内藤が飯伏に不敵な初勝利!
“制御不能男”が首位タイへ!
AJ、棚橋、ファレも4勝目で大混戦!
8月5日(水)『バディファイト presents G1 CLIMAX 25』11大会目となる岩手産業文化センター大会が開催、Aブロック公式戦5試合が行われた。
第5試合は、天山広吉vsバッドラック・ファレの “猛牛vs恐竜”対決。タマ・トンガが介入を繰り返す中、天山がアナコンダバイスで勝負に出るが、パワーで切り返され、最後は全体重の乗ったフォーリング・ココナッツでファレがド迫力の4勝目(4勝2敗=8点)。天山は苦境の5敗目(1勝5敗=2点)。
第6試合では、柴田勝頼vs矢野通が対戦。はやる柴田が先制攻撃も、コーナー外しからの矢野ワールド全開。なんと最後はPKをかわして電光石火のエビ固めで短時間決着! あっけにとられる柴田を尻目にYTRポーズ、してやったりの矢野が2勝目ゲット(2勝4敗=4点)。柴田は悔しい2敗目(4勝2敗=8点)。
第7試合は、棚橋弘至vsドク・ギャローズ。棚橋は巨体のギャローズの猛攻に苦しむもドラゴンスクリューやツイスト&シャウトで活路を見出す。粘るギャローズも強烈なブレーンバスターで追い詰めるがパワーボムを切り返した棚橋が丸め込み、トップ戦線返り咲きの4勝目(4勝2敗=8点)、ギャローズは苦しい5敗目(1勝5敗=2点)。
第8試合は、真壁刀義vsAJスタイルズ。ともに場内の歓声を集める両雄。試合は、真壁ペースで進んだが、ハイアングルパワーボムからのキングコングニーは自爆。ここを勝機と見たか、オーバーヘッドキックとハイキックを叩き込んだAJが、ここから一気にスタイルズクラッシュを爆発させて、首位タイとなる4勝目獲得(4勝2敗=8点)。真壁は手痛い3敗目(3勝3敗=6点)
メインイベントは、内藤哲也vs飯伏幸太の“同い年”対決が3度目の実現。今日も長い時間をかけてスーツを脱ぐ内藤にイラ立つ飯伏がつっかける。ノラリクラリの内藤のペースで試合が進む中、飯伏は脳天から突き刺す危険技、シットダウン式パワーボムと勝機を掴むが、フェニクススプラッシュは自爆……。
たがいの意地が交錯する中、最後はドラゴンスープレックスから、新技デスティーノで内藤が完璧な3カウント奪取。これで内藤は首位タイとなる4勝目を獲得(4勝2敗=8点)。飯伏は厳しい3敗目(3勝3敗=6点)。内藤は、試合後も飯伏、そして海野レフェリーに暴行してリングは無法状態。
最後は「トランキーロ、ハポネス! トランキ〜ロ、あっっせんなよ?」「本隊でも、BULLET CLUBでも、CHAOSでもない。俺はロス・インゴブレナブレ〜ス、ナ〜イトー!」とマイクで叫び、不敵に去っていった。
この日も前半戦は8月7日(金)静岡大会で行われるBブロック公式戦の前哨タッグが行われた。第1試合では、小島聡と後藤洋央紀、マイケル・エルガンと永田裕志が対峙。第2試合では、本間朋晃とカール・アンダーソン、第3試合では、中邑真輔と高橋裕二郎が対戦した。
静岡では、石井智宏と対戦するオカダ・カズチカは、KUSHIDA、田口隆祐、キャプテン・ニュージャパンという変則タッグと対戦。なお、首を負傷中のタイガーマスクはこの日も欠場となっている。