世界寛水流空手道総裁 世古典代 追悼興行
- 日時
- 2007年8月25日(土) 17:30開場 18:00開始
- 会場
- 三重・さんぎんアリーナ(松阪市総合体育館)
- 観衆
- 2150
MATCH REPORT
今大会は、新日本プロレスと縁の深い世界寛水流空手道連盟の2代目総裁である故世古典代氏の追悼興行として開催された。
第2試合では、その寛水 流空手出身の後藤達俊が、約1年3ヵ月ぶりに新日本マットへ登場。かつて、自らの代名詞である“殺人”バックドロップを伝授した山本尚史とタッグを結成 し、天山広吉&本間朋晃と対戦。“師弟”のバックドロップが同時に火を吹き、後藤&山本が勝利した。
第5試合。棚橋弘至の欠場によりカードが変 更となり、メキシコ遠征から帰って来たばかりの後藤洋央紀が、急遽、凱旋帰国第1戦を行なった。ヘビー級の体格に逞しく進化した後藤は、怪力自慢の中西学 と互角の勝負を展開。その成長ぶりを見せつける。さらにメキシコ遠征中に開発したという新技“昇天”を日本初公開。平澤をマットに沈めて快勝した。
セミファイナルでは、レジェンド軍の蝶野正洋と獣神サンダー・ライガーがタッグで登場。その闘いぶりに注目が集まったが、蝶野、ライガー共にこれまでのスタイルを崩さず。最後は蝶野が急所攻撃からのシャイニングケンカキックで飯塚高史を仕留めた。
第5試合と同様にカード変更となったメインイベントでは、永田裕志&エル・サムライというタッグが実現。稔&ミラノコレクションA.T.のイタリアブラ ザーズと異色対決を行なった。IWGPヘビー級王者永田と稔&ミラノによる刺激的な顔合わせは、永田がサンダーデスドライバーで稔を沈めて勝利。今回の異 色対決は棚橋の欠場による副産物であったが、新日本マットはレジェンド軍の出現によって、再編成の流れになっている。同様の刺激は当分続くことになりそう だ。