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NEVER無差別級王者・石井に“暴走キングコング”真壁が挑戦。漢同士の真っ向勝負を制するのは果たして？
ゴングと同時に相打ちのラリアットから、互いにエルボーを叩き込む両者。続いてショルダータックル合戦。これに競り勝った真壁はロープに走るが、待っていたのは石井のパワースラム。すると真壁も同じ技ですかさずお返し。そして、両者は逆水平チョップを打ちあうが、今度は石井が競り勝つ。
ダウン状態の真壁の頭を蹴り上げる石井。すると、怒りの真壁はナックルパートから串刺しラリアット。さらにコーナーに石井を追い込むと、その脳天に拳を落としていく。そして真壁はノーザンライトスープレックス。
真壁はダウン状態の石井を立ち上がらせると、コーナーに追い込んで拳を叩き込んでいく。しかし、石井は「来いよオラ！」と、雄叫びを上げると反撃を開始。真壁をコーナーに追いつめると、滞空時間の長い雪崩式ブレーンバスターを決める。さらにパワーボムを見舞うが、これは真壁がキックアウト。
ここで真壁も反撃。ラリアットで石井を黙らせると、急角度のジャーマンスープレックス。そして石井をコーナートップに設置するとスパイダージャーマンを狙うが、これは石井がこらえる。しかし、真壁は力づくで石井を抱え上げると、雪崩式のデスバレーボムを敢行。
立ちあがった両者、真壁はラリアットで石井を吹き飛ばすが、石井はカウント1で跳ね返して意地を見せる。ならばと真壁は追撃のラリアットを狙うが、石井はこれをかわして投げっぱなしジャーマン。ここでショートレンジのラリアットを打ちあう両者。続けて真壁が袈裟斬りチョップを見舞うと、石井はヘッドバットでお返し。そしてブレーンバスターを狙うが、これを真壁に返されると、空中で身体を反転してバックに周り、延髄斬りを繰り出す。
ここを勝機と見た石井は延髄ラリアット、そして正調のラリアットを狙うが、これをかわした真壁はドラゴンスープレックス。フラフラ状態の両者は、ここで意地のエルボー合戦を展開。これをキングコングハンマーで競り勝った真壁は、身体を浴びせかけるようなラリアット。そしてトップコーナーに登ると、キングコングニードロップを炸裂。真壁が3カウントを奪取し、NEVERのベルトを獲得した。
WRESTLE KINGDOM 9 in 東京ドーム
- 日時
- 2015年1月4日(日) 14:30開場 16:00開始
- 会場
- 東京・東京ドーム
- 観衆
- 36,000人（満員）
-
第5試合 60分1本勝負
NEVER無差別級選手権試合- （第5代王者）
- （挑戦者）
※真壁刀義がNEVER新王者にレフェリー｜佐藤健太
MATCH REPORT
COMMENT
真壁「よーしベルト取ったぞ。ベルト取ったの見たか？コノヤロー！長げぇ。長げぇ試合だったなオイ。でもよ、存在感出してきただろ！この試合で！それがよ、こんな大舞台だ。こんな大舞台で取ったんだ。石井とやること、やれること？これが全てだ！IWGPよりも異質な、インターコンチよりも異質な“NEVER”だからこそ出来る試合ってもんがあるだろ？ あぁ、素晴らしいよ。正直よ、綺麗なプロレス期待してたヤツはよ、残念無念またどうぞって感じだよ。俺達の試合、この俺様の試合、特にこんな試合だ。石井の試合もしかりだな。いいじゃねぇか」
——石井選手との試合ということにかなりこだわっていましたが、改めて闘ってみていかがでしたか？
真壁「もう、その通りだよ。まぁどっちが勝ってもおかしくないって言ったらおかしいんだよ。この俺様が勝つに決まってんだろバカヤロー。だけどよ、そんだけの一進一退の試合？それがプロレスだ。ガツガツとよ、ゴツゴツと当る試合？欲望丸出しにしてやる、それが今回のタイトルマッチだ。チャンピオンシップだ。それはよ、俺がIWGPを巻いたときもそうだ。それも全て同じだよ。チャンピオンはこうでなくちゃいけないと思ってるからよ。あぁ。あっぱれじゃないの？」
——今度は真壁選手がNEVERの王者としてどんな試合を見せて下さるんでしょうか？
真壁「まぁ、言う事は変わらねぇよ。本物のプロレスを見せてやる。それだけだろ。いろんなよ、スターが、プロレスラーがいてそれでイイと思うんだ。今回の石井と俺の試合、ちょっと血生臭ぇかもしんねぇけどよ、ああいうよ、男と男の意地の試合？ああいうのを見たいだろ。だからこそ、野郎とタイトルマッチやる意味があると思ってんだよ。まぁよ、まぁしみったれた話になるかもしれねぇけどよ、俺の若かりし頃の師匠は“長州力”だよ。そして、チャンピオンだった石井。それも“長州”だった。だからこそ、見せれる試合があるだろ。そういう試合を今、俺と石井で見せれたんじゃねーの？別に狙ってるワケじゃねぇよ。オマエらによ、見せた訳じゃねぇよ。ただよ、そういうもんが感じ取れるんじゃねぇかなって俺は思うんだよな。まぁ(王者から)敗れたからって黙っちゃいねぇよ。俺だって獲ったからって黙っちゃいねぇよ。これこそがよ、本当のチャンピオンシップだと俺は思ってんだよ。それでよ、見てくれは俺と石井みてぇによ、まぁそんなに美男子じゃねぇかもしれねえけどな。 …あ!? オメーが言ったんか?(とアナウンサーに言いがかりをつける) オメーじゃねぇよな？ そうじゃないかもしれない。だけどよ、こういう心に響くよ『イケッ！』っていうようなよ、ブッ潰してやるっていう、そういうプロレスもあっていいだろ。今日はそれを証明したまでだよ。東京ドームのよ、客に言っとけ。『NEVERの試合が見れてよかったな』って！ましてや、この俺が獲ったんだ。って。オマエら万々歳だなって言っとけよ！ 他に(質問)あるー？…そこで質問無いとダメだよな！ダメだ。そういう所あるよな。オマエら(記者陣)。オマエらそういう所あるんだよ。ふざけんじゃねぇぞコノヤローオマエ。 オマエなんか話せ！話せ何かよ！」
——真壁選手が久しぶりにベルトを手にした事で、更に真壁選手のプロレスの可能性が広がると思うのですが
真壁「いやぁもちろん俺が巻くって事はどういう事かをよ、オイ。今のIWGP、今のインターコンチ…。オイ、アグラかいてるヒマあると思うなよ？俺がどういう事を言ってるか、俺がどういう事を歌ってるかって、意味分かるだろ？それが実現するかしないかは、この俺様次第だ。オイ、楽しみに待ってろ。それだけだ。今日は上機嫌だ！ベルトとれたたしな！ましてや石井の野郎を叩き潰したのは、この俺様だろ。それだけだ」
※石井はノーコメント
