伝説の大会が約11年ぶりに復活!
3団体64選手が場内熱狂の激闘を展開!
最後は「1、2、3、ダー!」で大団円!!
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6月9日(金)、東京・両国国技館にて新日本プロレスや全日本プロレス、そしてプロレスリング・ノアの選手たちが一堂に介し、『ALL TOGETHER AGAIN 元気があれば何でもできる!』が開催された。
第1回『ALL TOGERTHER』は東京スポーツ新聞社の主催で2011年8月27日に日本武道館にて、前出の3団体による東日本大震災のチャリティー興行として実施。第2回は2012年2月19日に仙台サンプラザホールで行なわれ、今回は約11年ぶりの開催となった。
第1試合はかつてNEVER6人タッグ王座の最多連続防衛記録V9を樹立した石井智宏&後藤洋央紀&YOSHI-HASHIのCHAOSトリオと、NOAH正規軍のマサ北宮&稲村大樹&稲葉愛輝組が激突。両軍とも開始から肉弾戦を展開。とくに石井と稲村は真っ向から意地をぶつけ合う。終盤、CHAOSは稲葉に狙いを定めると、最後は毘沙門が消灯で沈めた。
第2試合ではかつてNOAHの留学生だったザック・セイバーJr.が愛弟子の藤田晃生を引き連れ、現在進行形のNOAHの強豪外国人であるクリス・リッジウェイ&ショーン・レガシー組と対峙。NOAHチームは機敏な動きを見せるも、意思疎通が図れていないのか、不穏な空気が漂う場面も。逆にTMDKは息の合った連携を見せる。だが、最後はリッジウェイがアンクルホールドで藤田からギブアップを奪った。
第3試合は今大会唯一のシングルマッチとして、新日本の未来を担う海野翔太と、元・新日本で現在は全日本で活躍するヨシ・タツが対決。古巣の“後輩”に対し、ヨシ・タツは厳しい攻めを見せる。だが、海野も負けじと対抗。終盤、ヨシ・タツのコードブレイカーを切り抜けた海野は、スクリュー式のフェイスバスターから一気にデスライダーで突き刺し、勝利をつかんだ。
第4試合は小島聡と全日本の新鋭・大森北斗が越境タッグを結成し、NOAHの“AXIZ”潮崎豪&中嶋勝彦組と対戦。闘志全開の大森は、AXIZに果敢に挑んでいく。ベテラン小島も呼応するようにハッスル。だが、AXIZは重い攻撃で強さを見せつけ、最後は中嶋がヴァーティカル・スパイクで大森を粉砕した。
第5試合では“STRONG STYLE”の鈴木みのる&エル・デスペラード&成田蓮組と、NOAHの重鎮である丸藤正道&杉浦貴に団体のホープ・宮脇純太を加えたトリオが激突。成田は丸藤相手に逆水平チョップの打ち合いに挑む。両軍はスリリングな攻防を繰り広げ、終盤には宮脇が三角飛びのトルニージョを繰り出し躍動。だが、最後はデスペラードがピンチェ・ロコで宮脇を葬った。
第6試合ではUNITED EMPIRE(ジェフ・コブ&グレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレ&TJP&フランシスコ・アキラ)と、ユニットの垣根を越えて結成された全日本混成軍(斉藤ジュン&斉藤レイ&本田龍輝&佐藤光留&田村男児)が対決。斉藤ブラザーズは敵味方関係なく大暴れを見せる。オーカーンは“変態”佐藤に足関を決めると、秘部に親指を突き立てる妙技を披露。途中、元・全日本の常連外国人だったアキラが捕まる場面が目立つも、連合帝国も徹底抗戦。最後はCatch 2/2のザ・リーニングタワーで動きの止まった田村を、アキラが追撃のファイヤーボールで撃破した。
