9月10日、新日本プロレス事務所にて9月23日神戸で行なわれるIWGP Jr.ヘビー級選手権試合の調印式が開かれた。
同王座は、第64代王者の飯伏幸太選手(DDTプロレスリング)が、7日の後楽園ホール大会でKUSHIDA選手を倒し、初防衛に成功。その直後、田口隆祐選手とロウ・キー選手が次期挑戦者に名乗りをあげていたが、IWGP実行委員会の裁定で田口選手の挑戦が正式決定した。
田口選手は、「新日本Jr.の象徴を1日も早く取り戻す」と改めて宣言。一方の飯伏選手も「(ベルトを)ずっと持ち続けたいと思っているし、まだここでは負けられない」と、改めて長期政権をアピールした。
■両選手のコメント
田口「まず、ベルト挑戦をIWGP実行委員会の皆さんに認めていただいたことに感謝します。僕が言うのは一言だけ。新日本Jr.にベルトを必ず取り戻す。その一つだけです。必ずベルトを取り返します」
飯伏「まず田口選手と試合が決まって、凄く光栄です。去年の8月(1日)以来、1年ぶりのシングルマッチ(タイトルマッチ)が決まったんですけど、田口選手も去年から1年間で色々強くなったと思うんですけど、自分はそれ以上に進化してるはずなんで。いま、本当にベストな状態なんでね。自分は負ける気はないです。必ず防衛します」
■質疑応答
——田口選手としては、6月16日大阪大会でロウ・キー選手に敗れて以来、短いスパンでの挑戦となりますが?
田口「この前、負けて、一旦、挑戦する順番としては下になったかなと思ったんですけど。やっぱり『(BEST OF THE)SUPER Jr.』を優勝したというのが、自分の中で凄い自信になってますんで。ここでほかの選手に譲って、順番を待っているというのも、なんか自分の中ではそういう気になれませんでしたし。まあ、なんといっても、ベルトを1日も早く(取り戻す)。新日本Jr.の象徴ですから。それが新日本Jr.にないという状態は(いけない)。これまで新日本Jr.一筋でやってきましたんで、僕も。新日本Jr.代表として、「1日でも早く取り戻す」という気持ちから、こういう好行動を起こしました。別にこの前負けたから挑戦できないということではないですし。(SUPER Jr.で)優勝したときに『今年は貪欲に行きます』と宣言しましたんで、さっそくそれを実行したまでです」
——飯伏選手は、至宝奪還に燃える田口選手の気合いをどう感じますか?
飯伏「自分もやっぱりずっと(王座を)持ち続けたいって思ってるし。まだ、ここでは負けられないです」
——7日の飯伏vsKUSHIDAを見てどう思いましたか?
田口「まあ、さっき飯伏選手が『去年よりも進化してる』という表現をされましたけど、それを実感するような試合ぶりでした。僕もそれに負けないぐらい、去年から成長しているという自信がありますんで。KUSHIDA選手が『DDT、大嫌い』みたいな発言をしてましたけど、僕は逆で、飯伏選手のプロレスも好きですし、DDTさんのプロレスも好きですし。ですけど、僕のほうがそのプロレスよりも上回っているというか。そういう自信はありますんで。それをぶつけて、向こうの最高のプロレスを上回る、新日本プロレスのプロレスを見せるということですね」
——同じタイミングで挑戦表明したロウ・キー選手について、どう思いますか?
田口「このタイトルマッチに僕が勝って、ベルトを獲ったら、『SUPER Jr.』のあとの前回の挑戦のときに負けてますんで。今度は逆に僕がチャンピオンとして、ロウ・キー選手を迎え撃つ。ということになると思います」
●第7試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合<第64代王者>飯伏幸太
VS
<挑戦者>田口隆祐
※2度目の防衛戦
■NJPW 40th anniversary Tour Road to DESTRUCTION