ヒロムがSHOとの35分超えの死闘に激勝!
IWGPタッグは暴走したタイチが反則負け!
飯伏とSANADAが健闘を誓うフィストバンプ!
BUSHIはワトとの一騎打ちを制す!
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2月10日(水)、広島・広島サンプラザホールでビッグマッチ『THE NEW BEGINNING in HIROSHIMA』が開催された。広島二連戦の初日、二大王座戦を中心に激闘が繰り広げられた。
メイン(6試合)はIWGPジュニアヘビー級選手権試合、王者・高橋ヒロムvs挑戦者SHO。昨年の『BEST OF THE SUPER Jr.』公式戦でSHOに敗れているヒロムにとって、ベルト防衛と共にそのリベンジを賭けた雪辱戦となる。
前哨戦で激しいデッドヒートを繰り広げてきた両雄は、序盤から一歩も引かず真っ向からぶつかり合う。終盤、両者は大技を巡り目まぐるしい攻防を展開。SHOがクロスアーム・パイルドライバーを決めれば、ヒロムも負けじとビクトリー・ロイヤルで対抗する。そして、ヒロムはTIME BOMBを決めるも、SHOはカウント3寸前でキックアウト。だが、最後はヒロムがTIME BOMB IIで粘るSHOを沈め、死闘に終止符を打った。
試合後、石森&ファンタズモが乱入するも、ヒロムはBUSHIのアシストを受けてこれを排除。ファンタズモがIWGPジュニアヘビー挑戦をアピールすると、ヒロムは交換条件としてBUSHIとのコンビで石森&ファンタズモ組の保持するIWGPジュニアタッグ王座への挑戦を要求した。
第5試合はIWGPタッグ王者のG.o.D(タマ・トンガ&タンガ・ロア)が、前王者の(タイチ&ザック・セイバーJr.)とリマッチ。1.6TDCでタイチからアイアンフィンガーを強奪したタマは、前哨戦では偽物を持参し、タイチを徹底的に挑発。今宵もいくつもの偽物で小馬鹿にするタマに対し、タイチは怒りを爆発させるが、G.o.Dはチームプレーでペースを握る。終盤、タイチ&ザックはタマにザックメフィストを決めるが、3カウント寸前でロアがレフェリーの足を引っ張って妨害。無法状態になると、邪道がアイアンフィンガーをタマにパス。それを取り返したタイチは、タマにアイアンフィンガーフロムヘルを炸裂する。しかし、レフェリーが目撃したため、タイチ&ザック組が反則負けに。
第4試合は明日の2.11広島で二冠王座戦を行なう王者・飯伏幸太と挑戦者SANADAが、それぞれ本間朋晃、内藤哲也をパートナーに最終前哨戦。飯伏はSANADAとハイレベルな攻防を展開。内藤との一騎打ち実現を狙う本間も発奮。飯伏と共に内藤にダブルの小こけしをお見舞いする。だが、最後は内藤がデスティーノで本間から貫禄の3カウントを奪取。試合後、飯伏が「明日楽しみましょう! 熱をくださいよ、熱を!」と呼びかけると、SANADAは拳を差し出してフィストバンプ。互いの健闘を誓った。
第3試合は抗争激化中のCHAOS(オカダ・カズチカ&石井智宏&後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&矢野通)とBULLET CLUB(EVIL&ジェイ・ホワイト&高橋裕二郎&石森太二&エル・ファンタズモ)が激突。後藤&石井&YOSHI-HASHIは、2.11広島のNEVER6人タッグ王座戦で迎え撃つジェイに集中攻撃。オカダは一騎打ちの機運が高まるEVILと熱い火花を散らす。試合は矢野が急所蹴りからの丸め込みで裕二郎を下し、CHAOSに軍配。
第2試合はマスター・ワトvsBUSHI。1.6TDCで遺恨が勃発し、前哨戦を繰り広げてきた両者がついに一騎打ち。先制のトルニージョを決めたワトは、キックを軸に攻め立てる。しかし、BUSHIも鋭いトペ・スイシーダをはじめ、インサイドワークで対抗。終盤、ワトはTTDからRPPを放つも、BUSHIは寸前でかわす。そこから技の読み合いとなり、BUSHIはテリブレからMXにつないで3カウントを奪取した。
第1試合は辻陽太&上村優也&ゲイブリエル・キッドの若獅子トリオが、鈴木軍(鈴木みのる&エル・デスペラード&金丸義信)にチャレンジ。ヤングライオンはゴングを待たずに奇襲攻撃を仕掛け、果敢に挑んでいく。とくに鈴木との一騎打ち実現を狙う上村が奮闘するも、最後は鈴木の逆片エビ固めの前にギブアップ負け。