EXPLOSION '07
- 日時
- 2007年10月8日(月) 16:30開場 17:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 7800
MATCH REPORT
“秋のビッグマッチ”10月8日両国大会。注目のIWGP 2大タイトルマッチは好勝負の連続となった。
昨日、「プロレスリング華☆激」博多大会にて、アステカからIWGP Jr.ヘビー級王座を防衛した田口隆祐は、稔を相手に連夜の王座戦となった。稔のトリッキーな足殺しに自慢の機動力を奪われピンチが続いたが、得意のスープレックスで徐々に盛り返していく。
そして、両者ならではのハイレベルな裏のかき合いは、稔の脚へのキックを上手くさばき切った田口が、逆転のどどんで見事勝利。粘り強い闘いでV3を達成し た田口の次なる刺客は、第1試合の「ジュニア・ニュージャパンランボー」を制した金本浩二。若き王者に休息の時はまだ訪れそうにない。
メインイ ベントでは「G1 CLIMAX 2007」覇者の棚橋弘至と、IWGPヘビー級王者永田裕志による、“真の王者決定戦”が実現。棚橋はこの一戦に向けて、黒のショートタイツ姿で登場。お 互いの意地が激しく交錯する張り手、エルボー合戦で永田が優位に立つと、棚橋は変幻自在のドラゴンスクリューに活路を見出す。自慢のキックの威力を半減さ せられた永田は、エクスプロイダー、バックドロップ、ブレーンバスターで逆襲。どっしりと構えたままで猛攻を仕掛けてくる王者に対し、棚橋はかねてから公 言しているIWGPベルトへの深い愛を伺わせる執念を見せて、これをことごとく跳ね返し続ける。そして、ドラゴンスープレックスから今宵3度目のハイフラ イフローで遂に永田をピンフォール。30分を超える死闘を制し新王者となった棚橋は、11月11日両国大会、そしてこの日発表された来年1月4日の東京 ドーム大会と、ビッグマッチが続く新日本プロレスを引っ張っていく。
遂に覚醒?! メキシコ帰りのヘビー級戦士が猛牛の角をへし折る!
今年8月末、約1年間のメキシコ遠征から帰国した後藤洋央紀は、ヤングライオン時代に付き人を務めていた天山広吉と一騎打ち。「もう天山は終わった。俺が 自ら引導を渡す」という、後藤の挑発にも“眼中無し”の態度を示していた天山だが、リング上で対峙するや一気に戦闘モードへ突入。場外で後藤を大流血さ せ、終始試合の主導権を握る。だが、ここで敗れればメキシコでの1年間を否定されかねないとばかりに、顔を真っ赤に染めた後藤は天山の重い攻撃を真っ向か ら受け切ると、感情を爆発させて猛反撃。最後は“メキシコ土産”の昇天で遂に天山超えを果たす。さらなる覚醒を遂げたメキシコ帰りのヘビー級戦士の次なる ターゲットはIWGPヘビー級王者だ。
現在、絶好調のレジェンドは第2試合に登場し、わずか8分足らずで新日本正規軍を料理。だが、この大会後メキシコ遠征へと出発する越中詩郎は、真壁刀義との「G・B・H遺恨凄惨マッチ」に臨むも、本間朋晃の介入によって無念の惜敗。
そして、レジェンドの“巨大な用心棒”曙は、ミラノコレクションA.T.との異次元バトルを、ミラノの十八番を奪うパラダイスロック改めボノロックで勝利。レジェンドの勢いはまだまだ衰えそうに無い。
RESULT
- IWGP Jr.ヘビー級選手権試合 調印式
- 2008年1月4日東京ドーム大会開催決定!
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第1試合 時間無制限
IWGP Jr.ヘビー級王座・次期挑戦者決定戦(1分時間差バトルロイヤル)ジュニア・ニュージャパンランボー12分28秒 アンクルホールド
※金本がIWGP Jr.次期挑戦権を獲得 -
第2試合 30分1本勝負
レジェンドvs新日正規軍 -
第3試合 30分1本勝負
ブラックvsG・B・H -
第4試合 30分1本勝負
G1ドリーム・イリュージョン-
曙
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ミラノコレクションA.T.
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第5試合 30分1本勝負
G・B・H遺恨凄惨マッチ -
第6試合 30分1本勝負
スペシャル・シングルマッチ -
第7試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合- (王者)
- (挑戦者)
17分37秒 どどん→エビ固め
※田口が3度目の防衛に成功 -
第8試合 60分1本勝負
IWGPヘビー級選手権試合- (G1 CLIMAX 2007 優勝者)
- (第46代IWGPヘビー級王者)
31分05秒 ハイフライフロー→片エビ固め
※棚橋が第47代IWGPヘビー級王者となる - 菅林直樹社長の大会総括