棚橋が後藤との大熱戦に激勝!
タマと鷹木は灼熱のフルタイムドロー!
ザックはヘイストとの同門対決を制す!
コブが矢野の秘策の前に連勝ストップ!
★月額330円!試合詳細&BSコメント、日記も読めるスマホサイト入会はコチラ!!
7月30日(日)、愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)で『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』第10戦が行なわれた。今大会ではCブロックとDブロックの各公式戦(全7公式戦の5戦目)が実施された。
現在、Cブロックは3勝1敗のタマ・トンガ、デビッド・フィンレー、EVILが首位を併走。そのあとに2勝2敗の鷹木信悟とエディ・キングストンが続く。Dブロックは4勝0敗のジェフ・コブが1位で独走状態。それを2位のザック・セイバーJr.(3勝1敗)が追いかける展開に。
第1試合はCブロック公式戦として、HENARE(1勝3敗)とNEVER無差別級王者デビッド・フィンレー(3勝1敗)が対戦。新日本道場育ちの両者による若手時代以来の一騎打ちは、フィンレーが徹底した首攻めを敢行。しかし、HENAREも驚異のタフネスで応戦し、終盤にはStreets of Rageを狙う。だが、切り抜けたフィンレーが一気にINTO OBLIVIONを炸裂し、4勝目をゲットした。
第2試合はDブロック公式戦として、矢野通(0勝4敗)とジェフ・コブ(4勝0敗)が激突。矢野はTシャツに何やら忍ばせて登場するが、コブに見抜かれてしまう。しかし、矢野はスキをついてコブの顔面にスプレーを噴射すると、赤霧で丸め込み電光石火の3カウントを奪取。コブの連勝をついにストップした。
第3試合のCブロック公式戦はマイキー・ニコルス(1勝3敗)とSTRONG無差別級王者エディ・キングストン(2勝2敗)の初シングル。序盤、ニコルスのラフ&テクニックにキングストンは苦しめられる。だが、ピンりを切り抜けるとエクスプロイダーやハーフネルソンスープレックスでたたみかけ、最後はバックフィスト・トゥ・ザ・フューチャーで勝利をつかんだ。
第4試合のDブロック公式戦は内藤哲也(2勝2敗)とアレックス・コグリン(1勝3敗)の初シングル。内藤はインサイドワークでコグリンを翻弄。すると、コグリンは持ち前のパワーで負けじと猛攻。だが、コグリンのジャックハマーを内藤はデスティーノで切り返すと、追撃のデスティーノで鮮やかに葬った。
第5試合のCブロック公式戦では石井智宏(1勝3敗)とEVIL(3勝1敗)による因縁の対戦。EVILは東郷の乱入をはじめ、無法攻撃を仕掛ける。しかし、EVILが石井のRevolution Tシャツを破りさくと、石井は“WAR殺法”や掟破りのEVILで怒涛の反撃。だが、最後は東郷の急所蹴りでひるんだ石井を、EVILがEVILで叩きつけ勝利を強奪した。
第6試合はDブロック公式戦、NJPW WORLD認定TV王者ザック・セイバーJr.(3勝1敗)とシェイン・ヘイスト(2勝2敗)によるTMDK同門対決。両者は正攻法で競いあうが、打撃戦に突入するとヒートアップ。そしてザックのザックドライバーを切り抜けたヘイストは、ダイナミックボムを炸裂し意地を見せる。しかし、最後はボム・バレー・デスを三角絞めで回避したザックが、そこからヨーロピアンクラッチにつなぎ同門対決を制した。
セミ(第7試合)はCブロック公式戦、タマ・トンガ(3勝1敗)と鷹木信悟(2勝2敗)の初シングル。同じ1982年生まれの両者は、エネルギッシュなファイトで闘志をぶつけ合う。残り時間1分を切ったところで、鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に入るが、タマはガンスタンで切り返す。そしてタマは追撃を狙うも、鷹木がジャックナイフ式エビ固めで切り返したところで試合終了のゴング。結果は痛み分けとなった。
メイン(第8試合)はDブロック公式戦として、棚橋弘至(2勝2敗)と後藤洋央紀(2勝2敗)が激突。これまで幾度となく激闘を繰り広げてきた両雄は、序盤から見応えある攻防を展開。棚橋は膝攻め、さらに後藤のウィークポイントである腹部にダメージを蓄積させる。後藤も意地を爆発させて終盤にGTWを炸裂するも、昇天・改は棚橋が回避。そして最後は棚橋がハイフライアタックからのハイフライフローで粘る後藤を撃沈した。
試合後、棚橋はひさびさにエアギターを披露。そして「『G1 CLIMAX』、ちょっくら優勝してきます!」と5年ぶり4度目のVをアピールし、最後は「愛してま~す!」で大会を締めくくった。
この結果、CブロックはフィンレーとEVILが首位をキープし、タマは2位に後退。Dブロックはコブとザックが再び首位タイとなり、そのあとを棚橋と内藤が追う展開に。両ブロックの6戦目は8.2広島で行なわれる。