『SUPER Jr.』はデスペがBUSHIを撃破し1位通過!
12.11武道館で2位のヒロムと宿命の対決!
『WTL』はフィンジュースとG.o.Dがファイナリストに!
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12月6日(日)、福岡・福岡国際センターで『WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27』第16戦が開催された。今大会では両リーグ戦の最終公式戦を実施。
現段階で『WTL』はジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー組、後藤&YOSHI-HASHI組、石井智宏&矢野通組、鷹木信悟&SANADA組、タイチ&ザック・セイバーJr.組、G.o.D(タマ・トンガ&タンガ・ロア)の6チームが5勝3敗で首位タイ。『SUPER Jr.』はSHO、高橋ヒロム、エル・デスペラード、石森太二が6勝2敗でトップを並走。
第1試合の『SUPER Jr.』公式戦は上村優也(0勝8敗)vsロビー・イーグル(3勝5敗)。ここまで勝ち星のない上村は、有終の美を飾るべく開始のゴングと同時に突進。その後も果敢に攻めるも、閂スープレックスはイーグルスがディフェンス。最後はイーグルスがロン・ミラー・スペシャルで締め上げ、上村は無念のギブアップ負け。
第2試合の『WTL』公式戦はEVIL&高橋裕二郎(3勝5敗)とバッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ(2勝6敗)のBULLET CLUB対決。序盤から裕二郎はオーエンズに騙し討ちを連発。しかし、オーエンズもレフェリーに、東郷からスポイラーズチョーカー攻撃を受けたと偽りの申告をし、相手チームの動揺を誘う。すかさず、オーエンズはロープを用いた反則の押さえ込みで、裕二郎からまんまと3カウントを奪取した。
第3試合の『SUPER Jr.』公式戦は田口隆祐(3勝5敗)vsDOUKI(2勝6敗)。ゴング前にDOUKIは奇襲を仕掛け、田口のヒップアタックに対し鉄パイプをフルスイング。だが、田口はこだわりのケツ殺法で追い込むと、最後はオーマイアンドガーアンクルからのどどんでDOUKIを仕留めた。
第4試合の『WTL』公式戦は棚橋弘至&トーア・ヘナーレ組(1勝7敗)と、首位タイのG.o.D(5勝3敗)が対決。G.o.Dは入場時の棚橋&ヘナーレを背後から襲撃。しかし、棚橋&ヘナーレも応戦。棚橋はタマをテキサスクローバーで捕らえるも、ロアが邪道の竹刀で左ヒザを攻撃。棚橋がヒザを押さえてのたうち回ると、すかさずタマがシャープシューターで捕獲し、ギブアップ勝ちをスコア。
第5試合の『SUPER Jr.』公式戦は首位タイのヒロム(6勝2敗)がマスター・ワト(4勝4敗)と激突。ワトは強く意識するヒロムを、多彩な蹴りを軸に攻略しようとする。だが、ヒロムはTTD、RPPを切り抜けると、怒涛のラリアットを連発。終盤、ワトはTIME BOMBを丸め込みで切り返し、あわやの場面を作り出すも、最後はヒロムがTIME BOMB IIで撃沈。
第6試合の『WTL』公式戦は鷹木&SANADA(5勝3敗)vsグレート-O-カーン&コブ)vsジェフ・コブ(4勝4敗)。L・I・Jタッグは序盤から息の合った連携で翻弄する。しかし、THE EMPIREは力強い攻めで反撃。終盤、鷹木に集中攻撃を浴びせ、最後はコブがツアー・オブ・ジ・アイランドでピンフォール勝ち。ここでL・I・Jタッグは優勝戦線から脱落。試合後、コブは鷹木のNEVERのベルトを手に、次期挑戦をアピールした。
第7試合の『SUPER Jr.』公式戦は首位タイのSHO(6勝2敗)と現IWGPジュニアヘビー級王者の石森(6勝2敗)が直接対決。初のファイナリストを狙うSHOは、開始と同時に猪突猛進に攻め込む。だが、石森はエプロンでのパイルドライバーで流れを食い止めると、首と腕を攻め立てる。SHOも応戦するが、石森はリバースのブラディークロスで動きを止め、最後は正調のブラディークロスで勝利。
第8試合の『WTL』公式戦は石井&矢野組(5勝3敗)と現IWGPタッグ王者のタイチ&ザック組(5勝3敗)による首位同士の対決。両チームは試合開始と同時に、目まぐるしい攻防。矢野はザックにエプロンのカバーでグルグル巻きにされ、危うくリングアウト負けを食らいそうになる。石井とタイチはバチバチの真っ向勝負でヒートアップ。終盤、鈴木軍タッグは天翔ザックドライバーで石井の動きを止めると、最後はザックメフィストで辛勝。
第9試合の『SUPER Jr.』公式戦ではBUSHI(4勝4敗)と、首位タイのデスペラード(6勝2敗)が激突。デスペラードは執拗なヒザ攻めでダメージを蓄積させる。だが、BUSHIも鋭いトペ・スイシーダを二連発をはじめ、意地の徹底抗戦。終盤、ロコ・モノを見切ったBUSHIは、一気にたたみこんでエムエックスへ。しかし、デスペラードはスパインバスターで切り返すと、最後はヌメロ・ドスで粘るBUSHIを屈服。
この試合をもって、『SUPER Jr.』はデスペラード、石森、ヒロムが首位タイで並び全公式戦終了。そして三者の直接対決の結果、1位のデスペラードと2位のヒロムが12.11武道館の優勝決定戦で対峙することに。試合後、デスペラードに呼び込まれたヒロムは、マイクを握ると「世界中にオレとオマエの歴史を見せてやろうぜ!」と咆哮。
そしてメイン(第10試合)の『WTL』公式戦では、二連覇を狙うジュース&フィンレー組(5勝3敗)と後藤&YOSHI-HASHI組(5勝3敗)が激突。序盤から両タッグはチームプレーで一進一退の攻防を展開。 終盤、後藤&YOSHI-HASHI組はジュースに牛殺し&トラースキックからGYWを炸裂。だが、この絶体絶命のピンチをフィンレーが救出。ここからジュース&フィンレーは分断に成功すると、フィンレーが後藤にACID DROP 、続いてジュースがナックルからのパルプフリクションを決めて激勝。
『WTL』はジュース&フィンレー組、G.o.D、タイチ&ザック組が首位タイに。そして、直接対決の結果によりジュース&フィンレー組が1位、G.o.Dが2位で12.11武道館で激突することが決定。試合後、勝利に喜ぶジュース&フィンレー組を、G.o.Dが襲撃した。
なお、第5試合終了後には、来年の5月3日&4日に福岡国際センターで、『レスリングどんたく2021』が開催されることが発表された。