棚橋がAEW暫定王座戦でモクスリーに無念の惜敗!
ジェイが4WAYマッチを制しIWGP世界ヘビー死守!
“X”カスタニョーリがザックを撃沈!
オスプレイに敗れたキャシディを柴田が救出!
コブ&オーカーンが3WAYマッチに敗れIWGPタッグ陥落!
Photo :All Elite Wrestling
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6月26日(日・現地時間)、アメリカ・United Center(イリノイ州シカゴ)でAEWとの歴史的な合同興行『AEW x NJPW: FORBIDDEN DOOR』が開催され、王座戦を中心に激闘が繰り広げられた。
第1試合はクリス・ジェリコ(AEW)&鈴木みのる&サミー・ゲバラvsエディ・キングストン(AEW)&ウィーラー・ユウタ(AEW)&海野翔太。開始と同時に『BEST OF THE SUPER Jr.』で活躍したユウタが、ジェリコを一気呵成に攻め立てる。ジェリコ組もラフファイトを軸に応戦。鈴木はキングストンと激しい打撃戦を繰り広げる。海外修業中の海野も成長した姿を見せ、ジェリコをあと一歩のところまで追い込むが、最後はジェリコのジュダスエフェクトの前に沈んだ。
第2試合はROH世界タッグ&IWGPタッグ選手権 3WAYマッチ(WINNER TAKE ALL)として、ROH世界タッグ王者の“FTR”ダックス・ハーウッド(AEW)&キャッシュ・ウィーラー(AEW)、IWGPタッグ王者のジェフ・コブ&オーカーン、そして“ロッポンギヴァイス”バレッタ(AEW)&ロッキー・ロメロが激突。勝利チームがベルトを総取りする三つ巴の戦いは、開始から混戦模様に。試合中、ハーウッドが脇腹を負傷し戦線離脱に追い込まれる一幕も。終盤、ロッポンギヴァイスがコブにストロングゼロを炸裂するが、カウント3寸前でウィーラーがカット。最後はFTRがロッキーにカウンターのビッグリッグを決め、タッグ二冠王に輝いた。
第3試合はAEWオールアトランティックチャンピオンシップ初代王座決定4WAYマッチとして、PAC(AEW)、ミロ(AEW)、 マラカイ・ブラック(AEW)、そして クラーク・コナーズが激突。石井智宏の欠場を受けてチャンスをつかんだコナーズは、果敢な攻めを見せるが、ミロが驚異的なパワーで大暴れ。PACとブラックも抜群の身体能力で技を繰り出していく。試合が佳境に入ると、コナーズは場外で机を背にしたミロに強烈なスピアーを炸裂。机を真っ二つにして見せ場を作る。だが、目まぐるしく展開が変わる中、最後はPACがコナーズからブルータライザーギブアップを奪い、初代王者に君臨した。
第4試合はマット・ジャクソン&ニック・ジャクソン&エル・ファンタズモwithヒクレオvsスティング&ダービー・アリオン&鷹木信悟。BULLET CLUBの入場時、スティングが入場ゲートの上からプランチャを炸裂。だが、BULLET CLUBに一夜復活したヤングバックス(マット&ニック)も、ファンタズモと共に狡猾かつスピーディーな動きで反撃。対するアリンも軽快な攻撃で存在感を見せる。最後は鷹木がラスト・オブ・ザ・ドラゴンでファンタズモを仕留め、現地のファンの拍手を集めた。
第5試合はAEW女子世界王者のサンダー・ロサ(AEW)が、トニー・ストーム(AEW)を相手に防衛戦。今大会で唯一組まれた女子同士の対決は、両者の意地が爆発。初戴冠を狙うストームの猛攻に対し、ロサも左肩を狙いながら応戦し、終盤にはファイヤー・サンダー・ドライバーを炸裂。これはストームが必死に返すも、最後はロサがファイナルレコニングで王座防衛に成功した。
第6試合はIWGP USヘビー級王者のウィル・オスプレイが、挑戦者としてオレンジ・キャシディを迎撃(AEW)。キャシディは緩急自在のトリッキーな攻撃で、オスプレイ相手に互角に渡り合う。終盤、大技が飛び交う攻防の中で、キャシディは驚異的な粘りを見せる。だが、オレンジパンチをしのいだオスプレイが、最後はストームブレイカーで辛勝。試合後、なおもオスプレイとオージー・オープンがキャシディに襲いかかると、なんと柴田勝頼が救出に登場。UNITED EMPIREを蹴散らした。
第7試合はザック・セイバーJr.とXが対決。当初、ザックとブライアン・ダニエルソン(AEW)の一騎打ちが決定していたが、ダニエルソンが怪我により欠場。その相手として、WWEでも活躍したクラウディオ・カスタニョーリ(前リングネームはセザーロ)が登場。ザックの卓越したサブミッションに対し、実力者カスタニョーリは持ち前のパワーに加え、テクニックも駆使して対抗。一進一退の攻防の末、最後はカスタニョーリが豪快なリコラボムでザックから3カウントを奪取した。
セミではIWGP世界ヘビー級選手権4WAYマッチとして、王者ジェイ・ホワイトが、オカダ・カズチカ、ハングマン・ペイジ(AEW)、アダム・コール(AEW)を迎撃。開始と同時にジェイとコールが共闘姿勢を見せると、オカダとペイジも徹底抗戦。それぞれが持ち味を発揮し、丁々発止の攻防を繰り広げる。ペイジがジェイに裏切りのバッククラッカーを食らわせてから、さらに試合は混戦模様に。終盤、オカダはコールを開脚式ツームストンパイルドライバーで叩きつけ、とどめのレインメーカーへ。だが、ジェイがオカダを捕らえレインメーカーを炸裂。そしてグロッキー状態のコールをカバーし、3カウントを奪取。策士ジェイが接戦を制し王座初防衛に成功した。
メイン(第9試合)ではAEW暫定世界王座戦として、ジョン・モクスリー(AEW)と棚橋弘至が注目の初シングル。両者は序盤からメインにふさわしい、重厚な攻防を展開。場外戦になると、モクスリーが棚橋をテーブルに投げつけて本領を発揮。しかし、棚橋も必死に応戦し、場外で流血したモクスリーに対してコーナー最上段からハイフライアタックを敢行。さらにはカミゴェを食らわせ、ハイフライフロー二連発を炸裂する。だが、ダメージでカバーが遅れ、モクスリーはキックアウト。執念を見せたモクスリーが、最後は渾身のスリーパーからデスライダーにつなぎ、暫定王座戦を制した。
試合後、棚橋とモクスリーが言葉をかわしていると、次々とレスラーが乱入し混沌状態に。だが、BLACKPOOL COMBAT CLUBがジェリコ感謝協会を追いやり、大会を締めくくった。
そのほか、ダークマッチが4試合行なわれ、第1試合では“毘沙門”後藤洋央紀&YOSHI-HASHI組が、THE FACTORYのQTマーシャル&アーロン・ソロウ組(AEW)に勝利。第2試合ではランス・アーチャー(AEW)がTHE FACTORYのニック・コモロト(AEW)との肉弾戦を制す。第3試合ではエル・デスペラード&金丸義信組がキース・リー&スワープ・ストリックランド組(AEW)に敗北。第4試合ではLA DOJOのアレックス・コグリン&ザ・DKC&ケビン・ナイト&上村優也組が、ビリー・ガン&コルテン・ガン&オースティン・ガン&マックス・キャスター組(AEW)に敗れた。
■『AEW x NJPW: Forbidden Door』
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