Road to POWER STRUGGLE
- 日時
- 2013年10月31日(木) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 長野・長野運動公園総合体育館
- 観衆
- 1,300人
MATCH REPORT
CHAOS絶好調! オカダが連夜のレインメーカーで快勝!! 中邑も“本家”ボマイェ炸裂!!
10月31日、『Road to POWER STRUGGLE』は長野市の長野運動公園総合体育館にて、全7試合が行なわれた。
メインイベントは11月9日、大阪大会でIWGP戦を行なうオカダ・カズチカとカール・アンダーソンの前哨戦。オカダがロッキー・ロメロ&アレックス・コズロフのフォーエバー・フーリガンズ、アンダーソンがマット・ジャクソン&ニック・ジャクソンのTHE YOUNG BUCKSをパートナーにしての6人タッグマッチだ。
いきなりオカダとの対戦に挑んだアンダーソンは噛みつき攻撃に出るが、オカダもトペ・アトミコを見せるなど、一歩も引かない。続いてフーリガンズとヤングバックスが互いに得意技を繰り出し合いながら攻防を繰り広げるが、その隙にアンダーソンはオカダを場外に連れ出して暴行。だが、フーリガンズの奮闘でバトンを受けたオカダは再びアンダーソンと対峙。
リバースネックブリーカーからダイビングエルボードロップをアンダーソンに決めると、レインメーカーへ。しかし、これをアンダーソンに切り返され、逆にリバースのガンスタン、スパインバスターの餌食となってしまう。続けてマット&ニックの合体技を食らったオカダ。しかし、フーリガンズ、マット&ニックも入ってきて6者が入り乱れる中、アンダーソンをフラップジャックで叩きつけると、最後はニックをレインメーカーでなぎ倒し、3カウントを奪った。
試合後、マイクを握ったオカダは、「マシンガン、11月9日、大阪、カネの雨じゃねえぞ。昨日、外道さんが言ったように“血の雨”を降らせてやるから」とアピールしてから、外道にバトンタッチ。最後は外道が、「いいか、大阪であのハゲをキッチリ血の雨に沈めてやるからよ! レインメーカーはぜってえに倒せねえ! なんでかわかるか? レェェベルが違うんだよ! 大阪で防衛したら、レインメーカーはチャンピオンとして長野に帰って来る。そのときはまた長野にカネの雨が降るぞ…!」と興行を締めくくり、オカダとフーリガンズはトリプルのレインメーカーポーズを決めて、挑発した。
セミファイナルは内藤哲也&棚橋弘至&獣神サンダー・ライガー&タイガーマスクの正規軍4人組vsCHAOSの高橋裕二郎&石井智宏&ブライアン・ケンドリック&バレッタの8人タッグ。11月9日、大阪大会で一騎打ちを行なう棚橋と石井が序盤からヒートアップ。しかし、試合は場外乱闘の展開に移り、CHAOS軍がライガーを捕まえて、流れをつかむ。長時間ローンバトルにさらされたライガーだったが、掌打を連続で浴びせて脱出。
続いて、棚橋と石井が再び、一進一退の攻防を展開。棚橋がフライングフォアアーム、ローリングセントーンを石井に食らわせれば、石井もチョップとエルボーのコンビネーション、さらに滞空時間の長いパワーボムと、両者一歩も譲らない。そして、棚橋から代わった内藤は軽快な動きでCHAOS軍を翻弄。ケンドリックとバレッタの合体技や連係攻撃に苦しめられたが、棚橋&ライガー&タイガーの救出で復活。棚橋&ライガー&タイガーが3方向にプランチャを発射している間に、ケンドリックをジャンピングエルボーアタックから、スターダストプレスで料理した。
第5試合には11月9日、大阪大会でIWGPインターコンチネンタル戦を控える中邑真輔と鈴木みのるが、それぞれ邪道とタイチを引き連れ、タッグマッチで対戦。試合前、中邑への大声援に怒った鈴木はマイクを持って、「俺が勝ったら、おまえの鈴木軍入り。約束守ってもらうからな。入りてえんだろ? おまえのこと力尽くで……」とアピールしながら、中邑に先制攻撃。
中邑を捕獲して自軍のコーナーに追い詰めると、タイチとダブルで中邑のお株を奪うバイブレーション攻撃。さらに場外乱闘から邪道を捕まえ、やりたい放題の鈴木軍。しかし、邪道がこのピンチを自力で切り抜けると中邑も反撃開始。中邑は鈴木とのエルボー合戦に打ち勝ち、ヒザ攻撃、キック攻撃で鈴木を追い詰める。一方の鈴木は中邑のボマイェを自爆させて、スリーパーで反撃。再び自軍に流れを引き寄せると、調子に乗ったタイチが中邑のマネをしてボマイェの構えだ。しかし、これを邪道がラリアットで阻止。最後は中邑が本家・ボマイェを炸裂させ、キッチリとタイチを沈めた。
休憩前の第4試合に登場したのは真壁刀義&キャプテン・ニュージャパン。真壁にとっては11月9日、大阪大会で対戦するプリンス・デヴィット&バッドラック・ファレのBULLET CLUBとの前哨戦。ローンバトルで苦しんだキャプテンが自力で脱出すると、代わった真壁がデヴィット、ファレを一人でラリアットでなぎ倒していく。デヴィット&ファレのラフ殺法をものともしない真壁の暴れっぷりにキャプテンも呼応。気合満点でファレに立ち向かい、ダイビングヘッドバットをかまして、勝負を決めにいく。しかし、この程度で沈むファレではない。キャプテンの反撃を断ち切ると、串刺し式ラリアットから、最後はグラネードでトドメを刺した。
第3試合では天山広吉&永田裕志&中西学の第三世代トリオが矢野通&飯塚高史&YOSHI-HASHIのCHAOSトリオと対戦。のっけからCHAOSの奇襲で場内もヒートアップ気味。CHAOS軍の反則三昧の攻撃にペースを奪えない第三世代トリオだったが、YOSHI-HASHIを捕まえて反撃開始。天山のモンゴリアンチョップ、永田のキックがCHAOS軍を蹴散らしていく。しかし、飯塚のピンチに矢野がイスで永田を殴打。そのままゴングが鳴らされ、CHAOSの反則負けとなった。
第2試合はKUSHIDA&田中翔vsバリエンテ&BUSHIのジュニア戦士による華やかなタッグマッチ。抜群のコンビネーションを見せるバリエンテ&BUSHIのマスクマンコンビに翻弄される田中。KUSHIDAが二人まとめてその場飛び式のムーンサルトプレスを投下したが、最後はBUSHIがコーナー最上段からエムエックスを放って、田中から3カウントを奪った。
第1試合はヤングライオン・小松洋平が本間朋晃とシングルマッチで対戦。得意のエルボーで果敢に攻め込み、ダブルアームスープレックスも決め、丸め込み技を連発して粘ったが、最後は本間の必殺・こけしの前に沈んだ。