。闘わないといけないですね」

——「(権利書は)誰が考えたか知らないが最高のシステムだ」というようなコメントもされていましたが、このシステムを最初に行使したのが、現IWGPチャンピオン(オカダ・カズチカ)ですが、IWGPチャンピオンは意識しますか?

棚橋「東京ドームのメインイベントっていうものよりも、ボクは上位概念にやっぱIWGPのヘビーのベルトがあるんで。また霞みかかってた頂の雲がパッと晴れて、頂が視界に入ってきましたね」
 
★バディファイトPresents G1 CLIMAX 25 一夜明け会見の模様はコチラから!!

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