SUPER J-CUP 5th STAGE

日時: 2009年12月22日(火) 18:30開場　19:00開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 2020

第8試合無制限1本勝負
SUPER J-CUPトーナメント1回戦

丸藤正道
獣神サンダー・ライガー

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

丸藤がリープフロッグから掌底をかわし、不知火を狙う。しかし、丸藤を突き飛ばして回避したライガーが、カウンター掌底で反撃。
　対する丸藤は、トップロープを飛び越えると同時に体を反転させ、エプロン側からライガーにキックを浴びせる。さらに丸藤は、串刺し攻撃をかわしてコーナー最上段に上るものの、ライガーの掌底がさく裂。
　これで丸藤がリング下に転落すると、ライガーはスライディングキック、コーナー最上段からのダイビングボディアタック。そして、場外パワーボムホイップと畳み掛ける。
　リングに戻ると、ライガーが足4の字固めなどで丸藤の脚に集中攻撃。劣勢の丸藤は、串刺し攻撃をかわすと、追っかけラリアット、串刺しバックエルボーで逆襲。さらにトラースキックからフォールに行くものの、カウントは2。
　これに対しライガーは、串刺し掌底で反撃。さらに、丸藤のダイビングボディアタックを迎撃し、パワーボムホイップ。そして、丸藤の反撃を絶つと、サンダーライガーボム、CTBで追い討ち。
　劣勢の丸藤は、トラースキックで反撃し、不知火。そして、トラースキック、ローリングトラースキックと繋ぐ。これに対しライガーは、カウンターの空中胴締め落としで逆襲。そのまま押さえ込むものの、カウントは2。
　するとライガーは、力を込めた掌底を放つが、その手をうまくキャッチした丸藤が、前方回転式不知火を敢行。そして最後は、ポールシフトでライガーをマットに叩きつけ、3カウントを奪った。
　
　試合後、両者は正座して向き合い、お互いに礼。そして、握手と抱擁で健闘を称えあった。
　勝利を収めた丸藤は、2回戦でタイガースマスクと対戦する。

COMMENT

丸藤「よかったよかった。つえぇな。無事行くかな、これ。獣神サンダー・ライガーがこのトーナメントで最強ならね、この後やった事無い選手ってどうなんだろう？ (ライガーは)全てが完璧ですよ、ホントに。ほんのちょっとのスキを俺がつけただけなので。掌底きいた！最初の掌底が。もう俺、9ヶ月休んでいたので、その穴を埋められるようにしっかり頑張ります。(ライガーとは)またやりたいし、組んでみるのも面白い気がする。新日本とは対抗戦という形になっているけど、獣神サンダー・ライガーには特別な思いがわきます。(『試合後、リング上で正座してライガーに礼をしたが？』)俺、ウソつけないからさ。普段は平気でウソつくんだけど、リング上じゃウソつけねぇから。あれが本当の姿です。ありがとうございましたと。(次、対戦するタイガースマスクについて)彼も1回戦を突破しているわけだし、油断せずにガッチリいきます。ライガーさんていくつですか？ウチの佐野(巧真)さんとかと同じくらいですよね。あの世代ってなんなんですかね、凄い世代ですね。ありがとうございます」
　
ライガー「ま、強かったって感じかな？うまいだけじゃなくて、強さがあったってことかな。あと、(プロレスリング・)ノアとして背負っているもの。俺は大会をプロデュースして、開催した時点でどこか安堵していた部分があったかもしれない。彼はノアというものを背負って、青木（篤志）と一緒に来たわけだ。そして、青木がやられるのを目の前にして、ますます背負ったものが大きくなった感じかな。それに潰された感じかな。勝機はあったんだけど、うまいな！ノアの選手は、金丸（義信）もそうだけど、青木もそう。ノアの選手はうまいわ！強さという点では、ウチのタイガーマスクや金本（浩二）が上に行くと思うけど、ことうまさと言ったら、全体的にうまいな。アレは俺の苦手なタイプというか（笑）。言い訳じゃないけど、エル・サムライに分が悪かったり、うまい選手とやるとダメなんだな。吸い込まれるというか。最後の空中胴締め落とし、手ごたえはあったんだけど、あれが三味線（効いたフリをしていた）だったのかどうか知らんけど。まだ、金本、田口（隆祐）、（プリンス・）デヴィットも残ってるんでね。やってくれると思うよ……やらなきゃダメだし！彼たちの中から優勝者が出てほしい。（ファンからの花束を持って）こうやって、花束をくれるファンがまだいるんでね。勝利の花束にならなかったのが、悔しいね！」