後藤が石井との同門対決に激勝!
ジェイはタイチとの大荒れの一戦を制す!
モクスリーが矢野にまさかの敗退!
8月1日(木)、福岡・福岡市民体育館で『G1 CLIMAX 29』の第12戦が行なわれ、Bブロックの公式戦(全9戦中の6戦目)を中心に激闘が繰り広げられた。
メイン(第9試合)のBブロック公式戦は現NEVER無差別級王者の石井智宏(3勝2敗)と後藤洋央紀(2勝3敗)によるCHAOS同門対決。序盤、石井が攻め込むも、後藤も徐々に挽回。真っ向勝負を信条とする者同士、壮絶なつばぜり合いで場内を熱狂させる。最後は後藤が牛殺し式のGTRから、正調のGTRにつないで死闘に終止符。快心の勝利をつかんだ後藤は「『G1』のGは後藤のG! ありがとう!!」と叫び、大会を締めくくった。
第8試合のBブロック公式戦はタイチ(2勝3敗)vsジェイ・ホワイト(2勝3敗)。クセ者同士の一戦は、互いのセコンドも巻き込んだ総力戦に。外道のメリケンサック攻撃や、金丸のウィスキー噴射が飛び出す中、最後はジェイがブレードランナーでタイチを沈めた。
第7試合はBブロック公式戦、ジュース・ロビンソン(3勝2敗)と現IWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也(2勝3敗)が激突。両者は互いに相手の得意ポーズを披露し、心理戦を展開。ジュースのダイナミックな攻撃に対し、内藤はインサイドワークを駆使して応戦。パルプフリクションをバレンティアで切り返すと、最後はデスティーノでフォール勝ちを収めた。
第6試合のBブロック公式戦は矢野通(2勝3敗)とジョン・モクスリー(5勝0敗)の異次元対決。矢野は買収工作をはじめ、なりふり構わず勝利を狙う。最後はモクスリーの足と海野翔太の足をテーピングで縛りつけ、まんまとリングアウト勝ち。無敗のモクスリーについに土をつけた。
第5試合のBブロック公式戦ではジェフ・コブ(2勝3敗)と&鷹木信悟(2勝3敗)が対峙。両者は白熱の肉弾戦を展開。鷹木は体格差を感じさせない猛攻で、あわやの場面を作り出す。だが、コブは切り抜けると、最後は豪快なツアー・オブ・ジ・アイランドで粘る鷹木に激勝。
この結果、Bブロックはモクスリーの連勝が途切れるも、依然5勝1敗で単独首位。そのあとを3勝3敗で後藤、石井、ジェイ、ジュース、内藤、矢野、コブの7名が追う展開に。
第4試合は8.3大阪のAブロック公式戦のダブル前哨戦、オカダ・カズチカ(6勝0敗)&ウィル・オスプレイ(2勝4敗)&YOSHI-HASHIvsSANADA(2勝4敗)&EVIL(3勝3敗)&BUSHI。オカダとSANADA、オスプレイとEVILは一騎打ちを前に丁々発止の攻防。試合はYOSHI-HASHIがBUSHIにバタフライロックでギブアップ勝ち。試合後、オカダはクールなSANADAに火をつけるように挑発。
第3試合は8.3大阪のAブロック公式戦で対峙する棚橋弘至(4勝2敗)と飯伏(4勝2敗)が、それぞれ海野翔太&成田蓮、本間朋晃&トーア・ヘナーレとトリオを結成して前哨戦。棚橋と飯伏は互いを意識し、早くもスパーク。ヘナーレが成田をTOAボトムで沈めたあとも、棚橋と飯伏は額を突き合わせて火花を散らした。
第2試合は8.3大阪のAブロック公式戦で対峙するザック・セイバーJr.(2勝4敗)とランス・アーチャー(2勝4敗)が、それぞれ鈴木みのる、金丸義信をパートナーに対峙。鈴木軍同士によるタッグマッチは荒れ模様の一戦に。アーチャーのパワーに対し、ザックはテクニックで応戦。最後はザックが金丸にヨーロピアンクラッチで技ありの勝利。
オープニングマッチは8.3大阪のAブロック公式戦の前哨戦、KENTA(4勝2敗)&クラーク・コナーズ&カール・フレドリックスvsバッドラック・ファレ(1勝5敗)&高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズ。KENTAは巨体のファレにgo 2 sleepを仕掛けようとし、場内をわかすが不発に終わる。オーエンズがフレドリックスをパッケージドライバーで仕留めたあと、ファレとKENTAは挑発合戦を繰り広げた。
また、第4試合終了後には来年の5月3日と4日に福岡国際センターで『レスリングどんたく』二連戦が開催されることが発表された。