9月29日(水・祝)、岡山・桃太郎アリーナにて、『DESTRUCTION in OKAYAMA』が開催された。
第1試合で、9.27神戸大会での一騎打ちが決定している内藤哲也と柴田勝頼が試合そっちのけで対峙。最後は内藤がジェイ・ホワイトを見殺しにしたが、試合後も激しくチャージした。
第2試合では、獣神サンダー・ライガー&マスカラ・ドラダが現・IWGPジュニアタッグ王者、ボビー・フィッシュ&カイル・オライリーと対戦。王者組がチェイシング・ザ・ドラゴンで安定の勝利を収めた。
第3試合では、NWA世界ジュニアヘビー級王者のスティーブ・アンソニーにタイガーマスクが挑戦。試合に介入するブルース・サープ社長も蹴散らして最後はリバースダブルアームバーで逆転勝利! ベルトを手にしたタイガーは次期挑戦者にライガーを指名した。
第4試合は、ドラゴンゲートやWWEで活躍したマット・サイダルが新日本プロレスに初上陸。スピーディーで的確な空中殺法で観客の度肝を抜いた。最後は、得意のエアボーンと棚橋弘至のハイフライフローで競演!タマ・トンガにピンフォール勝利。
第5試合は、天山広吉&小島聡の“テンコジ”が約2年ぶりのIWGPタッグ王座に挑戦。場内の大歓声をバックに、カール・アンダーソン&ドク・ギャローズをあと一歩まで追い詰めたが、最後はガンスタン〜マジックキラーの黄金リレーで小島を下し、初防衛に成功した。
第6試合は、9.27神戸大会でのインターコンチ王座戦を控える後藤洋央紀vs中邑真輔が前哨10人タッグで激しい攻防を展開。復帰戦のアレックス・シェリーもコンディション抜群の動きを見せる中、最後は石井智宏がキャプテン・ニュージャパンを垂直落下式ブレーンバスターで仕留めた。
第7試合は、10.12両国国技館でオカダ・カズチカとのIWGPヘビー級選手権を控えるAJスタイルズが『G1』以来の来日。オカダとAJがたがいの持ち味を発揮して互角の攻防を見せる中、最後は矢野通がコーディ・ホールを丸め込んだ。
第8試合は、IWGPジュニアヘビー級選手権、KUSHIDAvsケニー・オメガの再戦。前王者のケニーと現王者・KUSHIDAは一進一退のファイトを展開。途中、レフェリーが巻き込まれ、セコンドのドク・ギャローズが無法介入。
これは回避したKUSHIDAだが、今度はカール・アンダーソンがガンスタンで介入、そしてケニーが片翼の天使を爆発させ、悪夢の王座奪取。ケニーは次期挑戦者に、マット・サイダルを不敵に指名。
メインイベントは、NEVER無差別級選手権、真壁刀義vs飯伏幸太の一戦。両者が激しい削り合いを見せる中、場外戦で真壁が設置した机を、逆に利用した飯伏が鉄柱越えの場外フットスタンプを爆発させ、真壁は大ピンチ。
試合は終盤、凄まじいド突き合いを展開。真壁は一度は失敗したスパイダージャーマンではなく、なんとスパイダードラゴンスープレックスを炸裂。さらに渾身のキングコングニードロップを決めての大逆転勝利。
試合後は、因縁の石井智宏がリングに登場し、NEVER王座挑戦をアピール。これを受諾した真壁は「本物のプロレスを見せてやる!」とキッパリ宣言した。