Road to TOKYO DOME
- 日時
- 2014年12月20日(土) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 2,015人(超満員札止め)
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第7試合 30分1本勝負
Road to TOKYO DOME スペシャル6人タッグマッチレフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
棚橋対オカダで試合開始。オカダがクリーンブレイクせずに不意打ちすると、棚橋はカウンターバックエルボー&フライングボディアタックの連続攻撃で報復。そこからコーナー最上段へのぼるが、オカダが距離を取って追撃を避けた。
真壁対石井の場面。ショルダータックル合戦のあと、石井がパワースラム。しかし、真壁もすぐに同じ技をお返し。
飯伏対中邑の場面。互いのキックが空を切ったあと、飯伏がローリングソバット。これに中邑がカウンターキチンシンクで反撃するが、次のジャンピングニードロップを飯伏がかわし、頭部へ前蹴りを見舞う。しかし、中邑が顔面パンチを食らわせ、今度こそニードロップを浴びせた。
これでオカダ組が飯伏を捕まえ、集中攻撃を開始。長時間のローンバトルを強いられた飯伏は、中邑のボマイェを回避して流れを変え、カウンタードロップキックで逆転に成功。
真壁対中邑となり、真壁が串刺しラリアット2連発、頭部へのパンチ連射。そこからノーザンライトスープレックスホールドを繰り出すも、石井がカットに入り、中邑がフェイント式ニールキックで逆襲。
棚橋対オカダの場面。棚橋がアームホイップ、太陽ブロー、ショルダースルー、ドラゴンスクリュー。さらに、リバースネックブリーカーから脱出して前方回転エビ固めに行くが、オカダがレッドインクに切り返す。これを棚橋が抵抗すると、オカダはDDT、低空ランニングエルボースマッシュを見舞う。
その後、オカダがフラップジャックからレッドインクで絞め上げ、ダイビングエルボードロップからレインメーカーを発射。これを棚橋が回避し、ダルマ式ジャーマンスープレックスホールドで3カウントを迫る。両者への大コールで場内が騒然とする中、オカダがカウンタードロップキックで棚橋を吹き飛ばした。
中邑対飯伏の場面。飯伏が打撃ラッシュ、ミドルキック、高速ドラゴンスープレックスホイップ、その場飛びカンクーントルネード、高角度パワーボムホイップと一気に畳み掛ける。
続いて飯伏は再びパワーボムを仕掛けるが、中邑がウラカン・ラナに切り返し、リバースパワースラムで追撃。次のボマイェは飯伏がかわすも、中邑はジャンピングカラテキックをお見舞い。そして、スライディングボマイェを放つも、飯伏がジャンプでかわし、そのままダブルフットスタンプを投下。
真壁対石井の場面。激しいエルボー合戦を真壁が競り勝ち、キングコングパワーボム。続いてデスバレーボムを狙うも、石井が脱出してジャーマンスープレックスホイップで逆襲。
だが、真壁がすぐに立ち上がり、ラリアットで報復。さらに、ジャーマンスープレックスホールドで押さえ込むも、オカダがカット。すると、石井が左右のエルボー連打で反撃に出るが、真壁は左右のハンマーブロー連打で対抗。そこからキングコングデスバレーボムで追い討ちをかける。
ここで真壁はコーナー最上段へのぼるが、オカダがドロップキックをお見舞い。すかさず石井がコーナーへのぼり、雪崩式ブレーンバスターで逆転。さらに、ラリアットからフォールに行くが、真壁が跳ね返す。
次に石井はブレーンバスターの体勢に入るが、真壁が抵抗し、両者はもつれて転倒。なおも石井はブレーンバスターを狙うが、真壁が脱出する。その後、両軍の選手が次々とリングへ飛び込む混戦となり、そこから真壁が石井へ袈裟斬りチョップ、ダブルスレッジハンマー、ラリアット。そして最後は、キングコングニードロップで石井を倒した。
COMMENT
——2014年最後の試合、フルタイムドローかと思いましたが、最後は真壁選手がガッチリ決め、真壁選手の執念を感じましたが?
真壁「そうだね。間違いなくここでイニシアチブ獲っとかねぇと。年明けて、リセットされたら困るんだよ。この精神的な部分で押していかねぇとダメだよ。だから今日イニシアチブ獲れたからよぉ、いいんじゃねぇか。このわずか1年2年で、もの凄く今までの下積みを爆発させてきたろ、アイツらよぉ。ものは経験だよな。だからよぉ、俺は挑戦者だ。挑戦者がこの俺様だってことは、相手にとって不足なんてありゃしねぇんだよ。オウ、出所は一緒だからよぉ、目にものみせてやるよ。俺はよぉ、石井だけじゃねぇ、新日本プロレスその他のレスラー、観客たちにも喧嘩売ってるからよぉ、お前ら見逃すんじゃねぇぞコノヤロー。テメェの力で締めたっていうのは気持ちいいわ。また来年よぉ、新年明けて東京ドーム1発目だろ。俺が待ちに待ったタイトルマッチだ。目にもの見せてやる、それだけだ」
——東京ドーム待ったなしとなり、コンディションの良さも伺えますが?
飯伏「ほんとですか? コンディションは全然問題大丈夫ですけど。やっぱりプレッシャーとかいろいろあるんで。でも毎回言ってるんですけど、中邑さんとだったら絶対良いモノができると思うんで。そして必ず勝ちます」
——プレッシャー以上に、自分自身の期待の方が大きいですか?
飯伏「大きいっすね。いやぁ、楽しみですね。頑張りますよ。ドームやりますよ」
——東京ドームを目前に控えていかがですか?
棚橋「そうっすね。今年2014年という年は、新日本がね、大きく動いて、なにもかもがね、変わった年だと考えてるけど、その中心に俺がいなかったから。そのね、今の新日本プロレスの熱気を、興奮をずっとメインイベントで中心で、2015年は振り切っていきますんで、ひとっ走り付き合ってほしいですね」
——『NJPW WORLD』が始まり、世界中で棚橋選手の試合を見ることができ、ベストインザワールドも棚橋選手につけてもらいたいというファンの気持ちもあると思いますが?
棚橋「ずっとね、諦めずに追いかけて、MVP、そして世界に向けて走ってきたから(言葉に詰まり、涙ぐむ)。ありがとう。ありがとうございました。感謝の言葉が見つからないんです」