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オカダが内藤との至高の王座戦を制し“V2”達成！
H.o.TがCHAOSに雪辱を果たしNEVER6人タッグ死守！
矢野がYTRマジックで鈴木を閉じ込めKOPW奪還！
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2月20日（日）、北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる2連戦の二日目を迎えた。約1カ月にわたり激闘が繰り広げられた『新春黄金シリーズ』もついに最終戦。IWGP世界ヘビー級王座戦をはじめ、選手たちが熱い激闘を繰り広げた。
第1試合はロビー・イーグルス&タイガーマスク&藤田晃生vs石森太二&エル・ファンタズモ&邪道。終盤、BULLET CLUBは藤田を孤立させ、石森がファンタズモにスーパーキックを指示。だが、ファンタズモが躊躇すると、石森自らブラディークロスで藤田をピンフォール。試合後、石森がファンタズモに詰め寄る一幕も。
第2試合は石井智宏が若獅子・大岩陵平とのタッグでタイチ&DOUKIと激突。石井とタイチは真っ向勝負で意地をぶつけ合う。大岩はイキのよさを発揮するも、鈴木軍タッグは厳しい攻めを見せ、最後はタイチが急角度のバックドロップで葬った。
第3試合は昨日のIWGPジュニアヘビー4WAYマッチを制して新王者となった田口隆祐&マスター・ワトが、エル・デスペラード&金丸義信と対決。デスペラード&金丸は膝攻めで田口を追い込んでいく。終盤、金丸は4の字固めを狙うも、田口は蹴り上げて回避。そしてロープの反動で跳ね返ってきた金丸を首固めで丸め込み、技アリの3カウントを奪取した。
第4試合は小島聡とグレート-O-カーンが一騎打ち。2.11仙台でオーカーンに敗れている小島は、そのリベンジを果たすべく力強い攻めを展開。コーナー上のオーカーンをラリアットで場外に撃ち落とし、脇腹に大ダメージを与えることに成功する。苦しい戦いとなったオーカーンだが、小島のラリアットをかわすと、アイアンクローを決めながらスピニングバックブリーカーを炸裂。続いてエリミネーターで叩きつけ、勝利をものにした。
第5試合は棚橋弘至&真壁刀義&永田裕志&本間朋晃vsSANADA&鷹木信悟&高橋ヒロム&BUSHI。昨日、IWGP USヘビー王座を懸け熱戦を繰り広げた新王者・SANADAと棚橋は、その追撃戦とばかりに丁々発止の攻防。試合は攻守が激しく入れ替わる中、終盤にL･I･Jが分断作戦に出る。鷹木は本間のこけしロケットを食らいながらも、即座にパンピングボンバーを叩き込むと、最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで勝利をスコア。
第6試合は『KOPW 2022』争奪戦ドッグケージ・デスマッチとして、前・保持者の矢野通が現・保持者の鈴木みのると対決。試合は中盤、両者共に相手の両手首を手錠でつないで混戦模様に。だが、鈴木は矢野の鍵を用いて自身の手錠を外すと、首輪でYTRを絞首刑。そしてドッグケージに閉じ込めようとするも、いつの間にか矢野は鈴木をケージにつなぎ脱出。そして念押しでヤングライオンを鈴木に向けて放り投げると、矢野はケージの南京錠を締めて、まんまと勝利を収めた。
第7試合はNEVER無差別級6人タッグ王座戦、挑戦者組・後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&YOHvs王者組EVIL&裕二郎&SHO。昨日のIWGPタッグ王座戦で後藤&YOSHI-HASHIに敗れたEVIL&裕二郎は、序盤からSHO、さらにセコンドの東郷も加わり無法ファイトを展開。だが、CHAOSも一歩も下がらず徹底抗戦。終盤、後藤&YOSHI-HASHIは裕二郎に消灯を炸裂。だが、東郷がレフェリーを場外に引きずり込み、無法状態を作り出す。それでも後藤&YOSHI-HASHIは、裕二郎を奈落の体勢で捕らえる。しかし、裕二郎は切り抜けるとYOSHI-HASHIに急所蹴り。すかさずSHOがレンチでYOSHI-HASHIを殴りつけ、最後は裕二郎がBig Juiceにつないで勝利を強奪。H.o.Tが昨日の落とし前をつけた。
メインではIWGP世界ヘビー級王者オカダ・カズチカに内藤哲也が挑戦。これまでの両者の対戦戦績は5勝5敗の五分。今回で11度目となる対決は、共に新日本の頂点を決めるにふさわしい重厚かつ、スリリングな攻防を繰り広げる。内藤はデスティーノへの布告としてオカダの首をロックオン。しかし、オカダも負けじと首攻めで応戦。試合が佳境に入るとオカダはレインメーカーを狙うも、内藤は幾度となく切り返す。そしてスターダストプレスを決めるも、オカダは執念のキックアウト。ならばと内藤はとどめのデスティーノを狙うが、オカダは回避。すかさず内藤はバレンティアの体勢に入るが、オカダは掟破りのデスティーノを炸裂。そして、内藤のコリエンド式デスティーノを開脚式ツームストンパイルドライバーで切り返すと、最後は渾身のレインメーカーを炸裂。2度目の王座防衛に成功した。
試合後、オカダはダウンしている内藤の拳に、自身の拳を突き合わせると、「50周年にふさわしい相手、ふさわしい戦いでした！ ありがとうございました！」とマイク。そして3月の『旗揚げ記念日』、『NEW JAPAN CUP』に言及し、「俺の相手はエル・デスペラードじゃない？」とIWGP王者対決をアピールすると、最後は「札幌にカネの雨が降るぞ～！」と咆哮し、『新春黄金シリーズ』を締めくくった。
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