中邑が後藤から、IC王座奪還に成功!
アンダーソンの挑戦立候補に「イヤァオ!」
棚橋がファレに渾身の逆転勝利!
権利証の相手に内藤を指名するも…!?
9月27日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホールにて、秋恒例の神戸のビッグマッチ『DESTRUCTION in KOBE』が開催された。
第3試合では、9.22岡山大会でNEVER王座を防衛した真壁刀義と、真壁に挑戦表明した石井智宏が8人タッグで激突。場内を沸かせるハードなぶつかり合いを見せるも、最後は六本木ヴァイスがマスカラ・ドラダを仕留めた。
第4試合では9.22岡山でKUSHIDAからIWGPジュニア王座を奪ったケニー・オメガがIWGPタッグ王者のカール・アンダーソン&ドク・ギャローズとトリオ結成し、マット・サイダル&天山広吉&小島聡組と対戦。試合は、天才的な動きで魅了したサイダルがなんとケニーから3カウントを奪取。
第5試合では、因縁が深まり続ける内藤哲也vs柴田勝頼のシングルが実現。序盤から場外戦など、ケンカ上等の激しい攻防で場内を沸かせた両者。しかし、最後はレフェリーの死角から急所攻撃→デスティーノを速攻で決め、不敵な勝利。
試合後、花道でテレビカメラマンに暴行を働いた内藤に柴田が駆け込んで、バックステージで乱闘! この抗争劇はまだ終結しないのか?
第6試合は、10.12両国大会にてIWGPヘビー級王座を賭けて対戦する“王者”オカダ・カズチカとAJスタイルズが最後の前哨戦。たがいの必殺技を巧妙にかわし合いながらも、スピーディーな攻防で場内を沸かせた両者。最後は桜庭がコーディからサクラバロックでタップ勝利。試合後、オカダはAJを盛んに挑発してみせた。
第7試合は復活したTIME SPLITTERSが王者のreDRAGONに挑戦するIWGPジュニアタッグ選手権。ともに譲らぬ、目まぐるしいコンビネーションを披露して、超ハイレベルな試合を見せた両チーム。最後は、シェリーがチェイシング・ザ・ドラゴンの前に沈んだ。
防衛したreDRAGONの前に、六本木ヴァイスが登場し、次期挑戦をアピール。フィッシュにストロング・ゼロを敢行して、強行挑戦を迫った。
第8試合は、『G1』覇者・棚橋弘至が「東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証」を賭けて、バッドラック・ファレと対戦。ここまで2連敗の棚橋だったが、ファレの猛攻をしのいで、最後はハイフライフローで完全決着!
挑戦権利証の次回の相手に、棚橋は『G1』で敗れた内藤哲也をマイクで指名!しかし花道に現れた内藤は言葉を発さずに、不敵な笑顔を見せてバックステージに消えた。
メインイベントは、後藤洋央紀vs中邑真輔のIWGPインターコンチネンタル選手権。中邑は大阪城ホールの奪回に失敗も、『G1』の公式戦で後藤にギブアップ勝利。
試合は、過去の闘いの総決算と言ってもいい濃厚な内容となり、たがいに譲らず20分経過。一度は、ボマイェを後藤が受け止められた中邑だったが、逆のヒザを後藤に叩きこみ、最後は正調のボマイェ炸裂!
今年の5月以来となるインターコンチ王座奪還に成功した中邑。この前に、現れたのが『G1』公式戦で中邑に勝利したカール・アンダーソン。挑戦者に堂々の名乗りを挙げると、中邑は「This is REAL……イヤァオ!」と叫んで、挑戦を受諾した。