お父さんは本当に強いんだ! 最愛の子供たちが後藤の20周年を祝福!“盟友”柴田勝頼も登場!
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4月22日(土)、三重・津市産業・スポーツセンター サオリーナにて、『後藤洋央紀デビュー20周年記念大会』が開催された。今大会は後藤のデビュー20周年記念試合をメインイベントに、4.27広島大会、4.29鹿児島大会、5.3『レスリングどんたく2023』福岡大会の各大会で行なわれるタイトルマッチの前哨戦を含む全7試合が行なわれた。
メインイベントには今大会の主役である、地元・三重県桑名市出身の後藤が登場。共にNEVER無差別級6人タッグ王座を巻いたYOSHI-HASHIとYOHのCHAOSの仲間を引き連れ、そのベルトを巡って抗争を繰り広げてきたEVIL&高橋裕二郎&SHOのHOUSE OF TORTUREを迎え撃った。先発を買って出た後藤に、HOUSE OF TORTUREは容赦なく3人がかりで襲いかかり、初っ端から反則三昧だ。試合中も度重なるHOUSE OF TORTUREの反則を交えた攻撃に苦戦を強いられた後藤組だったが、終盤に邪魔なEVILを後藤がPKで排除。SHOを捕まえると牛殺しを炸裂させ、最後は昇天・改でトドメを刺して3カウントを奪い、見事に20周年記念試合を勝利で飾った。
試合後は阿部リングアナの呼び込みで、後藤の高校の同級生でもある柴田勝頼が花束を持って登場。「本当にまたいつかどこかの大会で、リングの上で向かい合えることを楽しみにしています」とエールを送った。続いて、観戦に来ていた後藤の長女、長男、次女の3人の子供たちもリングイン。次女から「20年間いつもプロレス頑張ってくれてありがとう。これからも試合頑張ってね。大好き」、長男から「パパへ。いつもプロレス頑張ってくれてありがとう。これからも頑張ってね」というお手紙が読まれると、後藤も「泣きそうです」と目頭を熱くさせていた。最後は後藤ファミリー揃っての「せーの、消灯!」の掛け声と共に、場内を照明を落としての“消灯”。地元での大盛況のデビュー20周年記念大会を盛大に締めくくったのだった。
セミファイナルではSANADA&タイチ&金丸義信&DOUKIのJust 5 Guysと、内藤哲也&鷹木信悟&高橋ヒロム&BUSHIのL・I・Jの8人タッグマッチ。4.27広島大会のIWGPジュニア王座戦(ヒロムvs金丸)、4.29鹿児島大会の『KOPW2023』争奪戦(鷹木vsタイチ)、そして5.3福岡大会IWGP世界ヘビー級王座戦(SANADAvsヒロム)と3つのタイトルマッチが絡んだ前哨戦だ。Just 5 GuysはL・I・Jを上回るチームワークの良さを見せつけ、終始優位に試合を進める。終盤になると金丸がBUSHIに得意の足攻めを披露。最後はチャンピオンのヒロムの前でBUSHIを足4の字固めで下して、タイトルマッチを前に大いに気を吐いた。
第5試合では5.3福岡大会で鈴木みのる&エル・デスペラード&成田蓮のSTRONG STYLEが保持するNEVER無差別6人タッグ王座に挑戦することになった、オカダ・カズチカ&石井智宏が真壁刀義&本間朋晃のG.B.Hを引き連れての前哨戦。STRONG STYLEにはタイガーマスクも加わり、4vs4での激突だ。デスペラードからの指名によりタイトルマッチ挑戦を決断した石井だけに、試合中はバチバチにデスペラードとやり合う。試合は成田が本間をコブラツイストでギブアップを奪ったが、試合後には石井がデスペラードにヘッドバットで一撃。オカダも交えて、最後まで乱闘を繰り広げるなど、両陣営ともタイトルマッチが待ちきれない様子だった。
第4試合はタマ・トンガ&ヒクレオ&海野翔太&マスター・ワトvsデビッド・フィンレー&KENTA&石森太二&外道による8人タッグマッチ。5.3福岡大会でNEVER無差別級王座戦を行なうタマとフィンレー、そして同じ大会でSTRONG無差別級王座戦を闘うKENTAとヒクレオにとっては前哨戦だ。BULLET CLUBの奇襲により始まった試合だが、ヒクレオが体格で圧倒して存在感を見せつける。最後は海野がSTFで外道を仕留め、本隊チームに勝利をもたらした。
第3試合はザック・セイバーJr&マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト&藤田晃生のTMDKと、マーク・デイビス&カイル・フレッチャー&ジェフ・コブ&アーロン・ヘナーレのUNITED EMPIREによる8人タッグマッチ。こちらも4.29鹿児島大会でのIWGPタッグ王座戦(デイビス&フレッチャーvsニコルス&ヘイスト)、5.3福岡大会でのNJPW WORLD認定TV王座戦(ザックvsコブ)のダブルの前哨戦だ。タッグタイトルを争う両チームが、互いの連携技を見せつける展開となったが、終盤にTMDKがコブを狙い撃ちにする。しかし、コブはパワーでこれを乗り切ると、最後は藤田をツアー・オブ・ジ・アイランドで3カウント。王者・ザックの前での大デモンストレーションとなった。
第2試合では4.27広島大会で行なわれるIWGPジュニアタッグ選手権試合の前哨戦。挑戦者のKUSHIDA&ケビン・ナイトのJET SETTERSが天山広吉を加えたトリオで、王者のTJP&フランシスコ・アキラのCatch2/2にグレート-O-カーンが加わったUNITED EMPIREトリオと6人タッグマッチで闘った。タイトルマッチを控えるJET SETTERSとCatch2/2がスピーディーに合体技や連携技でやり合えば、天山とオーカーンもモンゴリアンチョップ合戦を展開。最後はオーカーンが大空スバル式羊殺しで天山を仕留め、王者のCatch2/2に勢いを与えた形となった。
オープニングマッチは矢野通&ボルチン・オレッグvs大岩陵平&オスカー・ロイベのタッグマッチ。キャリアが近く外国籍のヤングライオンであるオレッグとロイベは先発を買って出て、ライバル心剥き出しでやり合い、そこに大岩も負けじと加わってヤングライオンたちの奮闘が目立った。しかし、最後は老獪な頭脳の持ち主である矢野が、金具を剥き出しにしたコーナーに大岩を叩きつけてからスクールボーイで丸め込み。キャリアの違いを見せつけたのだった。