WRESTLE KINGDOM 9 in 東京ドーム
- 日時
- 2015年1月4日(日) 14:30開場 16:00開始
- 会場
- 東京・東京ドーム
- 観衆
- 36,000人(満員)
-
第0試合
1分時間差バトルロイヤル 〜ニュージャパンランボー〜(15選手参戦)(11分28秒 失格)キャプテン・ニュージャパン
(12分12秒 失格)獣神サンダー・ライガー
(12分13秒 失格)エル・デスペラード
(20分15秒 失格)ザ・グレート・カブキ
(20分15秒 失格)TAKAみちのく
(20分20秒 失格)藤原喜明
(21分10秒 退場)タイチ
(20分40秒 失格)ヒロ斉藤
(22分20秒 失格)タイガーマスク
(23分11秒 失格)田中翔
(23分38秒 失格)中西学
(24分05秒 失格)小松洋平
(24分30秒 失格)タマ・トンガ
(26分09秒 失格)YOSHI-HASHIレフェリー|タイガー服部
MATCH REPORT
なちゅさんさんが巨大な半紙へ書いたのは、「闘詣」という豪快な2文字。続いて、次の半紙へ「第0試合」と書き、ファンの期待を煽った。
その後、清野アナが第0試合のルールを説明。ニュージャパンランボーは、1分毎に1選手が登場する時間差バトルロイヤル。敗れた選手から退場していき、最後まで残った選手の勝利となる。15人の顔ぶれと登場順はテーマ曲によって発表され、トップロープを越えて場外に落ちた場合も失格となる。
まずは、場内に「おまえは虎になれ」が鳴り響き、タイガーが“ちびタイガー”を引き連れて登場。続いて永田が入場し、両者の対決で試合が始まる。
そこから1分が経過し、タイチの入場テーマに乗ってタイチ、TAKA、デスペラードがまとめて登場。一斉に永田とタイガーへ襲い掛かった。
続いてライガーが入場し、永田たちを救出。そして、因縁のデスペラードを風車式バックブリーカーで叩きつける。そのままリング上で6選手が入り乱れる中、7人目の田中が花道を全力疾走してリングイン。
そこになんとヒロが現われ、大歓声を浴びながらライガーとタイガーへセントーン。その後、9人目の小松が全力疾走でリングへ飛び込み、ヒロに立ち向かう。
1人の失格者も出ない混戦状態の中、10人目のキャプテンが地獄突きで対戦相手を次々とダウンさせて行く。ところが、11番目に登場したトンガにいきなり場外へ落とされ、最初の失格者となってしまう。
その後、ライガーのショルダースルーでエプロンへ追いやられたデスペラードが、トップロープ越しにブレーンバスターを繰り出す。これをライガーが空中で切り返し、エプロンへ着地。その直後、タイガーがデスペラード、タイチがライガーを場外に転落させた。
12番目に登場したYOSHI−HASHIは、すぐにはリングへ入らず場外から戦況を見守る。そんな中、ライガーとデスペラードが花道で番外戦を展開。
13人目の中西は、トンガへのど輪ラリアットをお見舞い。すると、場内に「ワルキューレの騎行」のメロディーが流れ、なんと藤原が登場。場内が大歓声に包まれる。
その藤原は、タイガーに張り手を見舞い、一本足頭突き2連発で追撃。そして、TAKAとタイチにも一本足頭突きを食らわせ、永田とロックアップで組み合う。
そこに「ヤンキーステーション」の旋律が鳴り響き、なんとカブキが登場。花道でヌンチャク&毒霧のパフォーマンスを披露し、場内を沸かせる。そして、リングに入ったカブキは、TAKAとタイチに地獄突きを見舞い、TAKAには毒霧で追撃。ところが、タイガー服部に反則を取られ、あっ気なく失格になってしまう。そんな混乱の中、TAKAと藤原が相次いでピンフォールされて失格。
そこからヒロが小松へセントーンを投下。続いてダイビングセントーンを敢行するものの、小松にかわされて自爆し、一斉に押さえ込まれて失格してしまう。
その後、タイガーが小松を場外へ落とそうとするが、田中が妨害。そして、田中と小松がタイガーをトップロープ上へ乗せ、ダブルドロップキックで場外に落とした。
続いて田中と小松は中西へ合体ブレーンバスターを仕掛けるが、中西が反対に2人を投げ捨て、アルゼンチンバックブリーカーで田中を仕留める。そして、トンガもアルゼンチンバックブリーカーの体勢で担ぐが、小松がカット。そのままトンガが首固めで丸め込み、中西から3カウントを奪った。
ここで小松がトンガへフライングフォーアームを食らわせるが、トンガがベレノで退場に追い込む。さらにトンガは、YOSHI−HASHIを変型ヘラクレスカッターで叩きつけ、得意の串刺しジャンピングボディアタックを狙う。ところが、YOSHI−HASHIが身をかわすと同時にショルダースルーを繰り出し、トンガを場外へ落とした。
これで永田とYOSHI−HASHIの一騎打ちとなり、YOSHI−HASHIが、首固め、カウンターラリアット。すると、永田が脇固めから腕固めに捕らえ、そこから腕ひしぎ逆十字固めへ移行。
YOSHI−HASHIがロープへ逃れると、永田はショルダーアームブリーカーに行く。これをYOSHI−HASHIがスリーパーホールドに切り返すが、永田がさらにバックドロップホールドへ切り返し、3カウントを奪取した。
COMMENT
——今、闘いを終えてどんなお気持ちですか?
永田「そうですね。第0マッチなのにたくさんのお客様が着席して見ていただけたってのは、本当にありがたいことだなと、試合を終えてしみじみと感じてます」
——そうした中で、この第0試合からスタートしましたが、この1年をどんな1年にされますか?
