新日本プロレス創立35周年TOUR Circuit 2007 NEW JAPAN TRUTH 〜G1 TAG LEAGUE〜
- 日時
- 2007年11月2日(金) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1988
MATCH REPORT
全10戦に及んだ「G1 TAG LEAGUE」は、この日の後楽園ホール大会でファイナル。4チームが同率首位という前代未聞の団子状態となったため、試合開始前にリング上で決勝トーナメントの組み合わせ抽選会が行なわれた。
まずは、ジャイアント・バーナード&トラヴィス・トムコと真壁刀義&矢野通が激突。開幕戦の10月18日飯田大会では、トムコの不在によって不覚を取った IWGPタッグ王者チームは、リベンジを期してこの1戦に臨んだ。 真壁、矢野のラフ殺法に終始試合の主導権を握られるが、やはり2人揃えば鬼に金棒。孤 軍奮闘するバーナードをトムコが救出し、最後はマジックキラーが矢野に炸裂して勝負あり。
11月11日両国大会でのIWGPヘビー級選手権試合 の前哨戦となった、棚橋弘至&金本浩二と後藤洋央紀&ミラノコレクションA.T.の1戦は、10月21日福岡大会での公式戦を凌ぐ攻防の連続となる。前回 の二の舞は踏まないと、ミラノが棚橋に決めたミラノ固め! を金本があわやカウント3のところでカット。これで完全に息を吹き返した棚橋は、ミラノに変型キャプチュードからハイフライフローでダイブ。昨年、決勝で 涙を呑んだ棚橋&金本が遂に王手をかけた。
そして迎えた決勝戦。10月26日松山大会での公式戦で勝利しているバーナード&トムコは、この日も IWGP王者・棚橋をターゲットに絞る。棚橋&金本が起死回生で放ったハイフライフローとムーンサルトプレスの連続弾をバーナードは自力でキックアウト。 最後は、マジックキラーのダメージが残る金本をバーナードボム葬。棚橋組の夢をまたしても打ち砕いたバーナード組が、2度目の出場で「G1 TAG LEAGUE」を制覇した。
タッグ二冠王となり、もはや日本に敵はいないと豪語したバーナード&トムコは、次なるチャレンジャーに、かつての名 タッグチームで、現在TNAで活躍するリック&スコットのスタイナーブラザーズを指名。IWGPタッグをめぐる闘いは、海を越え壮大なスケールで展開され ていくのか?!
永田、カート・アングルに宣戦布告! そして、11/11両国で復帰する中邑が永田と大乱闘!
第6試合で行われた「山本尚史 壮行試合」。永田裕志は、容赦ないキックの“せん別”で海外遠征へ向かう山本を完膚なきまで痛めつけた。最後は、「若手の頃の気持ちになって、もう1度出 直して来い」というメッセージを山本に伝えるかのように、ヤングライオンの象徴的な技“逆エビ固め”で勝負を決めた。
「この悔しさをしっかりと 胸に秘めて、アメリカに行ってデカくなってこい!」というエールを永田から送られた山本は、「中邑、後藤、田口、聞いているか! 俺がいない間に、お前らが新日本のトップを取ってくれ! 俺が戻ってきたとき、お前らと本当のトップ争いをしたい! 次に皆さんにお会いするときは、ライオンマークが一番似合う男になって帰ってきます」と、ファンに挨拶。更なる飛躍を遂げ帰ってくることを誓い、リングを 降りた。
そして、永田は「今、ここで宣言する!カート・アングル戦、俺が名乗りを上げます!」と、“3代目”IWGPヘビーのベルトを保持するアングルに宣戦布告。2008年1月4日東京ドーム大会で、流出したままの“もう1つの至宝”の奪還を誓った。
すると、ここで思わぬ来訪者が! 11月11日両国大会で復帰する中邑真輔がリングに登場。復帰戦の対戦相手である永田に対し、「カート・アングル……その前に俺でしょ。両国の続きをやり ましょう」と、自身が負傷した1戦である「G1 CLIMAX 2007準決勝 永田裕志vs中邑真輔」(8月12日両国)でのリベンジを果たすとアピール。そして、永田と大乱闘を展開した。
RESULT
- G1タッグ抽選会&ライノからのメッセージ!
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第1試合 20分1本勝負
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第2試合 時間無制限1本勝負
G1タッグリーグ決勝トーナメント1回戦06分44秒 マジックキラー→片エビ固め
※バーナード&トムコが決勝進出 -
第3試合 時間無制限1本勝負
G1タッグリーグ決勝トーナメント1回戦14分20秒 ハイフライフロー→片エビ固め
※棚橋&金本が決勝進出 -
第4試合 30分1本勝負
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第5試合 30分1本勝負
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第6試合 30分1本勝負
山本尚史 海外遠征 壮行試合 -
第7試合 30分1本勝負
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第8試合 時間無制限1本勝負
G1タッグリーグ決勝戦18分02秒 バーナードボム→エビ固め
※バーナード&トムコが優勝