「BEST OF THE SUPER Jr.XIV(以下:SUPER Jr.)」の開幕戦が行われた今宵の後楽園大会。リーグ戦が5つラインナップされた大会初日から、大波乱の連続であった。
邪道の負傷欠場を受け、代打として「SUPER Jr.」初出場を果たした内藤哲也は外道との対戦。巧みなインサイドワークの前に劣勢を強いられるが、ジャパニーズレッグロールクラッチホールドでなんと 3カウントを奪取! 外道から大金星をあげ、内藤が勝ち点を2とした。
田口隆祐は、昨年覇者であり、現IWGP Jr.ヘビー級王者稔を必殺技“どどん”で仕留め、嬉しい初勝利。「SUPER Jr.」2度優勝(2004年、2005年)の経験のあるタイガーマスクと対戦した井上亘は、トライアングルランサーで見事ギブアップ勝ち。次世代の Jr.を担う2人が初制覇へ向け、白星発進した。
そして、現オープン・ザ・ドリームゲート王者獣神サンダー・ライガーは裕次郎を撃破。金本浩二はDRAGON GATEから単身乗り込んできたB×Bハルクに新日Jr.を見せ付け、貫録勝ち。ベテラン勢も好スタートを切った。
長州が真壁のIWGP挑戦にゴーサイン!
また、ヘビー級戦線も大きな動きを見せた。第3試合の本隊とG・B・Hによる6人タッグマッチでは、ゴング前から真壁刀義が大暴れ。マイクアピールでの挑発から始まり、場外乱闘で永田裕志をチェーンで捕らえ、絞首刑に。試合もG・B・Hが本隊に勝利した。
試合後、真壁は長州力に永田とのIWGPヘビー級選手権試合を要求。すると、長州は「やらしてやる! お前が(ベルトを)獲ったら、俺は髪を切ってやる!」と、ゴーサイン出した。真壁の野望がまた一歩前進した格好となったヘビー級戦線の動向も目が離せなくなってきた。
■公式戦は30分1本勝負
■準決勝戦
6月16日(土)京都市体育館
Aブロック1位 VS Bブロック2位
Bブロック1位 VS Aブロック2位
■決勝戦
6月17日(日)後楽園ホール
時間無制限1本勝負
勝ち○=2点 負け●=0点 引き分け△=1点