新日本プロレス創立35周年TOUR Circuit 2007 NEW JAPAN SOUL C.T.U FAREWELL TOUR
- 日時
- 2007年7月6日(金) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 2025
MATCH REPORT
真夏の祭典「G1 CLIMAX」を目前に控え、「Circuit 2007 NEW JAPAN SOUL C.T.U FAREWELL TOUR」が開幕。初戦からいきなりIWGP3大タイトルマッチがラインナップされた今シリーズは、新日本マットの勢力図が一変しそうな気配を漂わせてい る。
中でも、ここ最近苦闘が続いていたBlackは総帥蝶野正洋の復帰に、ジャイアント・バーナード、トラヴィス・トムコ、オーランド・ジョー ダンが合流。そこへ今年の「BEST OF THE SUPER Jr.」を制覇したミラノコレクションA.T.も加わり充実の陣容となった。その下馬評どおり、G・B・H、エース棚橋弘至が復活した本隊を粉砕。猛烈な 巻き返しをはかりそうな勢いだ。
そしてここ最近、主導権を握っていた一大ヒール軍団G・B・Hからは真壁刀義が満を持してIWGPヘビー級王者 永田裕志に挑戦。2シリーズに渡って極悪非道の限りを尽くし、王者を心理的に揺さぶり続けた挑戦者は、この日も持ち前のラフ殺法を全開。場外で永田を流血 させ、セコンド勢を介入させるなど、まさにやりたい放題。だが、これで怒りの導火線に火が点いた永田は一心不乱のエルボー乱射で真壁を大流血に追い込む。 最後は、猛攻を仕掛けつつもレッドシューズ海野レフェリーの厳しいチェックに合って足踏みする真壁に、永田が大技攻勢。今年3月の「NEW JAPAN CUP 2007」決勝戦と同様に、必殺のバックドロップを連発して執拗に食い下がる真壁を遂に仕留めた。試合後、超満員に膨れ上がった後楽園ホールのファンから の大声援を浴びた永田は、次なる目標に両国国技館、東京ドームでのIWGP防衛戦を掲げた。
田口が宿敵稔を撃破し、悲願のIWGP Jr.王座、並びにサムライジムの看板を奪取!
Jr.戦線はディック東郷、TAKAみちのくが持ち去ったIWGP Jr.タッグ王座に金本浩二、井上亘が挑戦。だが、SUPER Jr.準優勝の井上に、ここでも厳しい現実が待ち受けていた。老獪なテクニックとインサイドワークを誇る王者組が挑戦者組を見事に分断。最後は東郷のダイ ビングセントーンからTAKAのみちのくドライバーⅡというフルコースの前に轟沈。外へと流出した王座が、さらに遠のいてしまう結果となった。
だが、IWGP Jr.戦では、SUPER Jr.で大躍進を遂げた田口隆祐が大仕事をやってのけた。宿敵稔との至宝戦は「これぞ新日Jr.」とも言うべき息をもつかせぬ一進一退の攻防を展開。最後 は拘りの必殺技どどんで大熱戦に終止符を打った。自らの敗北によって奪われてしまったサムライジムの看板を取り返すと共に、悲願のIWGP Jr.をその腰に巻き、試合後、この日が最後となるタグダンスを披露。エル・サムライ会長、同じ門下生の裕次郎と喜びを分かち合い、28歳の若きJr. チャンピオンがここに誕生した。
RESULT
- IWGP Jr.タッグ選手権試合調印式
- IWGP Jr.ヘビー級選手権試合調印式
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第1試合 15分1本勝負
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石狩太一
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平澤 光秀
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第2試合 20分1本勝負
邪道・復帰戦 -
第3試合 20分1本勝負
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第4試合 30分1本勝負
蝶野正洋・復帰戦 -
第5試合 30分1本勝負
棚橋弘至・復帰戦 -
第6試合 60分1本勝負
IWGP Jr.タッグ選手権試合- (王者組)
- (挑戦者組)
11分40秒 みちのくドライバーII→片エビ固め
※王者組が初防衛に成功 -
第7試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合- (挑戦者)
- (王者)
18分47秒 どどん→片エビ固め
※田口が第52代IWGP Jr.ヘビー級王者となる -
第8試合 60分1本勝負
IWGPヘビー級選手権試合- (王者)
- (挑戦者)
19分31秒 バックドロップ→片エビ固め
※永田が2度目の防衛に成功