第7試合にはL・I・Jの内藤哲也&鷹木信悟&BUSHIが登場。対するは新日本の重鎮であり、現在は三冠ヘビーの外敵王者として全日本マットに君臨する永田裕志と、全日本の諏訪魔と安齊勇馬による越境トリオ。大物ルーキーの安齊はイキのよさを発揮し、内藤にダブルアームスープレックスやジャンピングニーを炸裂。鉄壁の連携を誇るL・I・Jに比べ、チームワークが不暗視された永田組だったが、終盤に永田が鷹木、諏訪魔がBUSHIに同時にバックドロップを炸裂。最後は諏訪魔がBUSHIをラストライドで豪快に仕留めた。
第8試合はJust 5 GuysのSANADA&金丸義信&TAKAみちのく組が、NOAHのGLG(Good Looking Guys )のジェイク・リー&YO-HEY&タダスケ組と対峙。IWGP世界ヘビー級王者のSANADAとGHCヘビー級王者のジェイクは最高峰のベルトを持つ者同士、見応えある攻防を展開。ジェイクはパラダイスロックをSANADAに決めて場内をわかす。Just 5 Guysもチームプレーで応戦するが、最後はジェイクが串刺しフロントキックでTAKAから3カウントを奪取。試合後、ジェイクはSANADAに一礼し挑発してみせた。
第9試合は高橋ヒロムと青柳亮生(全日本)、AMAKUSA(NOAH)がトリオを結成し、マスワー・ワト&ライジングHAYATO(全日本)&HAYATA(NOAH)組と対戦。3団体のジュニアを代表する選手が集結した6人タッグは、それぞれが持ち味を発揮。スピーディーな攻防でつばぜり合いを繰り広げる。終盤、AMAKUSAがヒロムのアシストでブエロ・デ・アギラを決め、相手チームを分断。最後は亮生がHAYATOにスパニッシュ・フライからのファイヤーボールで激勝。試合後、IWGPジュニアヘビー級王者のヒロム、世界ジュニアヘビー級王者の亮生、そしてGHCジュニアヘビー級王者のHAYATAは、それぞれベルトを掲げ、張り合ってみせた。
そしてメイン(第10試合)は棚橋弘至&宮原健斗(全日本)&清宮海斗(NOAH)vsオカダ・カズチカ&青柳優馬(全日本)&拳王(NOAH)、3団体の実力者たちによる豪華混合6人タッグ。序盤から初遭遇となる棚橋と拳王、オカダと宮原、清宮と青柳など注目のマッチアップが続々実現。そして遺恨関係にあるオカダと清宮は、緊迫した攻防を繰り広げる。また、息の合わないオカダと拳王に対し、“潤滑油”青柳があいだに入る場面も。試合が佳境に入ると、棚橋組はオカダにトリプルドロップキックを炸裂。だが、オカダ組は難局を乗り越えると棚橋に波状攻撃を仕掛け、最後はオカダがレインメーカーで逸材を撃沈。
試合後、今大会の出場選手たちが集合。そしてオカダはコロナ禍でもプロレスを応援してくれた人々への感謝を告げると、最後はアントニオ猪木さんのお孫さん二人をリングに呼び込み、「1、2、3、ダー!」の大合唱で大会を締めくくった。
また、第0試合では田口隆祐&YOH&ブラックめんそーれ&井上凌の新日本&全日本混成軍が、NOAHジュニアの小峠篤司&吉岡世起&アレハンドロ&スペル・クレイジーと対戦。最後はYOHが元GHCジュニアヘビー級王者の小峠をDIRECT DRIVEで仕留めた。
そのほか、第1試合開始前には約12年前の第1回『ALL TOGETHER』でトリオを組んだ棚橋、潮崎、諏訪魔が登場しオープニングの挨拶。そしてFUNKISTが大会テーマ曲『ALL TOGETHER』を熱唱した。
【必聴!】『棚橋弘至のPodcast Off“プレミアム”』!「ゲストは宮原健斗選手&清宮海斗選手!『ALL TOGETHER』エーストリオが“越境”座談会!3選手の合体技はあるのか?」