ザックを撃沈したコブがDの単独首位に!
タマは怨敵フィンレーに技アリ勝利!
内藤が伏兵ヘイストにまさかの敗北!
コグリンが後藤を仕留め1勝目をゲット!
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7月26日(水)、東京・後楽園ホールで『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』第8戦が行なわれた。今大会は後楽園ホール2連戦の二日目となり、CブロックとDブロックの各公式戦(全7公式戦の4戦目)が実施された。
現在、Cブロックの単独首位はデビッド・フィンレー(3勝0敗)。そのあとを2位タイ(2勝1敗)のタマ・トンガ、エディ・キングストン、EVILがで追走。Dブロックは共に全勝のザック・セイバーJr.とジェフ・コブが首位を併走し、そのあとを2位タイ(2勝1敗)の後藤洋央紀と内藤哲也が追いかける展開に。
第1試合はCブロック公式戦、HENARE(1勝2敗)vsEVIL(2勝1敗)。EVILは東郷の介入や、場外戦でHENAREをいたぶる。負けじとHENAREも闘志全開のファイトで応戦。だが終盤の混乱の最中、東郷がHENAREにイスをパス。これに気づいたレフェリーがHENAREを注意するスキに、EVILはローブローをお見舞い。そしてEVILで叩きつけ、HENAREを暗闇に葬った。
第2試合はDブロック公式戦として、後藤洋央紀(2勝1敗)とアレックス・コグリン(0勝3敗)が初シングル。先シリーズではIWGPタッグとSTRONGタッグを巡り遺恨抗争を繰り広げてきた両者。ゴング前に仕掛けたコグリンは、後藤がシェイン・ヘイスト戦で痛めた腹部に集中攻撃。苦悶の表情の後藤も何とか反撃に転じGTRを狙うも、コグリンはサミングで回避。そして一気にジャックハマーを炸裂し、待望の1勝目をゲットした。
第3試合のCブロック公式戦は鷹木信悟(1勝2敗)とマイキー・ニコルス(1勝2敗)の初シングル。両者は序盤から荒々しいファイトを繰り広げ、互いにスライディングラリアット、デスバレーボムを炸裂し意地をぶつけ合う。ニコルスの頭部から出血が見られた激闘は、鷹木が身体ごと浴びせかけるようなパンピングボンバーで勝利をつかんだ。
第4試合のDブロック公式戦は棚橋弘至(1勝2敗)と矢野通(0勝3敗)のベテラン対決。近年は“トオルとヒロシ”としてタッグを組んでいる両者。序盤、矢野はクリーンファイトを心掛けるも、途中から「これが俺のやりかただ!」とテーピング攻撃やイス攻撃を敢行。だが、切り抜けた棚橋が、最後はスリングブレイドからのハイフライフローで3カウントを奪取した。
第5試合のCブロック公式戦では石井智宏(0勝3敗)とSTRONG無差別級王者のエディ・キングストン(2勝1敗)が激突。過去に2度シングルで対戦し1勝1敗の両者。3度目の対決も、場内を揺るがすバチバチの攻防に。終盤、キングストンはバックフィスト・トゥ・ザ・フューチャーを連発し、とどめのノーザンライトボムを狙う。しかし、石井は回避すると、最後は垂直落下式ブレーンバスターで激闘に終止符。公式戦初勝利をつかんだ。
第6試合はDブロック公式戦として、内藤哲也(2勝1敗)とシェイン・ヘイスト(1勝2敗)が対決。内藤は執拗な首攻めでダメージを蓄積させるが、ヘイストも身体能力の高さを武器に反撃。終盤、内藤はコリエンド式デスティーノを炸裂すると、正調のデスティーノを狙う。だが、ヘイストはボム・バレー・デスで切り返して内藤を撃破。大きな勝利を手にした。
セミ(第7試合)はCブロック公式戦、タマ・トンガ(2勝1敗)とNEVER無差別級王者デビッド・フィンレーの(3勝0敗)の遺恨対決。今年の5.3福岡でフィンレーにベルトを奪われたタマは、入場時のタマに襲いかかり怒りをぶつける。フィンレーも真っ向から応戦し、両者は激しい攻防を展開。試合が佳境に入るとフィンレーは怒涛の攻めを見せ、パワーボムの体勢で抱え上げる。だが、タマは起死回生のウラカン・ラナで切り返し、技アリ勝利をスコア。試合後、納得のいかないフィンレーはタマをシレイリで殴りつけた。
メイン(第8試合)はDブロック公式戦として、NJPW WORLD認定TV王者ザック・セイバーJr.(3勝0敗)とジェフ・コブ(3勝0敗)が激突。両者は今年、NJPW WORLD認定TV王座を懸けて2度対戦し、5.3福岡では時間切れ引き分け、6.4大阪城ではザックが辛勝。『G1』で迎えた3度目の対決は、コブがパワーファイトで追い込んでいく。ザックも多彩なテクニックで切り崩しにかかるが、終盤にコブはF-5000を決めると、最後はツアー・オブ・ジ・アイランドで激勝。
試合後、コブは「キョウモ、トウキョウ、メッチャアツイ。デモ、『G1 CLIMAX』、モットアツイ!!」と咆哮した。
この結果、Cブロックはタマ、フィンレー、EVILが首位で並ぶ混戦状態に。Dブロックはコブが単独首位に躍り出た。両ブロックの5戦目は7.30愛知で行なわれる。
『真夜中のレッスル&キングダム』「鷹木信悟選手(前編)!40歳を迎えた心境の変化は? 大仁田選手や長渕剛さんから学ぶこと、なんと辻陽太選手が収録に乱入!?」