新日本プロレス創立35周年記念 G1 CLIMAX 2007 〜Winner Take All〜
- 日時
- 2007年8月12日(日) 14:30開場 15:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 11500
MATCH REPORT
「G1 CLIMAX 2007」公式戦を勝ち上がった永田裕志、真壁刀義、棚橋弘至、中邑真輔。この4名が、決勝戦進出を賭け決勝トーナメントを争った。
Bブロック2位の棚橋とAブロック1位の真壁による一戦は、真壁のラフ殺法に苦しめられた棚橋が窮地に立たされる。ハイフライフローもかわされ、万事休すかと思われた棚橋だが、最後は前方回転エビ固めで真壁を丸め込み3カウントを奪取。
拮抗した一戦を制した棚橋が決勝戦進出を決め、真壁があと一歩のところでファイナリストの座を逃した。
Aブロック2位の永田とBブロック1位の中邑による一戦では、一進一退の攻防が繰り広げられた。しかし、中邑が試合中に肩鎖関節脱臼の負傷を負ってしまったため、ドクターストップという裁定が下った。
これで永田の決勝戦進出が決定し、無念の準決勝敗退となった中邑は、そのまま担架で運ばれ、控え室へ直行した。
4月13日大阪大会のIWGPヘビー級選手権試合の再現となった決勝戦。棚橋はスリングブレイド、裏投げ、ハイフライフローとラッシュをかけるが、永田もドラゴンスープレックスを阻止し、バックドロップで逆襲する。
なかなか沈まない永田に対し、棚橋はドラゴンスクリュー5連発。この拷問技で永田の動きを止め、ダルマ式ジャーマンスープレックスホールド、ドラゴンスープレックスホールドを決める。だが、永田はいずれもキックアウト。IWGPヘビー級王者としての意地を見せる。
永田に必殺技を立て続けにクリアされ続けた棚橋だが、最後は今宵2発目のハイフライフローが見事クリーンヒット。これで永田から完全なピンフォールを奪取し、熱戦に終止符を打った棚橋が、6度目の出場にして悲願のG1初制覇を果たした。
「必ず、俺達の世代でもう1度プロレスを爆発させます! 両国の皆さん、愛してまーす!」と、最後は棚橋が決めゼリフで締めくくり、新日本プロレスの熱き夏の闘いは幕を閉じた。
緊急合体した新軍団の長州&越中が快勝! C.T.Uは解散興行を前に空中分解!
昨日の両国大会にて、蝶野正洋、長州力、越中詩郎、B・S・マシン、獣神サンダー・ライガーのベテラン選手によって結成された新軍団。そのメンバーの長州と越中が、今宵の第6試合でタッグを結成し、早くも始動した。
G・B・Hの天山広吉&矢野通は、“裏切り者”越中に制裁を加えようとするが、長州がリキラリアットを天山に浴びせてアシスト。最後は“侍”パワーボムで越中が天山を轟沈し、新軍団が初陣を飾った。
また、第2試合で行なわれた「C.T.Uファイナル・カウントダウン」と銘打たれた6人タッグマッチ。C.T.U解散後にG・B・Hとの合流を示唆してい る邪道&外道は、そのメンバーである石井智宏、本間朋晃をセコンドにつけて登場。さらに、試合後には、石井、本間とともに、新軍団に加入した獣神サン ダー・ライガーを袋叩きにした。
解散興行として開催される8月26日「LAST OF C.T.U」を目前に、C.T.Uが空中分解してしまった。
RESULT
- 新日本プロレス35周年記念セレモニー
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第1試合 15分1本勝負
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第2試合 20分1本勝負
C.T.Uファイナル・カウントダウン スペシャル6人タッグマッチ -
第3試合 60分1本勝負
G1 CLIMAX 決勝トーナメント- (Bブロック2位)
- (Aブロック1位)
15分34秒 前方回転エビ固め
裕次郎「新日Jr.を引っ張っていくのはサムライジムだ! よく覚えとけ!」サムライ「アイツら(C.T.U)は何やってんだよ。もう終わりゃいいんだよ」田口「アイツらが何をやりたいのか、何をやろうとしているのか、それは僕たちには関係ない。サムライジムは“鉄の結束”で結ばれていますから。これからサムライジムが躍進していきますよ。とりあえず、(IWGP)Jr.タッグのベルトが他団体(ディック東郷&TAKAみちのく)に流出しているんで、それ(ベルト奪還)が自分たちの目標です。もちろん、僕がシングルのチャンピオンですから、僕と誰かが組んで。タッグのベルトを狙っていくのは、僕と裕次郎かも知れないですね」※邪道、外道は、石井、本間と一緒に花道を戻ってくる邪道「C.T.Uはこれで終わりだよ! これからはG・B・Hだ!」外道「オイ、ライガー! テメェ、リング上で俺たちに説教たれんじゃねぇよ!」※ここで怒ったライガーが邪道、外道に殴りかかっていくが、逆に4人に袋叩きにされる邪道「ライガーのこの姿、撮っておけよ、オラァ!」ライガー「ファ○ク!!」 -
第4試合 60分1本勝負
G1 CLIMAX 決勝トーナメント- (Aブロック2位)
- (Bブロック1位)
18分22秒 ドクターストップ
※永田が決勝戦進出 -
第5試合 30分1本勝負
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第6試合 30分1本勝負
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第7試合 30分1本勝負
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第8試合 時間無制限1本勝負
G1 CLIMAX 2007 決勝戦19分02秒 ハイフライフロー→片エビ固め
※棚橋がG1初制覇