5月31日後楽園ホールにて、2000年5月13日に亡くなられたジャンボ鶴田さん(全日本プロレス)の二十三回忌追善興行、「ジャンボ鶴田追善興行」が行われ、新日本プロレスからは、タイチ、永田裕志、鷹木信悟が出場した。
写真提供/週刊プロレス
■タイチが諏訪魔と白熱の攻防! 試合後、諏訪魔が永田を急襲すると、佐藤&田村が救出!
この日のセミファイナル、永田は諏訪魔とタッグを結成し、タイチ&TAKAみちのく組と対戦。タイチはこの日もあべみほさんを帯同して入場。諏訪魔はブードゥー・マーダーズとともに入場したことで、永田とのコンビネーションに不安が残る中、ゴングが鳴った。
試合は、タイチと諏訪魔の攻防からスタート。諏訪魔となかなか絡もうとしないタイチ。序盤のショルダータックル合戦は諏訪魔が制するも、タイチもフロントキックで応酬する。
試合は、中盤にかけてTAKAが捕まる展開に。途中、永田のキックが諏訪魔に誤爆する場面もあったが、ようやくTAKAからタッチすると、タイチは「やっちゃっていいんだね?」と永田を挑発、永田もエルボーで応戦していくが、タイチはキチンシンクやノド輪攻撃で苦しめていく。
その後、再び実現した諏訪魔vsタイチの場面。諏訪魔にとって、“かつての先輩”であるタイチを「クソ先輩が!」とののしりながら串刺しラリアット、フロントスープレックスで追い詰めるが、タイチもサッカーボールキックで反撃。
さらに両者はダブルダウン状態から、諏訪魔のラリアットとタイチのアックスボンバーが互角の相打ちとなり、タイチが払い腰を決め、ジャンピングハイキックで逆襲する場面も。
試合も大詰め、TAKAがジャストフェイスロックで諏訪魔を捕獲、タイチも聖帝十字陵で永田を同時に決めてみせるが、諏訪魔はラリアットで形勢逆転。だが、TAKAを捕まえた諏訪魔に対して、再び永田のキックが誤爆してしまう。
試合終盤、タイチが永田にバックドロップを放てば、永田もお返しとばかりバックドロップで反撃。最後は、TAKAが走り込んできたところを諏訪魔がカウンターでラリアット、強烈なバックドロップで試合を締めくくった。
試合後、諏訪魔は永田の握手を拒否すると、背後から歩み寄って仲間割れのバックドロップ! さらに、ブードゥーマーダーズが襲い掛かってリング上は大混乱。そこへ佐藤光留&田村男児が救出に入って、ブードゥー軍を排除。
佐藤はマイクを握って「そっちがその気ならな、こっちにだってやり方があるんだよ、永田さん!」と呼びかけ、「我々、佐藤光留、田村男児、ただいま戦力的に追い詰められています。あの心をなくした諏訪魔に、本当の正義(青義)を取り戻せるのは、永田さんしかいないです。一緒に闘ってください」と共闘を直訴。
永田は「諏訪魔、何がやりたいんだコラ!」と怒りを表明。さらに、佐藤&田村と握手を交わして、一緒に「1、2、3、ゼァ!」で締めくくった。
永田は6月19日(日)全日本プロレスの大田区総合体育館大会にも参戦が決定。因縁勃発の諏訪魔とタッグ激突が実現する。
■第4試合は、鷹木が4年ぶりT-Hawkとのタッグで青柳兄弟に勝利!
第4試合は、鷹木信悟が旧知の中であるGLEATのT-Hawkとタッグを結成、青柳優馬&青柳亮生の青柳兄弟とタッグで対戦。
入場時に、チャンピオンカーニバルの巨大な優勝トロフィーとリングに上がった優馬に対して、鷹木はKOPWトロフィーを持って入場もその大きさに唖然とする。
後楽園ホール「還暦祭」でも実現した鷹木との対戦に燃える優馬は、鷹木を指名して、試合スタート。激しい攻防から両者はエルボー合戦、優馬がドロップキックを炸裂させる。
試合終盤、鷹木&T-Hawkのコンビネーションから、鷹木が亮生にスライディング式パンピングボンバー。T-Hawkは優馬を分断させて場外へ。鷹木のMADE IN JAPAN狙いを、亮生がうまく丸め込み、ここからロープへ走ったが、逆に鷹木のパンピングボンバーを食らってしまう。
亮生は、ラ・マヒストラルで形勢逆転を狙うもこれはカウント2。さらにドロップキックを浴びせたが、走り込んだところを鷹木が捕まえてデスバレーボム炸裂。続いてパンピングボンバー、最後はMADE IN JAPANで亮生からカウント3を奪取してみせた。
試合後、今度は鷹木がチャンピオンカーニバルの優勝トロフィーを持ち込むと、優馬はKOPWトロフィーを持ちこむ場面も。トロフィーのサイズでは負けを認めた鷹木、試合後は優馬が再戦を要求すると、鷹木も握手を交わした。
試合後、「4年ぶり」となったT-Hawkとのタッグ結成に「本気出したら世界タッグはもちろん、IWGPのタッグも獲れるんじゃねえか」と十分の手応えを感じた様子の鷹木。
T-Hawkも「心の師は、CIMAかもしれないけど、プロレスの師は鷹木信悟だからよ」「この先、どうなるかわからないけど、鷹木さんもまたチャンスがあったら、いやチャンスは俺が自分から獲りに行く」と再会を誓った。
★6月19日(日) 全日本プロレスの大田区大会で、佐藤光留の世界ジュニアヘビー級王座にタイガーマスクの挑戦が正式決定! 永田は因縁勃発の諏訪魔とタッグ激突!!