モクスリーが内藤を撃破し世界ヘビー初戴冠!
海野を挑戦者に指名するも成田が妨害!
ネメスが石井との真っ向勝負に激勝!
ザックがリドルとの技術戦を制しTV王座奪還!
ニコルス&ヘイストがSTRONGタッグ初戴冠!
バッケルはAZMを下しSTRONG女子を防衛!
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4月12日(金=現地時間)、アメリカ・Wintrust Arena(イリノイ州シカゴ)でビッグマッチ『Windy City Riot』が開催され、4大王座戦を中心に激闘が繰り広げられた。
第1試合では鈴木みのると成田蓮が一騎打ち。かつてSTRONG STYLEとして行動を共にするも、H.O.Tに寝返った成田に対し、鈴木は厳しい攻撃を仕掛ける。終盤、成田はイスを持ち出すが、鈴木は奪い取る。しかし、成田はスキをついてプッシュアップバーで殴りつけると、すかさずダブル・クロスにつなぎ3カウントを強奪した。
第2試合はSTRONG女子王者のステファニー・バッケルがAZM(スターダム)を相手に初防衛戦。AZMは持ち前の機動力で切り崩しにかかるが、バッケルは主導権を譲らない。AZMも必死の反撃を見せるも、最後はバッケルがパッケージバックブリーカーで初防衛に成功。試合後、元RPWブリティッシュ女子王者のアレックス・ウィンザーが次期挑戦をアピールした。
第3試合はSTRONG無差別級タッグ選手権試合 4WAYマッチで王者のヒクレオ&エル・ファンタズモ組が、TMDK(マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト)、トム・ローラー&フレッド・ロッサー組、そしてウエスト・コースト・レッキング・クルー(ロイス・アイザックス&ジョレル・ネルソン)を迎撃。試合が佳境に入ると、WCWCがファンタズモに波状攻撃。だが、WCWCとTEAM FILTHYを結成していたローラーがカット。大混戦の中、ヒクレオがネルソンをゴッドセンドで叩きつけると、G.o.Dがスーパーサンダーキス’86を炸裂。そしてファンタズモがカバーするが、これを突き飛ばしたヘイストがネルソンから3カウントを奪取。TMDKがSTRONGタッグ初戴冠を果たした。試合後、WCWCはローラーに怒りをぶつけ、髪を切り落とす暴挙を見せた。
第4試合ではスペシャルシングルマッチとして、海野翔太とジャック・ペリーの遺恨対決が実現。今年の『NEW JAPAN CUP』1回戦(3.6大田区)でペリーに敗れている海野は、その雪辱を目指し猛攻を見せるが、ペリーは老獪なインサイドワークで対抗。終盤、ペリーはGlass Jawを炸裂するが、海野はカバーを執念のキックアウト。ならばとペリーは“お寝んねポーズ”からgo 2 sleepを狙うが、海野はDDTで切り返すとブレイズブレイドを炸裂。そして最後はデスライダーでリベンジを果たした。
第5試合のスペシャルシングルマッチでは、高橋ヒロムが元WWEスーパースターで新日本初参戦となるムスタファ・アリと対決。戦前のアリの挑発を受け、ヒロムは“ダリルJr.”を伴って登場。ダリルJr.も試合に参加させ、アリに揺さぶりをかける。だがアリはひるまず、身体能力の高さを感じさせる攻撃。最後はサンセットパワーボムからの450°スプラッシュでヒロムを見事撃破。現TNA Xディヴィジョン王者の実力を示した。
第6試合では 因縁深まるエディ・キングストン(AEW)と、ゲイブ・キッドが4vs4のライオットルールズ・マッチで対戦。当日の入場曲にて発表となった両者のパートナーは、キングストンがホミサイド&ジェフ・コブ&TJP、一方のゲイブはデビッド・フィンレー&KENTA&クラーク・コナーズ。試合はノータッチ&ノーDQルールで行なわれ、有刺鉄線や竹刀などさまざまなアイテムが飛び交う大荒れの展開に。終盤、ホミサイドがゲイブにダ・コップ・キラーを狙うも、フィンレーがシレイリで殴りつけ阻止。すかさずゲイブがホミサイドをパイルドライバーで突き刺し、WAR DOGSに軍配が上がった。
第7試合ではNJPW WORLD認定TV選手権試合として王者のマット・リドルが、3度目の防衛戦で初代王者のザック・セイバーJr.を迎撃。両者はハイレベルなテクニックの応酬を繰り広げ場内を沸かす。一進一退の攻防の中、ザックはザックドライバーを炸裂するがカウントは2。リドルは負けじとブロストーンを狙うも、脱出したザックはヨーロピアンクラッチ。これを返したリドルはニーストライクへ。しかしザックは十字架固めで切り返し、王座奪取に成功。試合後、コブが登場しザックに宣戦布告した。
セミファイナル(第8試合)は石井智宏がIWGP GLOBALヘビー級王者のニック・ネメスとスペシャルシングルマッチ。石井のハードヒットな攻撃に対し、ネメスも王者の意地を見せるように真っ向から応戦。攻防がどんどん熱を帯びる中、石井は掟破りのデンジャーゾーンを炸裂。しかし、垂直落下式ブレーンバスターを切り抜けたネメスは、狙いすました101をお見舞い。そして技の読み合いから一気にデンジャーゾーンで叩きつけ、難敵との激闘を制した。
そしてメインイベント(第9試合)ではIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也が、AEWのトップファイターであるジョン・モクスリーを相手に3度目の防衛戦。世界ヘビー初戴冠を狙うモクスリーは、序盤から荒々しく攻め立てる。2019年の『G1 CLIMAX』公式戦でモクスリーに敗れている内藤も、その雪辱を果たすべく徹底抗戦。終盤、内藤のデスティーノを切り抜けたモクスリーは、一気にデスライダーを炸裂。内藤はカバーを何とかカウント2ではねかえすと、コリエンド式デスティーノを決める。しかし、モクスリーもカバーを返し、最後は3度目のデスライダーで内藤を撃破。世界ヘビー初挑戦で初戴冠を成し遂げた。
試合後、モクスリーは次期挑戦者として“愛弟子”海野を指名。だが、成田がモクスリーを襲撃し、次期挑戦をアピール。ここで海野が駆けつけるが、成田はすばやく場外へ。モクスリーは“無法者”成田を迎え撃つ構えを見せた。
そのほか、第0-1試合の「STRONGサバイバーマッチ」ではマット・ヴァンダグリフがゼイン・ジェイにスタイルズクラッシュで勝利。第0-2試合の白川未奈(スターダム)&ビバ・ヴァンとvsアレックス・ウィンザー&トリッシュ・アドラは、ウィンザーがヴァンをGTFで仕留めた。