SANADAが棚橋との熱闘に劇的勝利!
内藤は矢野との頭脳戦を制し、EVILは後藤を粉砕!
Bは内藤とEVILが首位タイのまま両国決戦に突入!
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10月14日(水)、新日本プロレス初進出となる神奈川・横浜武道館で『G1 CLIMAX 30』第16戦が開催され、Bブロックの公式戦(全9戦の8試合目)が行なわれた。現段階では二冠王者の内藤哲也と、前・二冠王者のEVILが首位を併走。
メイン(第6試合)は棚橋弘至(3勝4敗)とSANADA(4勝3敗)が対峙。試合巧者の両雄はヒザ攻めを基調としたジックリしたレスリング、見応えあるつばぜり合いを展開。終盤、互いにハイフライフロー、ラウンディング・ボディプレスをヒザで迎撃し、意地をぶつけ合う。最後は棚橋のハイフライアタックをTKOで切り返したSANADAが、すかさずラウンディング・ボディプレス二連発でたたみかけ劇的勝利。
試合後、スマホのライト点灯を演出したSANADAは、「次のEVIL戦、結果はもちろん、内容で俺が勝ってやるよ」と、優勝に向け必勝を宣言した。
第5試合は後藤洋央紀(4勝3敗)とEVIL(5勝2敗)が激突。EVILのダーティーファイトに対し、後藤は痛む右肩を耐え抜き徹底抗戦。終盤、東郷が襲いかかるも、後藤は牛殺しで排除。そして、EVILにGTRを仕掛けるが、しのいだEVILは後藤をレフェリーに向けて突き飛ばす。衝突寸前で踏みとどまった後藤がローリングラリアットを繰り出すと、EVILはカウンターのEVILを炸裂。この一撃で3カウントを奪った。
第4試合は矢野通(3勝4敗)vs内藤哲也(5勝2敗)。終盤、矢野はテーピングで内藤とセコンドの辻陽太を拘束してしまう。だが、内藤は切り抜けると、辻を矢野の上にボディスラム。ならばと矢野はスキをついてローブローから丸め込むが、跳ね返した内藤は逆に急所蹴りを見舞うと、ジャックナイフ式エビ固めで化かし合いのような頭脳戦を制した。
第3試合はジュース・ロビンソン(3勝4敗)vsザック・セイバーJr.(4勝3敗)。ジュースは序盤、ザック相手に技術勝負を挑む。ザックが徹底した左腕攻めを見せると、ジュースは力強い攻撃で応戦。しかし、パルプフリクションが不発に終わると丸め込みの応酬となり、最後はザックがヨーロピアンクラッチで技アリの勝利。
第2試合はYOSHI-HASHI(1勝6敗)vsKENTA(3勝4敗)。KENTAは挑発するような態度を見せつつ、YOSHI-HASHIの左肩に集中攻撃。だが、YOSHI-HASHIは気合いの反撃。KENTA相手に乱打戦を繰り広げ、あと一歩のところまで追い込む。しかし、最後はカルマを切り抜けたKENTAが、GAME OVERでギブアップ勝ち。
この結果、Bは内藤とEVILが6勝2敗の首位タイ。そのあとをSANADAとザックが5勝3敗で追う展開に。
第1試合は辻陽太vs上村優也。上村は得意の右腕攻めで勝機を探る。だが、辻はカンヌキスープレックスを回避すると、豪快なジャイアントスイングから逆エビ固めで締め上げ、たまらず上村はタップアウト。地元横浜出身の辻に軍配が上がった。