オカダが鈴木との40分を越す死闘に激勝!
そして、タイガーWとのドリームマッチをアピール!
IWGPタッグは矢野&石井が技アリの初防衛!
2月5日(日)、北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーるでビッグマッチ『THE NEW BEGINNING in SAPPORO 〜復活!雪の札幌決戦〜』が開催され、4大タイトルマッチを中心に熱闘が繰り広げられた。
メイン(第9試合)ではIWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカが、“鈴木軍のボス”鈴木みのると対峙。戦前から「どんな手を使っても宝を奪う」と宣言していた鈴木は、セコンドの乱入をはじめ、ダーティファイトを敢行。さらに前日の調印式で痛めつけたオカダの右ヒザを、徹底的に攻撃。場内から悲鳴が上がるほどの猛攻を前に、苦しい戦いの続いたオカダだったが、最後はジャーマンからのレインメーカーを炸裂。40分を越す死闘を制し、3度目の防衛に成功した。試合後、オカダは難敵からの勝利を誇ると共に、タイガーマスクWとのドリームマッチをアピールした。
セミ(第8試合)ではIWGPタッグ選手権試合として、王者組の矢野通&石井智宏組が、ベルトを掛けて真壁刀義&本間朋晃組、そしてKES(ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.組)と3WAYマッチで激突。3チームが入り乱れる中、KESが圧倒的なパワーで存在感を示すも、矢野は634で排除。最後も矢野が真壁を急所打ちでひるませると、すかさず石井がラリアットを叩き込んだところをうまく丸め込みにつなぎ、ベルト防衛に成功した。
第7試合ではNEVER無差別級王者の後藤洋央紀が、ジュース・ロビンソンを迎撃。新日本でのシングル初戴冠に燃えるジュースは、気迫のこもったダイナミックなファイトを展開。あわやの場面も作り出すが、耐え抜いた後藤が最後はGTRを炸裂させて辛勝。
第6試合ではロッポンギヴァイス(ロッキー・ロメロ&バレッタ組)にタイチ&TAKAみちのく組が挑戦。鈴木軍ジュニアはセコンドやディーバのあべみほの介入、そしてイスや木槌を使った反則殺法で王者組のペースを乱していく。しかし、これをしのいだ王者組がストロングゼロでTAKAを撃沈。しかし、試合後に金丸義信&エル・デスペラードが奇襲攻撃を仕掛け、次期挑戦者に名乗りを上げた。
第5試合では2.11大阪で行なわれるIWGPインターコンチ、IWGPジュニアヘビー、そしてNEVER無差別級6人タッグ&のトリプル前哨戦として、マイケル・エルガン&棚橋弘至&中西学&田口隆祐&ドラゴン・リー組が、内藤哲也&SANADA&EVIL&BUSHI&高橋ヒロム組が対決。それぞれ、タイトル戦をにらんで一進一退の攻防を繰り広げた総力戦は、リーがBUSHIをデスヌカドーラで突き刺してフォール勝ち。
第4試合では1.27後楽園で遺恨が生まれたYOSHI-HASHIと飯塚高史がシングルマッチで対峙。反則を用いた飯塚の狂乱ファイトに苦戦を強いられたYOSHI-HASHIだったが、最後はカルマを炸裂。鈴木軍とのシングル決戦で結果を残した。
第3試合では2.11大阪でブリティッシュヘビー級王座を賭けて激突する柴田勝頼とウィル・オスプレイが、それぞれ獣神サンダー・ライガー&タイガーマスク、外道&邪道を伴って前哨戦。試合はオスプレイが縦横無尽に躍動し、タイガーをオスカッターで撃破。試合後には柴田にもオスカッターをお見舞いし、ベルト奪取をアピールした。
第2試合では天山広吉&小島聡&永田裕志の第三世代トリオが、ヨシタツ&ヘナーレ&岡倫之と激突。屈強な体躯を持つヤングライオン二人は、果敢にベテラン勢に立ち向かっていくも、最後は永田が岡をナガタロックで仕留めた。
第1試合ではKUSHIDAがヤングライオンの川人拓来をパートナーに、金丸&デスペラード組と対峙。KUSHIDAのリードにより、川人が若さと勢いで奮闘するも、百戦錬磨の鈴木軍ジュニアの前に撃沈した。