毘沙門が難敵オージー・オープンを撃破し二連覇達成!
YOH&ラッシュはオースティン&ベイとの熱闘を制し初優勝!
NEVERを防衛したアンダーソンがタマに宣戦布告!
鈴木が年内の鈴木軍解散を電撃発表!
★月額330円!試合詳細&BSコメント、日記も読めるスマホサイト入会はコチラ!!
12月14日(水)、宮城・仙台サンプラザホールで『WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr. TAG LEAGUE 2022』最終戦が開催された。“タッグの祭典”もついにクライマックス! 今大会では『WTL』と『SJTL』、両リーグ戦の優勝決定戦を中心に激闘が繰り広げられた。
オープニングマッチでは大岩陵平&藤田晃生が、アレックス・ゼイン&エル・リンダマンにチャレンジ。若獅子タッグは『SJTL』で首位争いに残った強豪チーム相手に、血気盛んな攻めを見せる。対するゼイン&リンダマンはダブルで大岩の腕に「イタダキマ~ス!」と噛み付き攻撃を繰り出し、息の合ったところを披露。。最後はリンダマンがジャーマンスープレックスで藤田から貫禄勝ちを収めた。
第2試合はKUSHIDA&ケビン・ナイトと、“TMDK”マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイストが対戦。『WTL』で最後まで優勝戦線に食い込んだ強豪TMDKを相手に、KUSHIDA&ナイトは機動力で切り崩そうとする。終盤、ナイトはヘイストに高角度DDTを狙う。だが、ヘイストが空中でキャッチすると、すかさずニコルスが飛びつき、一気にタンク・バスターを炸裂。ヘイストがナイトから3カウントを奪取した。
第3試合はタイガーマスク&ロビー・イーグルス&アレックス・コグリン&ゲイブリル・キッドvsグレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレ&TJP&フランシスコ・アキラ。『WTL』と『SJTL』に出場したチーム同士がカルテットを結成した8人タッグは、ジュニア勢がスピード、ヘビー級がパワーを武器に丁々発止の攻防。終盤、Catch 2/2がタイガーにザ・リーニングタワーを狙うも、イーグルスがカット。だが、最後はTJPがタイガーを巧みに丸め込んでピンフォール勝ちをスコア。
第4試合は鈴木みのる&ランス・アーチャー&金丸義信&DOUKIvsEVIL&高橋裕二郎&SHO&ディック東郷。それぞれ『WTL』と『SJTL』の出場チームによる8人タッグは、激しいラフファイトの応酬に。終盤、乱戦の中、東郷が鈴木の首をスポイラーズチョーカーで締め上げる。だが、鈴木は力づくではねのけると、スリーパーからのゴッチ式パイルドライバーで東郷を料理。
今シリーズ、「仙台ですべてを明かしてやろう」と語っていた鈴木は、試合後にマイクを握ると、各メンバーにメッセージを送ってから「2023年、鈴木軍、それぞれが新しい旅に出る。2022年、今年をもって鈴木軍、解散します!」と、ユニットの電撃解散を発表した。
第5試合は棚橋弘至&矢野通&田口隆祐&クラーク・コナーズvs内藤哲也&SANADA&BUSHI&ティタン。『WTL』と『SJTL』で存在感を見せた“トオルとヒロシ”と“ワイルドヒップス”のカルテットは、各々が持ち味を発揮。だが、『WTL』と『SJTL』でそれぞれ優勝争いに食い込んだL・I・Jは、鉄壁のチームプレーで対抗。最後は内藤&SANADAの連携DDTで動きの止まったコナーズを、内藤がデスティーノで仕留めた。
第6試合はオカダ・カズチカ&タマ・トンガ&マスター・ワトvsジェイ・ホワイト&石森太二&外道。来年の1.4東京ドームのIWGP世界ヘビー級王座戦とIWGPジュニアヘビー4WAYマッチのダブル前哨戦は、BULLET CLUBが狡猾なインサイドワークで攻め込んでいく。だが、オカダ組も闘志全開のファイトで応戦。終盤、ワトは外道にRPPを炸裂。だが、カウント3寸前でジェイがワトを引きずり起こし、一気にブレードランナーを炸裂。さらにジェイはオカダにもブレードランナー一閃。そしてジェイが外道をグロッキー状態のワトの上に被せると、レフェリーはカウントを三つ叩き、BULLET CLUBに凱歌が上がった。
第7試合はNEVER無差別級選手権、王者カール・アンダーソンと挑戦者ヒクレオによる因縁の対決。当初、この王座戦は11.5大阪で行なわれる予定だったが、アンダーソンが来日を拒否。紆余曲折を経て、ようやく仙台の地で実現した王座戦は、ヒクレオが開始と同時に豪快なネックハンギングボムを炸裂。しかし、アンダーソンも膝攻めを軸に応戦。終盤、外道が乱入するも、ヒクレオは排除すると、アンダーソンにチョークスラムを狙う。だが、アンダーソンは空中でガンスタンに切り返し3カウントを奪取。試合後、前王者のタマ・トンガが姿を現し、アンダーソンと番外戦を展開。アンダーソンはタマにガンスタンを見舞うと「『WRESTLE KINGDOM』で会おうぜ」と宣戦布告した。
ダブルメインイベントⅠ(第8試合)は『SUPER Jr. TAG LEAGUE』優勝決定戦、 YOH&リオ・ラッシュ(リーグ戦1位)vsエース・オースティン&クリス・ベイ(リーグ戦2位)。11.28長野の『SJTL』公式戦でYOH&ラッシュに敗北を喫しているオースティン&ベイは、その雪辱を果たすべく多彩な連携を次々に披露。だが、仙台出身のYOHも故郷に錦を飾るべく、ラッシュと共に奮起。スピーディー&スリリングな攻防の中、YOH&ラッシュは終盤、オースティンに3Kを炸裂するも、カバーはベイが妨害。するとラッシュがトペ・スイシーダでベイを分断し、返す刀でオースティンにラッシュアワー。すかさずYOHがオースティンをDIRECT DRIVEで突き刺し、3カウントを奪取。YOH&ラッシュが初優勝の栄冠をつかんだ。
ダブルメインイベントⅡ(第9試合)は『WORLD TAG LEAGUE』優勝決定戦、“毘沙門”後藤洋央紀&YOSHI-HASHI(リーグ戦2位)vs“オージー・オープン”カイル・フレッチャー&マーク・デイビス(リーグ戦1位)。11.26藤沢の『WTL』公式戦では、オージー・オープンがYOSHI-HASHIをコリオリスで撃破。その再現とばかりに、オージー・オープンは流れるような連携で猛攻を見せる。試合が佳境に入るとYOSHI-HASHIに対し、テーブルへのコリオリスを狙うも、これは後藤が救出。そして逆に後藤がフレッチャーをテーブル上にGTRで叩きつけ、場内の度肝を抜く。その後も戦況が目まぐるしく変わる中、最後は毘沙門が粘るフレッチャーを、消灯からの奈落で撃沈。毘沙門が二連覇を成し遂げた。
試合後、YOSHI-HASHIはYOH&ラッシュも呼び込み、共に優勝の喜びをわかちあう。そして最後は“空前絶後のざんまい”で大会を締めくくった。
【毎週水曜22時~!】『真夜中のレッスル&キングダム』今回は「バッドラック・ファレ選手(後編)あわや“刑務所行き”!? の少年時代、 “弟子”の中島、オスカーにも言及!」