永田「そうっすね。まぁ0からのスタートとはよく言ったもので、1からのスタートってのは過去何度もやってきましたけど、0からのスタートってのは、やっぱり今のボクには、本当に前向きにはとらえれば、そっからスタートするのがいいんじゃないかと、新日本プロレスのリングでね。まぁそうっすね、ここ3、4年、新日本以外のメジャーと言われる団体に行ってですね、勲章なりベルトなり獲って、暴れてところどころ活性化させて潤してきましたけども、やっぱり自分の現役生活のことを考えると、最後は新日本でガッチリと結果を出していきたいなという思いが、やっぱり今日の試合にあったと思いますね」
——ファンの方々も新日本プロレスのリングで輝く永田選手を見たいと思います。ファンの方々へメッセージをお願いします。
永田「ほんとにそのファンの方々の思いってものはね、今日第0試合ですけれど、これだけのファンの方が着席して、声援を送って見てくださったということでね、ほんと感じましたし、やっぱまだそういうボク自身応援してくれるファンが多数いるんだなっていうのを、ほんとに力にして今年1年頑張っていきたいと思います。新年の挨拶ですから、これらから真面目にいっていきたいと思いますんで、本日はどうもありがとうございました。これから皆さん楽しんでください、第1試合から始まる東京ドームを」
——あと一つというところでしたが、今闘いを終えてどんなお気持ちですか?
YOSHI-HASHI「今終わった感じは全然納得いってないからね。アイツと最後、永田裕志と残って、いきなりバックドロップ持ってかれて、ちょっと返せなかったけど、まだ全然足んないからね。アイツとシングルやりたいよね。明日でもいいよ。いつでもやってやるよ」
——今年、第0試合から始まりましたが、今年1年はどんな年にしますか?
YOSHI-HASHI「もう去年からね、いろいろ俺の物事変わってきてるから。去年同様、さらにいろいろ変えていきます」
——今年の抱負をお願いします。
YOSHI-HASHI「もちろん去年から言ってるように、IWGPタッグのベルト、NEVER、今年中に必ず巻いて、『G1 CLIMAX』俺が出てみせます。第3世代も俺ら次の世代がどんどん伸びてきてるからね。もうところてん方式で、アイツらどんどん排除してやるから。いいか、ネームバリューで残れると思うな。どんどん排除してやるからな、覚悟しとけよ」
——久しぶりに上がった新日本プロレスのリングはいかがでしょうか?
ヒロ斉藤「楽しかったですよね。でやっぱ若い人がいるでしょ? そういうのがガンガン来て楽しかったですね。こういうの新日本じゃないとできないんで、またやりたいですね」
——セントーン1つで大きな歓声が起きましたが?
ヒロ斉藤「いやぁ、普通は1回か2回しかやんないんですけど、今日なんか声援が多すぎて、自分でも何発やったか覚えてないですね。それだけ雰囲気が良かったから」
——今の新日本プロレスの勢いを感じましたか?
ヒロ斉藤「いやぁ、やっぱ凄いなぁと思いますね。これからもガンガン伸びるんじゃないですか。またこういう機会があったら、是非やってみたいですね」
——ドームで試合を行われていかがでしょうか?
ザ・グレート・カブキ「いやぁ、もう何十年ぶりで、ほんと懐かしかったです」
——リングの上に立ってみた感触はいかがでしたか?
ザ・グレート・カブキ「いいですね。へへへ(笑)。ホッとします」
——今日は平成維震軍の道着を着て登場しましたが、その辺りどういった気持ちだったのですか?
ザ・グレート・カブキ「やっぱり新日で試合やってる時は、平成維震軍でしたからね。やっぱりそういうのでなんか他の連中も上がったつもりで、そういう思いで着てました」
——今日リング上では、毒霧もでましたが?
ザ・グレート・カブキ「ふふふ(笑)。反則とられるとは思わなかったですよ。もっとやりたかったのに」
——ご本人としてはもう少しやりたかったですか?
ザ・グレート・カブキ「そうですね。もう少しやりたかった」
——今の新日本プロレスをどのように感じましたか?
ザ・グレート・カブキ「やっぱりね、若さですね。レスラーは若くなくちゃダメですね。なんかそういうのを感じましたね」
——その中でもカブキ選手が登場した時は大歓声が起きましたが?
ザ・グレート・カブキ「そうですか。全然耳に入らなかったですけどね」
——改めてファンの方にメッセージをお願いします。
ザ・グレート・カブキ「これからも新日本プロレスを宜しくお願いします」
——ドームで闘った率直なご感想をお願いします。
藤原「ドーム、ありがとうございました」
——藤原選手の名前がコールされると、会場のお客さんから大歓声で起こりましたが?
藤原「いやぁ、お客さんがこんなにいっぱいいてくれて、なんか凄く気持ちいいっすね。東京ドームでやんの、何年振りかな? とても気持ち良かったです」
——今の新日本プロレスのリングに上がったご感想をお願いします。
藤原「いやぁ、リングはどこいっても一緒ですけど、お客さんがいっぱい入ってるとね。リングよりもやっぱりお客さんですね」
——若い選手と肌を合わせて闘うのはいかがでしたか?
藤原「いや、あっという間に消されてしまいましたからね。まぁ感じるまでいかなかったですけど、もうちょっとね」
——藤原選手としてはもう少し闘いたかったですか?
藤原「もうちょっとね。あんまり長いとちょっとスタミナに自信がないので。まぁもうちょっといたかったなと思います」
——ファンの皆さんへメッセージをお願いします。
藤原「どうもご来場、誠にありがとうございました」