ケニーがエルガンの猛攻の前に公式戦初黒星!
オカダは粘る小島を撃破し、全勝をキープ!
EVILは鈴木を下して価値ある一勝をゲット!
7月27日(木)、『G1 CLIMAX 27』第8戦が新潟・アオーレ長岡で行なわれ、Bブロック公式戦を中心に激闘が繰り広げられた。
メイン(第10試合)はBブロック公式戦、マイケル・エルガン(1勝2敗)とケニー・オメガ(3勝0敗)が激突。今年7月のロス大会でケニーに敗北を喫しているエルガンは、その雪辱を果たすべく、序盤から猛攻。しかし、公式戦3連勝と勢いに乗るケニーも真っ向から応戦。攻守が激しく入れ替わる試合展開に場内は大熱狂。最後はエルガンが急角度のバックドロップ二連発からバーニングハンマーを炸裂させて激勝。ケニーはついに公式戦、初黒星となった。
第9試合はBブロック公式戦、小島聡(0勝3敗)とオカダ・カズチカ(3勝0敗)が対決。余裕のオカダに対して場内はブーイング、逆に小島に対しては大歓声を送る。それをせせら笑うかのように、オカダはペースを握るも、小島は雪崩式コジコジカッターで反撃開始。終盤、幾度となくレインメーカーをかわし、ラリアットを繰り出していく。しかし、オカダは粘る小島をツームストンパイルドライバーからのレインメーカーで下し、公式戦全勝を守った。
第8試合はBブロック公式戦、鈴木みのる(2勝1敗)とEVIL(2勝1敗)による注目のシングル初対決が実現。両者は開始のゴングと同時に場外戦になだれ込み、その後も試合は荒れ模様に。終盤、デスペラードやタイチが乱入するも、BUSHIとヒロムが排除。最後はEVILが鈴木にEVILを炸裂させ、価値ある一勝を手にした。
第7試合はBブロック公式戦、矢野通(1勝2敗)とSANADA(1勝2敗)が対峙。矢野は持ち前のトリッキーな丸め込みで短期勝負を狙うが、SANADAはフォールを許さず。そして、矢野を花道に連れ出すとパラダイスロックで固め、さらにテープで固定。身動きの取れなくなった矢野はリングに生還できず、SANADAが技アリのリングアウト勝ちをスコア。
第6試合はBブロック公式戦、ジュース・ロビンソン(1勝2敗)とタマ・トンガ(1勝2敗)が対戦。左足のテーピングが痛々しいジュースだが、気迫を全開にし、タマに向かっていく。しかし、徐々に動きが落ちてくると、タマが一気にたたみかける。ジュースはヴェレノこそ執念で跳ね返すも、ガンスタンの前に万事休す。タマが2勝2勝で星を五分に戻した。
第5試合は7.29愛知のAブロック公式戦の前哨戦、棚橋弘至&デビッド・フィンレー組と後藤洋央紀&YOSHI-HASHI組が対峙。YOSHI-HASHIは棚橋を激しく意識し、相手がコーナーに控えているときも攻撃を食らわせる。後藤がフィンレーをGTRで屈服させたあとも、YOSHI-HASHIは棚橋に何やら言葉を投げかけ、激しい闘志を見せた。
第4試合は7.29愛知のAブロック公式戦の前哨戦として、石井智宏と内藤哲也がそれぞれ外道、BUSHIを引き連れて対戦。ともにコンビネーションプレーが冴え渡ったタッグマッチは、BUSHIが外道の丸め込みを切り返してフォール勝ち。試合後、内藤が顔面を近づけると、石井は帽子を奪って放り投げた。
第3試合は7.29愛知のAブロック公式戦の前哨戦として、飯伏幸太が岡倫之&北村克哉のヤングライオンを引き連れ、バッドラック・ファレ&高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズ組と対峙。飯伏はキックでファレからダウンを奪い、場内を沸かす。飯伏に続けとばかりに岡&北村も奮闘するが、BULLET CLUBはうまく相手チームを分断。最後はオーエンズがパッケージドライバーで岡を撃沈した。
第2試合は7.29愛知のAブロック公式戦の前哨戦、真壁刀義&田口隆祐組と永田裕志&川人拓来組による本隊対決。永田と真壁は公式戦を見据えて激しい攻防を展開。田口が川人をオーマイ&ガーアンクルで下した試合後も、真壁と永田は番外戦を繰り広げた。
第1試合は海野翔太&成田蓮組がザック・セイバーJr.&エル・デスペラードにチャレンジ。血気盛んに立ち向かっていったヤングライオンタッグだが、最後はデスペラードが成田をヌメロ・ドスで仕留めた。