LION’S GATE PROJECT1

日時: 2016年2月25日(木) 18:00開場 19:00開始
会場: 東京・新宿FACE
観衆: 467人(超満員札止め)

MATCH REPORT

永田が粘る北宮を豪快にバックドロップ葬！“不屈のヤングライオン”本城がデビュー！

　2月25日（木）、東京・新宿FACEで、プロレス界の若手育成を目的にし、団体の枠を越えて、若手が挑戦できる環境を提供する新プロジェクト『LION’S GATE PROJECT1』が開催された。

　アニマル浜口ジム出身の本城匠は、プロレスリング・ノアのトップ戦線の一角を担うマイバッハ谷口を相手にデビュー戦。本城は雄叫びを上げながら立ち向かっていくが、谷口はそのすべてを受け止めると、豪快なスピアからの逆エビ固めで完勝。

　弱冠18歳の川人拓来は、若手ながら試合運びには定評のあるノアの熊野準と激突。川人も得意のキックを繰り出していくが決め手に欠き、最後は熊野がフィッシャーマンズスープレックスで3カウント。

　田口隆祐はノアの新鋭、清宮海斗を迎撃。清宮は高さのあるドロップキックで会場を沸かすも、田口はヒップアタックでペースを握ると、最後はどどんで料理。

　デビッド・フィンレーはノアの前GHCジュニアヘビー級王者・石森太二と対峙。フィンレーはテクニカルな動きで善戦するも、石森が450°スプラッシュで華麗に宙を舞って勝利。

　ジェイ・ホワイトは“ノアジュニアのレジェンド”小川良成と注目の対決。ホワイトは多彩な技を繰り出していくも、試合巧者の小川はヒザ攻めで追い詰め、足4の字固めでギブアップ勝ち。

　中西学が迎え撃ったのはノアのパワーファイター、クワイエット・ストーム。場内を揺るがす迫力満点お肉弾戦は、中西がアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げて貫禄の勝利。

　天山広吉＆小島聡はキャプテン・ノア＆平柳玄藩と異色のタッグ対決。ノア組は急所蹴りなどトリッキーな攻撃を仕掛けるも、テンコジは相手をうまく分断すると、最後は小島が平柳をラリアット葬。

　ジュース・ロビンソンが挑んだのは、昨日のノア後楽園大会で鈴木みのるを撃破し、3・19ノア後楽園でGHCヘビー級王座への挑戦が決定した中嶋勝彦。体格に勝るロビンソンの猛攻に苦戦を強いられる場面もあったが、最後は中嶋が垂直落下式ブレーンバスターで突き刺して激勝。

　メインでは永田裕志が“ノア期待の若武者”北宮光洋と激突。おもいきりのいい突貫ファイトで歓声を巻き起こし、永田に食い下がる北宮。しかし、最後は永田がバックドロップで粘る北宮を撃沈した。

　なお、第1試合前には共にレスリング元全日本王者の実績を持ち、現在はデビューを目指し切磋琢磨している岡倫之と北村克哉が、レスリングのエキシビションマッを行ない（レフェリー=永田裕志）、3分という短い時間だったものの、互いに豪快な投げ技を見せて、そのポテンシャルの高さを披露した。