Road to THE NEW BEGINNING
- 日時
- 2015年2月7日(土) 17:00開場 18:00開始
- 会場
- 秋田・秋田テルサ
- 観衆
- 1,975人(超満員札止め)
-
第6試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
トンガ組のセコンドとして、アンダーソンらBULLET CLUBメンバーが登場。そこから棚橋対トンガで試合が始まり、クリーンブレイクしたトンガが逸材ポーズで挑発。その直後、控えのマットがいきなり棚橋の後ろ髪を引っ張る。しかし棚橋は、カウンターバックエルボー&フライングボディアタックの連続攻撃でトンガを後退させた。
KUSHIDAとニックが互角の勝負を繰り広げたのち、シェリーとマットが対峙。シェリーがカニばさみで倒し、KUSHIDAが低空ドロップキックを見舞う。ここからKUSHIDAとシェリーはマットを逃がさず、クイックタッチを駆使して執拗な腕攻撃を敢行。その流れに棚橋も参加し、大声援を浴びた。
ところが、マットが倒立して両脚でシェリーの首を固定し、ニックが顔面にジャンピングハイキックをお見舞い。ここから激しい場外乱闘となり、BULLET CLUBが棚橋組を圧倒。そのままローンバトルを強いられたシェリーは、マットをブルドッキングヘッドロック、ニックをジャンピングネックブリーカーで同時に叩きつける。そして、赤コーナーへ近づくも、マットとニックが棚橋とKUSHIDAを場外へ引き込み、タッチを妨害。
シェリーのピンチは続き、トンガが背後から串刺しジャンピングボディアタック。さらに、ジャンピングボディプレスで追撃すると、マットがスリーパーホールドで続く。苦しくなったシェリーは、ニックがエプロンから放ったランニングローキックをトンガに誤爆させ、マットとニックの頭を同時にマットへ突き刺し、ようやく脱出に成功。
替わったKUSHIDAは、マットをその場飛びムーンサルトプレスで押し潰し、ニックのエルボードロップをかわしてマットへ誤爆させる。そして、2人まとめてその場飛びムーンサルトプレスをお見舞い。
KUSHIDAの攻撃は続き、オーバーヘッドキック、延髄斬りでマットに追撃。だが、次のムーンサルトプレスはマットが両膝を立ててガード。トンガ対KUSHIDAとなり、マットがパワーボムホイップでKUSHIDAを投げ、ニックがカウンターで背中にキック。その直後、トンガがスピアーで吹き飛ばす。
それでもKUSHIDAはハンドスプリングエルボーを繰り出すが、マットとニックが受け止めて合体バックドロップへ行く。しかし、KUSHIDAがバク宙で背後へ着地し、素早くシェリーとタッチ。そのシェリーがコーナー最上段からのフライングボディアタックでマットとシェリーをなぎ倒し、ニックの蹴り脚を取ってマットへ激突させる。そして、KUSHIDAとの連携攻撃をニックに食らわせた。
棚橋対トンガの場面。棚橋がトンガのスローイングを利用し、場外のニックへスライディングキック。そしてトンガにはドラゴンスクリュー、ダイビングサンセットフリップを見舞う。
続いて棚橋はロープへ走るが、控えのマットが背中を蹴って妨害。すかさずトンガが串刺しジャンピングボディアタック、ニックが串刺しジャンピングニーアタック、マットとニックが合体スライスブレッド、ニックが低空ランニングニーアタック、トンガがジャンピングボディプレスと猛攻。
次にトンガがトンガンツイストからフォールに行くも、棚橋が跳ね返し、場内が「棚橋」コールに包まれる。その後、マットとニックがシェリーにダブルトラースキックを放つが、かわされてトンガに誤爆してしまう。さらに、シェリーがトレイン攻撃から逃れてマットとニックをコーナーへ追いやると、KUSHIDAが倒立式ニールキックで2人を場外に落とす。そして、KUSHIDAとシェリーが2人同時のプランチャでマットとニックを分断。
ここで棚橋がスリングブレイドでトンガをダウンさせ、ハイフライフローでとどめを刺した。
試合後、棚橋がマイクを掴み、「新日本プロレスが! 秋田に! 帰って来たぜーー!! 大応援ありがとうございました!」とファンに挨拶。さらに、「大阪でAJを倒して、またチャンピオンとして、ここ秋田に帰って来ます!」と力強く宣言した。
ここから棚橋はファンの要望に応え、合計3回のエアギターを敢行。そして最後は、「秋田の皆さーーん!! 愛してまーーす!!」の叫びで大会を締めくくった。
COMMENT
シェリー「タナハシもタイムスプリッターズも、ニュージャパンのヘビー級とJr.ヘビー級のリーダーだ。その二つがチームを組んだんだから、誰も対抗できるはずがない。誰も止められない。オーサカでタイムスプリッターズは、ニュージャパンのトップリーダーになるスタートを切る」
KUSHIDA「棚橋さんのこの会場の期待感っていうのは、ベルトを獲ってから歩いた道でみんなの共感を得てるわけだから、僕たちもベルトを獲るだけじゃなく。獲ってからそこの域まで僕たちはいってない。次はそこまで歩き続けます。いや、駆け抜けます」
棚橋「止まんないですね。ただ、それはあくまで結果であって、秋田の人は今日、見に来てくれてるわけだから。その1勝1勝の積み重ねが一番いい形になってきてるって、すごく感じましたね」
——東北といえば昨年、初めて『G1 CLIMAX』で回りました。そこから地方熱が高まってきてるのを感じてるんじゃないですか?
棚橋「感じてますね。東京から全国へ。そして全国から東京へ。東京だけじゃなく大阪とか、大都市へ。すごくいい感じになってます」
ニック「タナハシとタイムスプリッターズがどうした? 俺たちはお前らのことが嫌いだ。憎い。俺たちが嫌いなトップ3だ。もう、あいつらに対して、何も言うことはない。リングで見せればいいだけだ」
マット「今日はあいつらの方がラッキーだっただけ。負けたからって、何もナーバスになんかなってない。あいつらがどれだけ勝とうが、Tシャツやほかのグッズの売り上げでは、俺たちのほうが上なんだ。それがどういうことかわかるか? 俺たちのほうがイカしてるっていうことだ。次はリング上でもそれをわからせてやる」
ニック「あいつらに言うことがあるとすれば、『くたばれ』って。それだけだ」
※トンガはノーコメント