いよいよ目前!! 1月4日(木)「ブシモPresents WRESTLE KINGDOM 12 in 東京ドーム」に向けて、恒例のカウントダウンインタビューも大詰め!!
今回は、ダブルメインイベントのIWGPヘビー級選手権で挑戦者・内藤哲也を迎え撃つ、ただいま“9連続防衛中”の絶対王者、オカダ・カズチカに直撃インタビュー!
■『ブシモ 5TH ANNIVERSARY WRESTLE KINGDOM12 in 東京ドーム』
2018年1月4日(木) 17:00~東京・東京ドーム
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■凱旋して以降、2017年が一番濃かった。一年通してベルトを持っていたのが初めてだったのも大きいと思います
──2017年はオカダ選手にとってどんな年でしたか?
オカダ ……濃かったの一言ですね(シミジミと)。ボクはとくに数字のことは気にしてないんですけど、IWGPヘビーの最長保持記録を橋本さん(真也)を抜かして更新したとも聞きましたし。
──2016年6月に内藤哲也選手からIWGPヘビーを奪還してから約1年半にわたり、腰に巻き続けていますね。
オカダ ええ。なんか、2017年がどうこうという感覚よりは、そのベルトを奪ったときから、ずっと地続きになっている気がします。
──王者としてここまで防衛ロードを突き進んだというか。
オカダ まあ、1.4東京ドームと6月の大阪城ホールケニー・オメガとやった試合も印象深いですけど、ほかにも2月に鈴木軍が帰ってきたり、3月にタイガーマスクWとやったり。4月の柴田(勝頼)戦、5月の(バッドラック・)ファレ戦もキツい戦いでしたし、そのあとにロサンゼルス大会や『G1 CLIMAX』があって、10月には両国でEVILと防衛戦をやって。あとはオフでもメディアに出る機会も多かったので……。自分でも「オカダ、がんばったな」って思います(笑)。
──なるほど。これまで棚橋選手が担ってきたプロレスへの入り口としての役割を、オカダ選手もバラエティ番組の出演などで務め上げているというか。
オカダ ええ。棚橋さんががんばってた頃よりも、いまのほうが試合数も露出も増えたと思うんですよね。だから、「ボクのほうがキツいです」と棚橋さんには言いたいですね(笑)。でもそういう新鮮な経験をすると、リフレッシュできるのも実感してるので。
──いま、自分が“プロレス界の顔役”だっていう意識は強いのでは?
オカダ そうですね……。(思い立ったように)アレ、中邑(真輔)さんがいなくなったのはいつでしたっけ?
――2016年の2月なので、もう2年近く前ですね。
オカダ もう、そんなに経ちますか。ボク、16年はそんなに忙しいなって思わなかったんですよ。細かく振り返れば、中邑さんがいなくなったときに「チャンピオンとしてなんとかしなきゃな」と思ったし、「『G1』がハードだったな」とかあるんですけど。でも、キツさで言えば、16年より17年のほうが上ですね。凱旋して以降、17年が一番濃かったと感じるのは、一年通してベルトを持っていたのが初めてだったのも大きいと思います。
■2014年の内藤さんには、“何もなかった”。その前の年の『G1』で優勝してましたけど、本当にそれだけだった
──今回の東京ドームではメインで内藤選手とIWGPヘビーを賭けて4年ぶりに対峙します。あのときと心境面ではどのような違いがありますか?
オカダ ボクはとくに変らないですけどね。内藤さんのほうが断然変ったんじゃないかなって。お客さんの支持率もまったく違いますから。2014年のときは、“何もなかった”ですからね。その前の年の『G1』で優勝してましたけど、本当にそれだけだったというか。
――その『G1』の優勝以降、内藤選手に対しては一部からブーイングが起こるようになったというか。
オカダ そうでしたね。
──14年のドームのときは、棚橋選手と中邑真輔選手のIWGPインターコンチネンタル王座戦とのファン投票の結果、実質的なセミとなりました。いま振り返っていかがですか?
オカダ ボクがIWGPヘビーの戦いですばらしいものを見せていれば、相手が誰とかじゃなくて、「オカダの試合をメインで観たいよね」ってなってたと思うんですよ。それよりも「棚橋vs中邑をメインで観たかった」ってことですし。内藤さんがこのときのことをいまだに根に持ってるみたいですけど、ボクもあれは悔しかったですから。勝ってもみじめだったのを覚えてます。それで大会が終わるわけでもないし。
──この当時、内藤選手はオカダ選手に強いライバル心を持っていました。でも、逆にオカダ選手は「ライバルだと思っていない」と冷たく突き放していたわけですが、いまはその見方も変りましたか?
オカダ 存在感は増してますけど、「まだかな」って思います。
──あ、いまの内藤選手でも“まだ”ですか?
オカダ 海外のインタビューだと、内藤さんの話題よりも、棚橋さんやケニーのことを中心に聞かれるんですよ。まあ、2017年のケニーのようにボクを利用して世界に名を轟かせてくれたらいいんじゃないかな、と。
――これまで二人は何度も名勝負を繰り広げてきましたが、レインメーカーとしては2012年3月の『旗揚げ記念日』が初めての激突でした。あの試合で、オカダ選手は棚橋選手からベルトを奪ったことが、まぐれじゃないのを証明したというか。
オカダ そうですね。あのときは旗揚げ40周年の舞台を20代の二人が締めたわけですけど、あそこが新しい新日本プロレスのスタートになったんじゃないかなと思いますね。
──以前は、棚橋vs中邑が新日本の黄金カードと言われていましたが、オカダvs内藤も長い時間をかけて物語を紡いできていると思います。ご本人的にはいかがですか?
