ボビー・フィッシュが、出発地の空港の悪天候で来日が遅れることとなり、1月30日所沢大会を欠場。カード変更となり、カイル・オライリーと小松洋平の初シングル戦が急遽決定した。
会場は、いきなり「小松」コール発生。しかし、オライリーは序盤から、ジワジワしたグラウンドでペースを握る。小松はウラカンラナから形成逆転も、オライリーは変幻自在のキックバリエーションで小松を幻惑。
オライリーは強烈なキチンシンクで小松をダウンさせ、鼻に手をかけるなどエグいグラウンドの波状攻撃。
ニードロップを落とし、ロープを握ってのコブラツイストなど狡猾なテクニックも披露して、独自のオライリーワールドを展開。
小松も高速の回転エビ固めで返すが、リストロックから拷問のようなかたちで変形エビ固めで圧倒するオライリー。
しかし小松も、オライリーのキックに「もっと来い!」とアピール。エルボー連射から、
カウンターのジャンピングエルボー、フィッシャーマン、腕十字と畳み掛けると、さすがのオライリーもエスケープ。
ここから両者は、エルボーの打ち合い、そして張り手合戦へ。小松は逆さ押さえ込みなど逆転フォールを狙うも、終盤は、オライリーのヒザ蹴り、パンチ、垂直式ブレーンバスターが連続ヒット。
これをキックアウトすると場内は「小松」コールも、オライリーが背後から、首を固めての強烈な変形スープレックス、オライリーファクターがズバリ!! これには小松もフォールを奪われ、オライリーはIWGPジュニアタッグベルトをしっかり誇示して、開幕好スタートを切った。
オライリー「また新日本に帰ってきたぞ。ボビー・フィッシュの話なんだが、ニューヨークから飛行機で日本に来る予定だったんだ。だけど猛吹雪で離陸が出来なくなってしまって来れなくなってしまった…… でもな、reDRagonの“カイル・オライリー”という名前が新日本のファンにより知られただろう。ヨウヘイ・コマツ、試合中にオレの顔をストンピングしただろ…… 許さねぇからな。覚えてろ」
※小松はノーコメント