Road to レスリングどんたく 2024 – 東京・町田市立総合体育館

JR HAKATA CITY Presents Road to レスリングどんたく 2024

日時: 2024年4月20日(土) 16:30開場 18:00開始
会場: 東京・町田市立総合体育館
観衆: 1,267人

MATCH REPORT

「どんたくシリーズ」が華々しく開幕！メインの“トリプル前哨戦”でL・I・Jが快勝！巻き返しを狙う内藤が“大合唱”で締める！
　　
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　4月20日（土）、都内・町田市立総合体育館において、『JR HAKATA CITY Presents Road to レスリングどんたく 2024』の開幕戦が開催され、全7試合を実施。今シリーズは、5.3＆4『レスリングどんたく 2024』福岡国際センター大会2連戦を中心に、各大会でタイトルマッチなどの注目カードが組まれている。今大会ではその注目カードに向けての前哨戦が激しく展開された。
　
　メインイベントでは、内藤哲也＆鷹木信悟＆辻陽太＆高橋ヒロム＆BUSHIのL・I・Jと、デビッド・フィンレー＆ゲイブ・キッド＆クラーク・コナーズ＆ドリラ・モロニー＆外道のBC WAR DOGSが10人タッグで対戦。両ユニットは今シリーズ、2つのタイトルマッチを中心に連日対戦するカードが組まれているが、初戦から激しくやり合った。中でもNEVER無差別級のタイトルマッチを控える鷹木とゲイブはお互いに噛みつき合うなど、全く譲らない。
　
　だが、試合の主役を奪ったのは、L・I・Jで唯一、今シリーズのテーマがない内藤だ。終盤に鷹木が外道にパンピングボンバーを炸裂させると、そのまま内藤が滑り込んで、ジャックナイフ式エビ固めでごっちゃんフォール。試合後のマイクでは一度噛んでしまったものの、町田市立総合体育館では初となる「デハポン」の大合唱をして、締めくくってみせた。
　
　セミファイナルの第6試合はJust 5 Guysのタイチ＆上村優也vsUNITED EMPIREのグレート-O-カーン＆TJPのタッグマッチ。4.27広島大会で「KOPW2024」争奪戦を控える挑戦者の上村と保持者のオーカーンは、途中レスリングの差し合いの攻防を展開。オーカーンが上村をボンボン投げて、タイトルマッチに向けてその実力をアピールしたが、試合は上村のカンヌキスープレックス、タイチの天翔十字鳳が連続でTJPに炸裂し、Just 5 Guysに凱歌が上がっている。
　
　第5試合は棚橋弘至＆矢野通＆海野翔太＆ボルチン・オレッグの本隊＆CHAOS混成チームvsHOUSE OF TORTUREのEVIL＆成田蓮＆高橋裕二郎＆ディック東郷の8人タッグマッチ。両チームにとっては、4.23後楽園大会ではNEVER無差別級6人タッグ選手権試合の前哨戦となったが、HOUSE OF TORTUREの反則殺法に苦しむ海野を、棚橋＆矢野＆ボルチンの王者トリオが抜群のコンビネーションでアシスト。海野もそれに応えて、デスライダーで東郷から3カウントを奪って、シリーズ初戦をものにしている。
　
　第4試合はSANADA＆DOUKIvsSHO＆金丸義信のタッグマッチ。4.29鹿児島大会でIWGPジュニアヘビー級選手権試合を控える、挑戦者のDOUKIと王者のSHOの前哨戦だ。4.6両国大会でベルトを奪われたままのSHOは「オメー、俺のベルトどこやったんだ！」と、DOUKIに怒りを爆発させるが、試合終盤に金丸のウィスキーミストを顔面に誤爆させられてしまう。試合もSANADAがシャイニングウィザードからのSkull Endで金丸を仕留めるなど、王者のSHOにとっては暗雲漂う開幕戦の結果となった。
　
　第3試合では、ヒクレオ＆エル・ファンタズモ＆邪道のG.o.Dにヤングライオンの嘉藤匠馬を加えたチームと、ザック・セイバーJr.＆マイキー・ニコルス＆シェイン・ヘイスト＆藤田晃生のTMDKが8人タッグマッチで対戦。4.27広島大会でのSTRONG無差別級タッグ選手権試合を控える挑戦者のヒクレオ＆ファンタズモと、王者のマイキー＆シェインも、シカゴ大会同様譲らぬ展開を見せる。そんな中、勝負を決めたのは藤田だった。嘉藤から逆エビ固めでギブアップを奪い、貫禄の勝利を飾っている。
　
　第2試合は石井智宏＆本間朋晃＆エル・デスペラードの本隊＆CHAOS混成チームvsジェフ・コブ＆フランシスコ・アキラ＆カラム・ニューマンのUNITED EMPIREの6人タッグマッチ。この試合で存在感を見せたのはコブ。デスペラードの体をブレーンバスターの体勢で長時間維持するなど、そのパワーを見せつける。最後も本間をその場飛び式ムーンサルトプレスからのツアー・オブ・ジ・アイランドで圧殺。5.3福岡大会でのザックとのNJPW WORLD認定TV王座戦に向けて、絶好調ぶりを示した。
　
　オープニングマッチは後藤洋央紀＆YOSHI-HASHI＆村島克哉vsKENTA＆チェーズ・オーエンズ＆石森太二の6人タッグマッチ。5.4福岡大会でのIWGPタッグ選手権試合の前哨戦となったこの試合で、毘沙門も抜群のチームワークを見せたが、老獪なBULLET CLUBの3人に村島が捕まってしまう。最後は石森がBone Lockで村島からギブアップを奪って勝利。KENTAとチェーズに幸先良い勝利をプレゼントしていた。
　