オカダ どうですかね……、なるとしたらこれからじゃないですか? 棚橋さんと中邑さんの場合は、シーソーゲームみたいに抜いたり抜かれたりって感じだったと思いますけど、そうなるのかどうか? そういう意味で、今回の東京ドームは一つのポイントにはなる気がしますね。
■内藤さんみたいに「俺は感情移入できるレスラー」って言葉にするのは違う気がする
――内藤選手とは昨年6月以来の対戦となります。あの当時、オカダ選手は内藤選手のことを “IWGP初心者”と格下扱いしていましたが、今回の王座戦の発表会見では「内藤さんのカリスマ性は凄い」と認める発言も見られました。
オカダ 認めるところがありながら、また最近の内藤さんは変りつつあるのかなと思いますけどね。おかしなことをあまり言わなくなっちゃったというか。選手に対してより、お客さんに向けての言葉は多くなって、「なんかつまらなくなったな」って。前のほうが毒を吐いていた気がしますし、制御されてるなって思います。
──逆に内藤選手がオカダ選手について「お客さまが感情移入できない」と発言していることについては?
オカダ 感情移入させることも必要だと思いますけど、そこまで重要なのかなって。内藤さんみたいに自分で「俺は感情移入できるレスラー」って言葉にするのも違う気がするし。それは背中で語るじゃないですけど、自分で言うのは媚びているようなもんですよ。
──内藤選手はよく「手のひらの上に乗せる」と表現していますが、オカダ選手からすると媚びている、と?
オカダ そうですね。ウルトラマンみたいなヒーローの格好悪い姿って、普通は見たくないと思うんですよ。ボクは絶対的な強さを持ったヒーローのほうが格好いいと思うので。
――感情移入できるというのは、等身大に近いからというのはあるかもしれないですね。
オカダ ボクの場合はむしろ感情移入できないくらい、手が届かないからこそヒーローであり、スターだと思います。
――内藤選手の場合、紆余曲折を経ていまの地位を築いたという部分も、その姿を見てきたファンの共感を煽るというか。
オカダ それで感情移入できるっていうのはわかりますよ。だからこそ、判官びいきも起こるんでしょうし。でもそれはヒーローじゃなく、ヒーローの相手役というか。たとえば、内藤哲也はオカダ・カズチカにはなれないんですよ。でも、逆にオカダ・カズチカは自分の苦労を語れば、内藤哲也みたいになれるわけじゃないですか。
――オカダ選手も新日本への移籍時を含め、すべてが順風満帆で来たわけではないですよね。
オカダ でも、ボクはそういうことを口にするのが格好悪いことだと思っているので。
■東京ドームのメインは選ばれた人間しか上がれない。内藤さんが特別な気持ちを持つのもわかるんですけど、いまのボクにはあたりまえなんですよ
──内藤選手は今回、「vsオカダやIWGPヘビーより、初めてドームのメインに立つことが重要」と発言していますが、これについて思うことは?
オカダ ボクも“vs内藤”というのに、そこまで重きは置いてないですけどね。あくまで僕の中では防衛戦のひとつというか。内藤さんよりも何度も、IWGPヘビーの戦いを経験してきていますし。
――オカダ選手は今回が5度目のドームのメインですが、やはり特別な舞台ですか?
オカダ そうですね……、ボクも勝つまでけっこう苦労しましたからね(苦笑)。
――たしかに13年、15年と棚橋選手に敗退し、16年で初めて東京ドームのメインを勝利で締めくくりました。
オカダ 東京ドームのメインは選ばれた人間しか上がれないので、内藤さんが特別な気持ちを持つのもわかるんですけど、いまのボクにはあたりまえなんですよ。世界的に見ても、内藤さんよりもオカダ・カズチカの名前のほうが広く知られているわけですし。
――そこは王者としての自負がある、と。
オカダ 海外に行っても、「東京ドームのケニー戦は凄かった」って話しかけられる機会も少なくないですし、「日本まで『WRESTLE KINGDOME』を観戦に行きます」っていうファンもいましたから。ホント、1.4東京ドームは世界から注目されているイベントなんだなって思いますね。そのメインの重みは、誰よりもボクが実感してると思います。
――最後に今回の東京ドーム決戦にかける意気込みを、あらためてお願いします。
オカダ 楽しみにしているお客さんには、2012年の旗揚げ記念日や2014年の東京ドームでのボクと内藤さんの試合を観てもらえると、もっと興味を持ってもらえるかもしれないですね。内藤さんの戦い方ひとつ取っても、当時といまは間が違うと思うので。まあいずれにせよ、17年の東京ドームのケニー戦のときのように、世界が驚愕するような試合をして、しっかりと防衛したいと思います。
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2018年1月4日(木) 17:00~東京・東京ドーム
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■2018年1月2日(火)まで
・ローソンチケット (Lコード30104)
0570-000-732
http://l-tike.com/wk12
ローソン店頭ロッピー、ミニストップ店頭ロッピー
・チケットぴあ (Pコード 594-000)
0570-02-9999
http://w.pia.jp/t/wrestlekingdom/
※ぴあカウンター、セブンイレブン各店、サークルKサンクス各店(Kステーション設置店舗)、ファミリーマート各店(決済・引取のみ可)
※12時まで
・e+ イープラス
http://eplus.jp/njpw/ ファミリーマート各店(店内Famiポート)
・後楽園ホール5階事務所 03-5800-9999
■2018年1月3日(水)まで
【東京】
・闘魂SHOP水道橋店 03-3511-9901
・チャンピオン03-3221-6237