飯伏がカミゴェで粘るSANADAを撃破し『G1』二連覇!
EVILが試合後に内藤をKOし二冠挑戦をアピール!
オスプレイ&カーンの“THE EMPIRE”がオカダ&SHOを撃沈!
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10月18日(日)、東京・両国国技館で『G1 CLIMAX 30』最終戦が開催された。
メイン(第6試合)の『G1 CLIMAX 30』優勝決定戦は、Aブロック代表の飯伏幸太とBブロック代表のSANADAが激突。二連覇を目指す飯伏と、初優勝を狙うSANADAは過去に二度対戦。18年の『G1』公式戦ではSANADA、19年の『G1』公式戦では飯伏が勝利を収めている。
両者は序盤からジックリとしたテクニックの応酬を展開。SANADAは飯伏の左ヒザに狙いを定めると、機動力を奪いに出る。だが、飯伏も意地を見せて徹底抗戦。
終盤、飯伏のカミゴェをSANADAがTKOで切り返せば、飯伏はSANADAのSkull Endに対し人でなしドライバーを炸裂。高度な攻防の末、飯伏はカミゴェをヒットさせるが、SANADAは必死にキックアウト。しかし、最後は飯伏が追撃のカミゴェで死闘に終止符。1991~92年に蝶野正洋、2003~2004年の天山広吉に続く『G1』二連覇を成し遂げた。
試合後、飯伏は「この『G1』をIWGPヘビーのベルトにかえたいと思います。僕は本当の神になる!」と咆哮し、大会を締めくくった。
飯伏のバックステージの優勝コメント中、『G1』公式戦で飯伏を下しているジェイ・ホワイトが登場。リマッチを不敵に要求した。
第5試合は二冠王者の内藤哲也がBUSHIとのタッグでvsEVIL&高橋裕二郎組と対峙。BULLET CLUBは無法戦法でL・I・Jを攻め立てる。L・I・Jもコンビネーションで応戦するも、BULLET CLUBはうまく分断。最後はEVILがSCORPION DEATHLOCKでBUSHIを屈服させた。試合後もEVILがBUSHIを痛めつけていると、内藤がカット。そして、EVILとにらみ合うが、内藤を背後から東郷がスポイラーズチョーカーで襲撃。すかさず、EVILは内藤をEVILでKOすると、二本のベルトを掲げて挑戦をアピールした。
第4試合はウィル・オスプレイ&グレート-O-カーンの新ユニット「THE EMPIRE」が、因縁のオカダ・カズチカ&SHO組と対峙。10,16両国でオスプレイに裏切られたオカダは、ゴング前に怒りの奇襲攻撃。だが、THE EMPIREは瞬く間にペースを握り、勢いを示す。終盤、オスプレイのマネージャーであるビー・プレストリーが、SHOにロープ越しのドラゴンスクリューを見舞い、すかさずオスプレイは足4の字で捕獲。カーンがオカダをアイアンクロースラムで叩きつけて排除すると、オスプレイがそのまま締め上げてSHOからギブアップを奪った。
第3試合は棚橋弘至&ジュース・ロビンソン&ジェフ・コブ&マスターワトvsジェイ・ホワイト&KENTA&石森太二&外道。BULLET CLUBはダーティーファイトを軸に試合を支配しようとする。しかし、本隊もチームワークを発揮。最後はコブのその場飛びムーンサルトプレスで動きの止まった外道を、棚橋がテキサスクローバーで仕留めた。
第2試合は鷹木信悟&高橋ヒロムvs鈴木みのる&金丸義信。遺恨渦巻く鷹木と鈴木はゴングを待たずに乱打戦。その後もしばき合いを展開する。ヒロムがTIME BOMBで金丸を仕留めたあとも、鷹木と鈴木は番外戦に突入。鈴木は自身が保持するNEVERのベルトを、前王者の鷹木に見せびらかす。ヒロムは金丸のIWGPジュニアタッグのベルトを手に、王者を挑発した。
第1試合はNEVER無差別級6人タッグ王者の後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHIと「KOPW2020」保持者の矢野通がCHAOSカルテットを結成し、IWGPタッグ王者のタイチ&ザック・セイバーJr.にエル・デスペラード&DOUKIを加えた鈴木軍カルテットと対峙。鈴木軍のゲリラ戦にCHAOSは真っ向から応戦。終盤、DOUKIがピンチに陥るも、タイチ&ザックメが救出し、YOSHI-HASHIにザックメフィスト。その上にDOUKIが被さり、3カウントを奪取した。試合後、DOUKIはNEVER6人タッグのベルトを抱えてアピール。
また、第三試合終了後には、来年も1月4日と5日、今年同様に東京ドーム二連戦が行なわれることが発表された。