新日本プロレス創立35周年TOUR Circuit 2007 NEW JAPAN TRUTH 〜G1 TAG LEAGUE〜
- 日時
- 2007年10月26日(金) 18:00開場 18:30開始
- 会場
- 愛媛・松山市総合コミュニティセンター
- 観衆
- 2500
MATCH REPORT
優勝決定戦進出ラインが、徐々に浮き彫りとなりつつある「G1タッグリーグ」。この日は出場全8チームが公式戦で激突した。
真壁刀義&矢野通は、後藤洋央紀&ミラノコレクションA.T.を敵に回し相変わらずのやりたい放題。だが、捕まる時間が続いたミラノが、得意のトリックプ レイで徐々に試合の流れを変えると、後藤がパワフルな攻撃で真壁と矢野を蹴散らす。最後はミラノが真壁をロープパラダイスで押さえる中、後藤が昇天・改で 矢野を粉砕。唯一1敗をキープしていた真壁組に黒星をつけた後藤組が、閉ざされつつあった優勝戦への道をわずかながらもこじ開けた。
もう1チームの邪道&外道は、蝶野正洋&曙の“黒の師弟コンビ”と対戦。曙の攻略に失敗し崖っぷちへと追い込まれた邪道、外道に、嬉しい誤算が。蝶野が外 道の杖を奪い取るや大暴走。制止に来た田山正雄レフェリーをKOすると、替わりに入ってきたタイガー服部レフェリーの制止要求をも無視。収拾がつかないと 判断した服部レフェリーが試合を止め、蝶野の反則負けという裁定が下った。邪道&外道は不本意ながらも3勝目を強奪。
これでG・B・Hの2チームが3勝2敗で同率首位となり、公式戦最終日の神戸大会で直接対決する両チームにとっては、明日の1戦で勝ち点2という大きなアドバンテージが欲しいところだ。
残り2日にして、勝ち点6で7チームが並ぶ大混戦!
今日の試合に勝利して、他チームの結果待ちという状況を目論んでいた飯塚高史&山本尚史だったが、同じ本隊の永田裕志&中西学に敗戦。3勝4敗という成績 で一足先にリーグ戦を終えた飯塚組は、優勝戦進出がほぼ絶望的となった。一方、勝利した永田組は大混戦という状況も味方し、明日の公式戦で蝶野&曙に勝利 すれば逆転Vの可能性も見えてくる。
今宵実現した棚橋弘至&金本浩二とジャイアント・バーナード&トラヴィス・トムコの大本命対決。体格的なハ ンデをスピードとテクニックで補うという闘いぶりで、試合の主導権を握っていた棚橋&金本だが、思わぬ落とし穴が待ち受けていた。終盤、自力で勝る IWGPタッグ王者チームが猛追を見せ、IWGPヘビー級王者が陥落するという結末を迎える。
これで両チーム共に3勝3敗となり、「G1タッグ」公式戦も残り2日にして7チームが勝ち点6で並ぶという大混戦に陥った。