1月18日、後楽園ホール大会の開始前に記者会見が開かれ、BUSHI選手の入団会見が開かれた。
出席者は、BUSHI選手、新日本プロレスの菅林直樹社長、全日本プロレスの内田雅之社長の3名。今回の決定に至った経緯と、それぞれの思いをコメントした。
■3名のコメントと質疑応答
菅林「昨年から全日本プロレスさんからレンタル移籍していたBUSHI選手なんですけど、僕の想像以上にいい選手であったことから、内田社長のほうに正式に『新日本に譲り受けたい』とお願いいたしまして、快諾していただきました」
内田「昨年からレンタル移籍ということで、こういう業界の中では初めての試みでやらせていただいたんですけど、BUSHI選手が新日本という舞台で活躍を評価されたのは、私にとっても非常にありがたいことで。今回の話を受けて相談した結果、本人が『新日本でがんばってみたい』ということでしたので、今日付けでレンタル移籍から移籍という形を取らせていただきました。こういうスタイルの移籍というのは、私たちの業界では非常に新しく、進歩的なことだと思いますので、また機会があれば進めて行きたいと思います。あと、BUSHI選手には与えられた新日本という新しい舞台で、よりいっそう活躍してもらいたいと思います」
BUSHI「全日本プロレスへの感謝の気持ちを忘れずに、これからは新日本Jr.の一員として、この(Tシャツの)ライオンマークを誇りに、改めて新日本プロレス所属・BUSHIとして、がんばっていきたいと思います。よろしくお願いします!」
——菅林社長は、いつごろから完全移籍の話を思っていたのですか?
菅林「僕の個人的な思いは、レンタル移籍をお願いしたときから、『できたら移籍して欲しいな』という気持ちは持っていました。それで先ほども言いましたけど、試合を見るにつれ、『正式にお願いしよう』という思いが強くなりました」
——BUSHI選手はそれを聞いてどう思いましたか?
BUSHI「改めて、違う舞台、違う団体に渡るという意味では、やっぱり衝撃がありました。でも、自分と同じマスクマンとして、(獣神サンダー・)ライガーさん、タイガー(マスク)さんという越えてみたい存在があるんでね。よかったと思います」
内田「もうBUSHI選手にとってみたら、帰る所がないので。新日本で実績を残してもらいたいと思います」
——全日本プロレスとして問題は?
内田「BUSHIという選手が新日本に行ってしまうので、それは痛いですよ。でも、BUSHIという選手を評価して下さっているというのは、我々がやってきたことに間違いはなかったということにもなるので。あと、ウチにはBUSHIではないけどSUSHIがいますので。そこはなんとか(笑)」
- 2013.1.18
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