メインはケニー&コールが
ブリスコブラザーズに激勝!
柴田とCodyは遺恨が勃発!!
2月26日 (日)、東京・後楽園ホールにROHのレスラーたちが大挙参戦し、『HONOR RISING:JAPAN 2017』初日大会が開催された。
メイン(第7試合)ではROHの看板タッグである“ブリスコブラザーズ”ジェイ・ブリスコ&マークブリスコ組と、BULLET CLUBのケニー・オメガ&アダム・コール組が激突。1.5後楽園以来の来日となるケニーと、現ROH世界王者のコールは、緩急織り交ぜたファイトで試合のペースを握ろうとするが、ブリスコブラザーズも抜群のコンビネーションで応戦。両チームの一進一退の攻防に、場内は大歓声を送る。最後はケニーのVトリガーからコールがラストショットにつなぎ、マークを撃沈。
セミファイナル(第6試合)では元ROH世界王者のジェイ・リーサルと柴田勝頼による異色タッグが、BULLET CLUBのCody&ハングマン・ペイジ組と対決。新日本二度目の登場となるCodyは、柴田を何度も挑発し、両者は激しくやりあう。試合はリーサルがリーサルインジェクションでペイジから3カウントを奪取。Codyと柴田は試合後も番外戦を展開した。
第5試合では昨年の『HONOR RISING:JAPAN』で話題を集めたダルトン・キャッスルが、棚橋弘至&田口隆祐とトリオを結成。新日本初上陸を果たすROHのパニッシャー・マルティネスと、L・I・Jの内藤哲也&高橋ヒロムと6人タッグで激突した。棚橋と田口はキャッスルの“孔雀ボーイズ”に扮して、開始のゴング前から場内を沸かす。試合はキャッスル組がコミカルな動きも織り交ぜながら会場の空気を支配。対するパニッシャー&L・I・Jはタッチワークに難が見られ、不穏な空気を漂わせる。しかし、最後はパニッシャーがキャッスルをサウス・オブ・ヘブン(シットダウン式チョークスラム)で下した。
第4試合 では元ROH世界タッグ王者の“ウォー・マシン”レイモンド・ロウ&ハンソン組が、現ROH世界タッグ王者の“ヤングバックス”マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン組と対峙。世界屈指のタッグ屋同士が展開する激闘に場内は熱狂。最後はウォー・マシンが合体技フォールアウトでマットを沈め、白熱の一戦を制した。
第3試合はCHAOSのオカダ・カズチカ&後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&ウィル・オスプレイ組が、BULLET CLUBのバッドラック・ファレ&高橋裕二郎&タマ・トンガ&タンガ・ロア組と総力戦。終盤、両チーム入り乱れる混戦状態の中、YOSHI-HASHIが裕二郎をカルマで撃破。翌日のコールとのROH世界王座戦に向けて弾みをつけた。
第2試合ではROHのデリリアスと獣神サンダー・ライガー&タイガーマスクがマスクマントリオを組み、SANADA&EVIL&BUSHI組が保持するNEVER無差別級6人タッグ王座に挑戦。デリリアスは予測不能な動きで注目を集め、終盤にはSANADA相手にあわやの場面を生む。しかし、EVILのイス攻撃から、SANADAがSkull Endでデリリアスを仕留め、L・I・Jが王座初防衛に成功。
第1試合ではKUSHIDA&ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーの本隊トリオが、新日本初登場となるROHの“ザ・リアル・ラストマン” サイラス・ヤングと邪道&外道のROH&CHAOS混合軍と激突。ヤングはコーナー上での三点倒立から、ロープの反動を利用したアラビアンプレスなど見せ場を作るも、最後はジュースがパルプフリクションで外道を料理した。