ドラゴン・リーがヒロムを撃沈!
田口は金丸に技アリの勝利!
噂の男、マーティー・スカルが鮮烈デビュー!!
KUSHIDAはデスペラードに敗れて黒星スタート!
5月17日(水)、東京・後楽園ホールで『BEST OF THE SUPER Jr.24』の開幕戦を迎え、公式戦8試合が行なわれた。
メイン(第8試合)のAブロック公式戦では、現IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムが、『SUPER Jr.』初出場のドラゴン・リーと激突。これまで幾度となく死闘を繰り広げてきた両雄は、高度な技の読み合いを展開。両者、意地を真っ向からぶつけ合うも、試合終盤にヒロムはリーのマスクを破る暴挙。だが、リーはヒロムのお株を奪うコーナーへのデスバレーボムから、フェニックスプレックスホールドを炸裂させて激勝。試合後、リーが「ビバ・メヒコ! アイ・ラブ・ジャパン!」と雄叫びを上げると、場内は歓声と拍手に包まれた。
第7試合ではBブロック公式戦として、昨年度の『SUPER Jr.』のファイナリストである田口隆祐が、『SUPER Jr.』初出場の金丸義信と対峙。田口は尻攻撃を主体に試合を組み立てようとするが、試合巧者の金丸はペースを握らせない。終盤、TAKAがレフェリーの気を引いているうちに、金丸は田口に急所攻撃。しかし、田口も故意か偶然か、金丸の急所に蹴りをヒットさせ、最後は首固めで技アリの勝利。
第6試合のAブロック公式戦では、昨年度の『SUPER Jr.』覇者のウィル・オスプレイが、BULLET CLUBに電撃加入した初出場のマーティ・スカルと対決。スカルがランカシャースタイルのレスリングと、鳥を思わせる独特なパフォーマンスで場内の目を引き付ければ、オスプレイも持ち前の身体能力で歓声を呼ぶ。イギリス人同士が織り成す好勝負は、スカルがオスプレイのオスカッターをチキンウィング・フェースロックで捕獲し、ギブアップ勝ちをスコア。
第5試合ではBブロック公式戦として、現ROH TV王者のKUSHIDAと、3年ぶりの出場となるエル・デスペラードが激突。ゴング前に奇襲攻撃を仕掛けたデスペラードは、そのあとも反則交じりのラフファイト。KUSHIDAも相手の左腕を徹底的に攻め立てていく。しかし、デスペラードはレフェリーの死角を作ると、ROH TV王座のベルトの上にリバースタイガードライバーを見舞い、そこからギターラ・デ・アンヘルに繋げて勝利をもぎ取った。
第4試合ではBブロック公式戦として、初出場のACHがBUSHIと対戦。ACHはジュニア離れしたパワー、おもいきりのいい飛び技で場内のどよめきを誘う。BUSHIもこまやかなテクニックで切り崩しにかかるが、最後はACHが豪快なミッドナイトドライバーで激勝。
第3試合ではAブロック公式戦として、3年ぶり2度目の優勝を目指すリコシェが、今回が3年ぶりの出場となるタイチと対決。タイチはディーバの阿部未歩の介入や、マイクスタンドでの攻撃など反則のオンパレード。だが、リコシェはこれをしのぐと、シューティングスタープレスで華麗に中を舞い、3カウントを奪取。
第2試合のBブロック公式戦では、『SUPER Jr.』16年連続出場のタイガーマスクが、CMLLのスペル・エストレージャであるボラドール・ジュニアと対峙。タイガーはボラドールの機動力を奪うべく、グラウンドで攻め立てていく。しかし、ボラドールは息を吹き返すと、雪崩式スパニッシュ・フライでタイガーを仕留めてスタートダッシュに成功。
第1試合ではAブロック公式戦として、今回の『SUPER Jr.』をラストの出場と宣言している獣神サンダー・ライガーが、3年ぶりの出場を果たすTAKAみちのくと激突。ライガーは得意技を次々に繰り出し、貫禄のファイトを展開するが、TAKAも執拗なジャストフェースロックで応戦。最後はTAKAがサミングからのヘビーキラーで押さえ込んで、勝ち点2をゲットした。