新日本プロレス本隊vsBULLET CLUBの10人タッグマッチ。11・25大津では、天山&小島とジュース&ロビンソンが『WORLD TAG』Aブロック公式戦で対決する。また、前日(11月23日)の神戸大会では、ファレ&オーエンズとペイジ&裕二郎が同リーグ戦で対決。ファレ&オーエンズが勝利している。
キャラハン対ペイジで試合が始まり、キャラハンがいきなりツバを吐きかける。だが、ペイジも負けじとツバを吐いて報復。
その後、オーエンズがリングへ入ると、ジュースがキャラハンに加勢。オーエンズにセントーンを見舞うと、キャラハンはジュースを踏み台にしてジャンピングボディプレスを食らわせた。
天山対裕二郎の場面。裕二郎のフロントハイキックに対し、天山がカウンターショルダータックルで報復。すると、控えのペイジが天山のロープワークを妨害し、裕二郎とトレイン攻撃を仕掛ける。しかし、天山が脱出し、裕二郎にモンゴリアンチョップ連射を見舞う。
その後、天山&小島がヘッドドロップ&ジャンピングエルボードロップの同時攻撃で裕二郎に追い討ち。さらに、天山が串刺しラリアットに繋げるが、裕二郎が手に噛みついて逆襲。そして、天山の脚を取って転倒させ、低空ランニングフロントキックを食らわせる。
これで天山がローンバトルに追い込まれ、オーエンズがモンゴリアンチョップで挑発。これで客席からブーイングが飛ぶと、天山がカウンターマウンテンボムでオーエンズに報復。
スイッチした棚橋は、エルボー&太陽ブロー連射、カウンターフライングフォーアームでオーエンズに追撃。そして、棚橋が裕二郎にドラゴンスクリュー、棚橋&ジュースがファレにダブルドロップキックを見舞う。
棚橋の攻撃は続き、ダイビングサンセットフリップでオーエンズに追い討ち。しかし、オーエンズがカウンターフロントハイキックで流れを変え、低空トラースキックで逆転。
タッチを受けたレオは、ハンマーブロー2連射から棚橋にブレーンバスターを仕掛ける。しかし、棚橋がネックスクリューに切り返し、小島とスイッチ。
その小島は、レオに逆水平チョップ乱射を見舞い、串刺しジャンピングエルボーで追撃。そして、「いっちゃうぞバカヤロー!」と叫ぶも、ファレたちが急襲してトレイン攻撃をお見舞い。さらに、レオがバックフリップに繋ぐ。
続いてレオはTボムを狙うが、キャラハンがカットに入り、低空ダイヤモンドカッターで叩きつける。その直後、キャラハンはファレに串刺しボディアタックを見舞う。そして、ジュースとキャラハンがダブル串刺しボディアタックに行くが、ファレがカウンターでまとめて吹き飛ばす。
しかし、天山がラリアットでファレを場外へ落とし、小島&天山がレオにテンコジカッターを敢行。その直後、棚橋&ジュース&キャラハンがプランチャで裕二郎&オーエンズ&ペイジを分断。最後は小島がラリアットでレオに引導を渡した。
試合後、キャラハンが小島にキスを要求。小島に拒否されると、自分から小島の頬にキスをした。
天山「ちょっと、今まであんまり見なかったキャラだね。試合はまあ、彼のやる気とか、目を見たらわかるけど、ちょっと動きがね、雑っていうか、奇妙なヤツ連れてきたなって、ジュースのパートナー。まあ明日、公式戦でやるんですけども、今日の友は明日の敵っていうか、明日はしっかりと、ガッチリね、あの2人を、ジュースと“変態野郎”を食らわしてやりますよ。ふたつ目の勝利をゲットしていきます」
小島「まだまだタッグリーグ、前半の前半。そしてたったの1勝1敗。まだまだ長いタッグリーグ、テンコジに課せられた使命は大きい。そしてテンコジが担う責任も大きい。テンコジがやっていかなきゃいけないこといっぱいありすぎて、まだまだキャリア26年じゃ、まったく足りないんだよ。な? 俺たちがこれからどうやってまだまだプロレス界で生きていくのか。それをたくさんの皆様にお見せしたいと思います」
棚橋「これは、恋愛の駆け引きといっしょだな。来るとうっとうしいけど、いなくなるとジェイのことしか考えなくなる。なんで年下のね、若僧にね、俺が手玉に取られてんだって感じだけど、大丈夫。俺は試合も恋愛も百戦錬磨だから……笑うトコだから」
ジュース「今日は先に何か言ってやれ」
キャラハン「オオオ、そうか」
ジュース「次の公式戦はテンコジとだ」
キャラハン「テンコジか……」
ジュース「俺たちは今、4点だ」
キャラハン「コジマとテンザンとだな。叩きのめすだけだ」
ジュース「俺にとってはフレンド、トモダチだし、センパイだ」
キャラハン「俺はずっとお気に入りだったぜ。だけど明日は、俺の本当の友達と組んで闘うんだ。最高にお気に入りのヤツと組んでな。デスジュースvsテンコジ……待ち遠しいぜ。相手がレジェンドだからって関係ない。俺のキスであいつらの関係をブチ壊してやる」
ジュース「そういうことさ。とにかくテンコジを倒して得点を6に伸ばす。俺の友達が何をして、彼らがどうなろうと知らない。明日は対戦相手なんだからな。今日はチームメイトだったけど。試合になったら、そんなこと関係ない。6点目をいただくだけだ」
キャラハン「コジマの鼻テープも剥ぎ取ってやろうか」
ジュース「なんだって? 鼻テープを剥ぎ取るって?」
キャラハン「ああ、本気だぜ。わけのわからないものをつけやがって。剥ぎ取ってやるよ。ギミック・スティーブンスにでもなればいい」
ジュース「『ニュージャパン・ワールド(新日本プロレスワールド)』に加入してる人に、その意味はわかるな?」
キャラハン「とにかくギミック・スティーブンスだ。ギミック・スティーブンスだぞ。ギミック・スティーブンス」
ジュース「わかった、わかった。向こうへ行って、先にシャワーを浴びて来い。シャワーへ行け」
キャラハン「ギミック・スティーブンス、ギミック・スティーブンス、ギミック・ラティーブンス、ギミック・スティーブンス……(※と叫びながら控室の方へ)」
ジュース「わかったから。テンザン、コジマ、そしてナカニシ、ナガタ、みんな俺のセンパイであり、長い間、ドージョーで世話になったし、ヤングライオンの心得を教えてくれた……」
キャラハン「(※拡声器を手に戻って来て)ギミック・スティーブンス、ギミック・スティーブンス、ギミック・スティーブンス、ギミック・スティーブンス、ギミック・スティーブンス……」
ジュース「わかった、わかった。テンコジよ、明日はハードな闘いになるぜ」
キャラハン「ジュース、ジュース、ジュース、ジュース……」
※ジュースは“やれやれ、仕方ないな”という表情でキャラハンを控室に連れて行った。
※ファレ&オーエンズ&ペイジ&裕二郎&レオはノーコメント