天山広吉&小島聡&獣神サンダー・ライガーが、中西学&キャプテン・ニュージャパン&タイガーマスクと対戦する6人タッグマッチ。
天山はロブ・コンウェイの持つNWAヘビー級王座への挑戦、ライガーは挑戦者・チェーズ・オーエンズを迎えるNWAジュニアヘビー級王座の防衛戦がともに2.14仙台大会で控えている。
試合は、天山vs中西でスタート。たがいにタックル合戦、チョップ合戦で一歩も引かない両雄。天山がモンゴリアンチョップが早くも爆発。
続いて、ライガーvsタイガーの絡み。強烈なヘッドロックを見せれば、ライガーはフライングクロスチョップ。タイガーはスピードに乗ったトペスイシーダを見舞うなど、やる気マンマン。
代わったキャプテンはライガーに地獄突きを連射して勢いづくが、中西との連携は失敗。ここでライガーに代わった小島が中西に逆水平チョップの連打〜「いっちゃうぞ」エルボーの黄金リレーで場内を沸かせる。
中西も小島に至近距離からのラリアット、さらに足を踏み鳴らしての野人ラリアット! 小島もDDTを受けたものの、カウンターのスピアーも命中。
ここでキャプテンは掟破りのモンゴリアンチョップを披露するが、案の定、すぐに本家・天山のモンゴリアンチョップに逆襲されてしまう。
試合終盤、中西軍はトレイン攻撃から、タイガーがトップロープからのボディプレス、ここにキャプテンも続こうとするが、トップロープまでの時間がかかりすぎて、未遂に終わる。
試合は混沌の中、中西にテンコジのテンコジカッターが炸裂。同じ攻撃をキャプテンは見切ったものの、ロープに飛んだところを小島がカウンターのラリアット一閃! すかさず天山のアナコンダバイスがズバリと決まって、キャプテンから勝利。
天山はNWA王座奪取へ向けて、幸先のいい開幕白星をゲットしてみせた。
ライガー「もうこのテンコジと組んだらね、怖いものないよ(笑)。まったくもう、おんぶに抱っこに肩車だよ。それと、タイガーが最後に『(NWA世界Jr.)タイトルマッチをやりましょう』と来てくれた。チェーズ・オーエンズとタイトルマッチ(2月14日仙台)が決まってますけど、必ず防衛して、タイガーマスクとやりたいし。もうこの2人(テンコジ)といつでも毎日でもタッグを組んでやりたい。刺激をもらえるから。やっぱり凄いわ! ありがとう!(※と言ってテンコジと握手)」
天山「ホンマね、開幕戦がライガーさんと組んでテンコジ。最高のスタート切れたしね。この1月のシリーズ、しっかり、ガッチリ。最後の最後にね、俺にとっての大チャンス(2月14日仙台のNWA世界ヘビー戦)。やっとめぐりめぐってやって来たチャンスをモノにせなアカン。そのためにも、このシリーズずっと1日1日、しっかりやりたいと思ってるし。コジもね、最後、ガッチリラリアット決めてくれて。あとはもうアナコンダ(バイス)で絞るだけやったから。頼もしいですよ、コジもライガーさんも。とにかく、シングル、仙台で。NWAのベルト獲るから」
小島「テンコジが大ベテラン。そして、ライガーは超ベテラン。このベテランという言葉、響きをいまこそ逆に俺たちが利用してやるよ。ベテランというのは悪い言葉じゃねぇんだ。すげぇズーーッと積み重ねて来たモノがあるから、ベテランて呼ばれてるんだ。それを思い知らしてやる」
タイガー「12月の最後のライガーさんとデスペラードの試合で、『次の挑戦者はタイガーだ』と。その言った言葉、もちろんどうしてもNWA側の要望とういうものがあるから。もう決まっている事だから、それは、次の挑戦者はチェーズ・オーエンズということだと思うけど。今日もライガーさんは『オマエとベルトを懸けてやる』とリングの中で言ったんだ。ファンの前で言ったんだ。そしたらライガーさんには“防衛”をしてもらう“義務”がある! それをして貰わなければオレは困る。オレの所まで来ないから。オレはあえてライガーさん。いつもタッグを組んでいる、素晴らしい頼りになる大先輩のパートナーだと思うけど、試合をやれば関係ない。オレは絶対に潰しに行くし、もし、タイトルマッチが決まったんだったら、オレは、ライガーさんを絶対に潰して、ベルトを獲る。以上」
中西「天山、(バックステージコメントで)いま居いへんヤツの事をぐじゃぐじゃ言うな。ロブ・コンウェイ居らへんやろ、オマエ。いま相手にオレが居るんやったら、オレを獲りに来い! とことんやったるわ。そうせなチャンピオンになれるかい、オマエ。気合い入れてやって来い、オマエ」
※キャプテンはノーコメント