蝶野王国2007 in 幕張
- 日時
- 2007年9月2日(日) 14:30開場 15:00開始
- 会場
- 千葉・幕張メッセ国際展示場・11ホール
MATCH REPORT
「蝶野王国2007 IN 幕張」2日目。この日も新日本所属選手たちによるプロレス教室や、スペシャルトークショーなど、盛りだくさんの内容となった。2日間で延べ8,250人を動員した画期的なイベントのトリを務めたのは、新日本プロレスの熱き闘い。
久々の新日本マット登場となったS・S・マシンは、レジェンド軍の一員として、長州力、越中詩郎と、タッグマッチの妙技とも言うべき老獪な連携を駆使し て、G・B・Hを一蹴。最後は“伝家の宝刀”魔神風車固めで石井智宏を仕留めて、自らのレジェンド軍初陣を白星で飾った。
連夜のメインイベント 登場となったレジェンド軍の“黒い王”蝶野正洋は、曙とのコンビで真壁刀義、矢野通と対戦。G・B・Hの介入により“多勢に無勢”の中、曙と共に何とか持 ちこたえた蝶野は、シャイニングケンカキックで真壁を撃破。G・B・Hは負けた腹いせに総動員で蝶野を袋叩きにしていると、長州、越中、マシンが助太刀に 訪れ、両陣営は一触即発の状況となる。この続きは、次期シリーズ開幕戦の9月7日後楽園大会で行なわれる、60分3本勝負へと持ち越された。
ま た、セミファイナルでは10月8日両国大会でのタイトルマッチ決定後、初となる永田裕志と棚橋弘至の前哨戦が行なわれた。1週間後の9月9日東金大会での 「デビュー15周年記念興行」に向けて意気上がるチャンピオンに、棚橋のドラゴンスクリューを中心とした“脚殺し”が炸裂するも、最後は永田が新技“東金 クラッチ”で、棚橋のパートナーである飯塚高史をピンフォール。東金大会では中西学、そして大谷晋二郎との“第3世代の絆”でG・B・Hを粉砕する事を 誓った。
その動向が注目されていた後藤洋央紀は、同世代の山本尚史を新必殺技“昇天”で退けた。2大王者の首を獲るべく、ヘビー級戦線の頂に向けて本格的な侵攻を開始した。