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タイチが鷹木との極限バトルを制してKOPW奪取！
オージー・オープンがTMDKを撃破し王座防衛！
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4月29日（土・祝）、鹿児島・西原商会アリーナ（鹿児島アリーナ）にて『レスリング薩摩の国』が開催された。今大会では2大王座戦や、5.3福岡『レスリングどんたく』の前哨戦を中心に激闘が繰り広げられた。
メインイベント（第9試合）は『KOPW 2023』争奪戦 鷹木式トライアドマッチとして、保持者の鷹木信悟がタイチを迎撃。①ピンフォール、②ギブアップ、③KO、④TKO（レフェリーストップ、またはセコンドのタオル投入など）、⑤リングアウトの5つの中から、3本を先取した方が勝利となる過酷な戦いは、序盤から緊張感あふれる攻防に。まずは鷹木がグラウンドコブラツイストでピンフォールを奪うも、タイチもタイチ式外道クラッチでピンフォールを取り返す。続いてタイチはブラックメフィストでKOをスコアし、2-1に逆転。だが、鷹木もラスト・オブ・ザ・ドラゴンでKOに追い込み、2-2のイーブンに持ち込む。
迎えた3本目を巡る戦いは、タイチが聖帝十字陵で鷹木をTKO（レフェリーストップ）を奪取。昨年、KOPW争奪戦で鷹木に3度敗れているタイチが、4度目の正直で勝利を収めた。
試合後、タイチは鷹木に「何度も俺の前に立ってくれて、俺の壁になってくれて、どうもありがとう」と感謝。そしてJust 5 Guysの仲間に対し「何度も跳ね返されても、あきらめずチャレンジすれば結果が出る。やっぱり、人生はチャレンジなんだなって、このメンバーが教えてくれました」と感慨深げに語った。
第8試合ではIWGPタッグ王者組のオージー・オープン（マーク・デイビス&カイル・フレッチャー）が、初防衛戦でTMDKのマイキー・ニコルス&シェイン・ヘイスト組と激突。昨年の『WORLD TAG LEAGUE』公式戦、そして4.27広島の前哨6人タッグと、ニコルス&ヘイストはフレッチャーをタンク・バスターで撃沈。その雪辱を果たすべく、オージー・オープンは気合いの攻めを見せるも、ニコルス&ヘイストも真っ向から応戦。TMDKは終盤、フレッチャーに掟破りのコリオリスを炸裂。さらにタンク・バスターを決めるも、カバーはデイビスが必死にカット。オージー・オープンは意地の反撃を見せ、最後はヘイストをコリオリスで撃沈。ベルトを死守した。試合後には前王者組の毘沙門が次期挑戦をアピールするも、H.O.Tが乱入。EVIL&裕二郎はIWGPタッグを掲げ、不敵な笑みを見せた。
第7試合は内藤哲也&高橋ヒロム&BUSHIvsSANADA&金丸義信&DOUKI。4.27広島で金丸の挑戦を退けてIWGPジュニアヘビーを防衛したヒロムは、5.3福岡でのIWGP世界ヘビー級王座戦に向け、王者SANADAとつばぜり合いを繰り広げる。終盤、DOUKIが内藤にトペ・スイシーダを炸裂。孤立したBUSHIを、最後はSANADAがSkull Endで仕留めた。試合後、ヒロムがSANADAに話しかけるも、SANADAは帰るように促した。
第6試合はタマ・トンガ&ヒクレオ&マスター・ワト&邪道vsデビッド・フィンレー&KENTA&石森太二&外道。5.3福岡のNEVER無差別級王座戦（王者タマvs挑戦者フィンレー）、そしてSTRONG無差別級王座戦（挑戦者ヒクレオvs王者KENTA）のダブル前哨戦は、BULLET CLUBのラフファイトに対し、タマ組も徹底抗戦。最後はタマがガンスタンで外道を一蹴。しかし、試合後にフィンレーがタマをシレイリ、KENTAがヒクレオを竹刀で殴りつけ、さらに遺恨を深めた。
第5試合はオカダ・カズチカ&石井智宏&真壁刀義&大岩陵平のCHAOS&本隊連合軍と、NEVER6人タッグ王者組のSTRONG STYLE（鈴木みのる&エル・デスペラード&成田蓮）に中島佑斗が加わったカルテットが対決。 5.3福岡でNEVER6人タッグ挑戦が決定しているオカダ&石井（もう一人のパートナーは未定）は、STRONG STYLEと今宵も激しい攻防を繰り広げる。成田が大岩をコブラツイストで仕留めたあとも、両軍は番外戦を展開。そして鈴木はマイクを握り「オイ、Xどうした、X？ 誰もいねえのか？ 二人でやるのか？」と挑発した。
第4試合は5.3福岡でNJPW WORLD認定TV王座を懸けて激突する王者ザック・セイバーJr.と挑戦者ジェフ・コブが、それぞれ藤田晃生、グレート-O-カーンをパートナーに前哨タッグ対決。ザックはテクニックで切り崩そうとするが、コブはパワーで真っ向から応戦。藤田も奮闘を見せる。だが、最後はオーカーンが大空スバル式羊殺しで藤田を屈服させた。
第3試合は本間朋晃&KUSHIDA&ケビン・ナイトvsアーロン・ヘナーレ&TJP&フランシスコ・アキラ。4.27広島でJET SETTERS（KUSHIDA&ナイト）にIWGPジュニアタッグを奪われたCatch 2/2（TJP&アキラ）は、ゴング前に襲いかかる。その後も両チームはスピーディーな攻防を展開。終盤、本間がヘナーレにこけしロケットを発射。だが、ヘナーレはアルティマで捕らえ、ギブアップ勝ちをスコア。
第2試合は海野翔太が若獅子オスカー・ロイベを引き連れ、EVIL&高橋裕二郎組と対決。H.O.Tはゴング前に奇襲攻撃を仕掛け、その後も無法ファイトでロイベを蹂躙。だが、海野がすばやい動きでH.O.Tをかき乱し、ロイベに勝負を託す。しかし、H.O.Tは反則技のコンボでロイベを追い込むと、最後は裕二郎がピンプジュース3カウントを強奪した。
オープニングマッチには毘沙門（後藤洋央紀&YOSHI-HASHI）と、矢野通&ボルチン・オレッグ組が激突。大物ルーキーのオレッグは矢野のアシストを受け、毘沙門にひるまず力強い攻めを披露。後藤にはフロントスープレックスを炸裂する。だが、毘沙門は後藤ごとハントでオレッグの動きを止めると、最後は消灯で料理した。
【海野翔太選手、成田蓮選手の日記連載が決定！】5月よりNJPWスマホプレミアムにて『翔太の日常』（海野）、『NARITA STYLE』（成田）が連載開始！
